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iPhone16シリーズは2024年9月に発売された新作のiPhoneモデルで、一世代前のiPhone15シリーズと比べて何が変わったのか気になる方も多いでしょう。プロセッサやディスプレイサイズ、カメラ性能など全体的なスペックで違いはありますが、ユーザー個人の用途や好みによってiPhone16シリーズとiPhone15シリーズの評価が異なります。各機種の違いや比較情報についてこちらのページで一通り解説しますので、どちらを買うべきか判断してみてはいかがでしょうか。
Back Market Japanの第1号社員・サプライチームリーダーとしてサイト内全ての商品を仕入れから販売、最適化まで管理。販売事業者との連携業務に従事しており、iPhoneなどのデバイスに関する専門知識はBack Market社内で最も精通している。業務経験と専門知識を活かし、正確で役立つ情報をご提供できるように努めている。 *監修記事一覧を確認
はじめに、iPhone16とiPhone15シリーズの違いについて概要・要点から解説します。iPhone16シリーズでしか使えない新機能もありますが、iPhone15シリーズと共通している性能があります。
iPhone16シリーズでは下位モデルの性能が向上したほか、上位モデルの超広角カメラやプロセッサ性能などが評価されており、主な比較ポイントは以下の通りです。
iPhone16とiPhone15の比較 | ||
プロセッサ | 下位モデル: A18 上位モデル: A18 Pro ※全機種で8GBのメモリ搭載 | 下位モデル: A16 Bionic 上位モデル:A17 Pro |
カメラ性能 | メインカメラ:4,800万画素 超広角カメラ:4,800万画素(上位モデルのみ) ※下位モデルでマクロ撮影・空間ビデオ撮影など対応 | メインカメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素 |
バッテリー性能(動画再生時間) | 無印モデル:最大22時間 Pro Maxモデル:最大33時間 | 無印モデル:最大20時間 Pro Maxモデル:最大29時間 |
カラーバリエーション | 下位モデル:5種類 上位モデル:4種類 | 下位モデル:5種類 上位モデル:4種類 |
ボタンに関する新機能 | 全機種にアクションボタン・カメラコントロールボタンを搭載 | 上位モデルのみアクションボタン搭載 |
Apple Intelligenceの対応機種 | 全機種 | 上位モデル(iPhone15 Pro・Pro Max) |
iPhone16シリーズの傾向では、下位モデルと上位モデルの性能差が小さくなりました。iPhone16・iPhone16 Plusモデルでもマクロ撮影や空間写真・ビデオ撮影が使えるほか、メモリも上位モデルと同じ8GBに増量しています。
一方で、iPhone16とiPhone15シリーズで共通している点もあります。価格のほか、ディスプレイ性能も似ている部分が多いです。関連記事より、iPhone16シリーズのストレージ容量について詳しく解説しています。
ディスプレイ性能(最大輝度・ダイナミックアイランドの搭載・上位モデルの最大120Hzリフレッシュレートなど)
iPhoneのストレージ容量の選択肢も同じ(参考:iPhone15のストレージ容量より)
生体認証も同じ顔認証(Face ID)を採用
リリース価格(iPhone16シリーズの発売以降、iPhone15/Plusモデルは値下げ)
iPhone16シリーズのリリース後、下位モデルを中心にiPhone15シリーズの値下げをされていますので、価格重視のユーザーは型落ち機種から選ぶといいでしょう。iPhone15シリーズでも最低限の性能があり、上位モデルはApple Intelligenceに対応している点が好評です。
iPhone16シリーズとiPhone15シリーズの比較について、全体的なスペック・性能を見ていきます。下位モデルと上位モデルでは、プロセッサやカメラ性能、ディスプレイサイズなどで違いがあります。
iPohne16とiPhone15シリーズ、それぞれの基本スペックは以下表の通りです。iPhone14シリーズ以降、下位モデルは無印とPlusモデルの2種類で統一されています。モデル名のリンクより、各機種のレビューページもご確認いただけます。
スペック比較 | ||||
Apple Store価格 | 124,800円〜 | 139,800円〜 | 124,800円〜(値下げ後:112,800円〜) | 139,800円〜(値下げ後:124,800円〜) |
サイズ | 147.6 x 71.6 x 7.80 mm | 160.9 x 77.8 x 7.80 mm | 147.6 x 71.6 x 7.80 mm | 160.9 x 77.8 x 7.80 mm |
重量 | 170g | 199g | 171g | 201g |
プロセッサ | A18 | A18 | A16 Bionic | A16 Bionic |
ストレージ | 128GB・256GB・512GB | 128GB・256GB・512GB | 128GB・256GB・512GB | 128GB・256GB・512GB |
ディスプレイサイズ・リフレッシュノート | 6.1インチ・最大60Hz | 6.7インチ・最大60Hz | 6.1インチ・最大60Hz | 6.7インチ・最大60Hz |
解像度 | 2556 x 1179 (460 ppi) | 2796 x 1290 (460 ppi) | 2556 x 1179 (460 ppi) | 2796 x 1290 (460 ppi) |
認証方法 | Face ID | Face ID | Face ID | Face ID |
アウトカメラ | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素
| 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素 |
インカメラ | 1,200万画素 | 1,200万画素 | 1,200万画素 | 1,200万画素 |
バッテリー性能 | 3561mAh(動画再生時間目安:22時間) | 4674mAh(動画再生時間目安:27時間) | 3349mAh(動画再生時間目安:20時間) | 4325mAh(動画再生時間目安:26時間) |
充電端子 | USB-Cコネクタ | USB-Cコネクタ | USB-Cコネクタ | USB-Cコネクタ |
カラー | ブラック・ホワイト・ピンク・ティール・ウルトラマリン
| ブラック・ホワイト・ピンク・ティール・ウルトラマリン | ブルー・ピンク・イエロー・グリーン・ブラック | ブルー・ピンク・イエロー・グリーン・ブラック |
iPhone16・iPhone15シリーズの上位モデルも共通で、ProとPro Maxモデルの2種類です。これまでのPro・Pro Maxモデルとの違いとして、iPhone16シリーズでは超広角カメラの画素数やディスプレイサイズが異なります。
スペック比較 | ||||
発売価格 | 159,800円〜 | 189,800円〜 | 159,800円〜 | 189,800円〜 |
サイズ | 149.6 x 71.5 x 8.25 mm | 163.0 x 77.6 x 8.25 mm | 146.6 x 70.6 x 8.25 mm | 159.9 x 76.7 x 8.25 mm |
重量 | 199g | 227g | 187g | 221g |
プロセッサ | A18 Pro | A18 Pro | A17 Pro | A17 Pro |
ストレージ | 128GB・256GB・512GB・1TB | 256GB・512GB・1TB | 128GB・256GB・512GB・1TB | 256GB・512GB・1TB |
ディスプレイ | 6.3インチ・最大120Hz | 6.9インチ・最大120Hz | 6.1インチ・最大120Hz | 6.7インチ・最大120Hz |
解像度 | 2622 x 1206 (460 ppi) | 2868 x 1320 (460 ppi) | 2556 x 1179 (460 ppi) | 2796 x 1290 (460 ppi) |
認証方法 | Face ID | Face ID | Face ID | Face ID |
アウトカメラ | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:4,800万画素 望遠カメラ:1,200万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:4,800万画素 望遠カメラ:1,200万画素
| 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素 望遠カメラ:1,200万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素 望遠カメラ:1,200万画素 |
インカメラ | 1,200万画素 | 1,200万画素 | 1,200万画素 | 1,200万画素 |
バッテリー性能 | 3582mAh(動画再生時間目安:27時間) | 4685mAh(動画再生時間目安:33時間) | 3274mAh(動画再生時間目安:23時間) | 4441mAh(動画再生時間目安:29時間) |
充電 | USB-Cコネクタ | USB-Cコネクタ | USB-Cコネクタ | USB-Cコネクタ |
カラー | ブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ナチュラルチタニウム・デザートチタニウム | ブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ナチュラルチタニウム・デザートチタニウム | ブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ブルーチタニウム・ナチュラルチタニウム | ブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ブルーチタニウム・ナチュラルチタニウム |
スペックの詳細や各シリーズの特徴について、以下で詳しく解説します。iPhone16・iPhoneシリーズのほか、人気の機種を知りたい方はランキングページもご参考ください。
新作のiPhoneモデルは機能のほか、価格設定が特に気になるポイントです。iPhone16シリーズでは価格の値下げも期待されましたが、据え置き価格となりました。
iPhone16・iPhone15シリーズのリリース価格は同じで、ストレージ容量のオプションも変更ありません。容量ごとのApple Storeリリース価格は以下表の通りです。
値段比較 | iPhone16・iPhone15の価格 | iPhone16 Plus・iPhone15 Plusの価格 | iPhone16 Pro・iPhone15 Proの価格 | iPhone16 Pro Max・iPhone15 Pro Maxの価格 |
128GB | 124,800円 | 139,800円 | 159,800円 | - |
256GB | 139,800円 | 154,800円 | 174,800円 | 189,800円 |
512GB | 169,800円 | 184,800円 | 204,800円 | 219,800円 |
1TB | - | - | 234,800円 | 249,800円 |
iPhoneが年々高くなっている理由には、円安や物価高の影響もあります。ドル価格ではそれほど変動していませんが、日本円だと最近のiPhoneシリーズは特に高く感じます。
新作モデルの登場によって過去機種が安くなる傾向もあり、iPhone16の予約開始日・発売日が公表されたタイミングでiPhone15とiPhone15 Plusの値下げもされました。
iPhone15の価格:112,800円〜(12,000円値下げ)
iPhone15 Plusの価格:124,800円〜(15,000円値下げ)
iPhone15 Pro・Pro Maxは販売終了
下位モデルは販売期間が長いため、後継機種の登場で価格が調整されます。一方で、iPhone15 Pro・Pro MaxはiPhone16シリーズが発表されたタイミングで販売終了しています。
iPhone16シリーズとiPhone15シリーズ、それぞれのリリース価格は同じですが型落ちモデルになったiPhone15シリーズはリファービッシュ品での価格が安くなっています。参考までに、2024年10月時点での最安値目安は以下の通りです。
iPhone15のリファービッシュ品:101,000円〜
iPhone15 Plusのリファービッシュ品:123,000円〜
iPhone15 Proのリファービッシュ品:138,000円〜
iPhone15 Pro Maxのリファービッシュ品:157,000円〜
在庫や製品の状態によって価格は変わりますが、中古品と同じような価格帯でご購入いただけます。加えて、中古品とは異なり品質で安定しているのがリファービッシュ品(整備済製品)で評価されています。
Back Makret(バックマーケット)のリファービッシュ品は、専門家による検品やクリーニングのほか、必要に応じた修理や部品交換を行った上で販売しています。気になる方はリファービッシュ品と中古品の違いもご参考ください。
iPhone16とiPhone15シリーズでは、外観やデザインの違いでよく比較されます。カラーバリエーションに関してはiPhoneシリーズの方が良いといったレビューも多いですが、iPhone16シリーズではアクションボタン・カメラコントロールボタンの搭載で注目されています。
iPhone16 ProとiPhone16 Pro Maxは、ディスプレイのほか端末サイズ・重量が大きくなっており比較すると以下の通りです。
スペック比較 | iPhone16 Proモデル | iPhone16 Pro Maxモデル | iPhone15 Proモデル | iPhone15 Pro Maxモデル |
画面サイズ | 6.3インチ | 6.9インチ | 6.1インチ | 6.7インチ |
端末サイズ | 149.6 x 71.5 x 8.25 mm | 163.0 x 77.6 x 8.25 mm | 146.6 x 70.6 x 8.25 mm | 159.9 x 76.7 x 8.25 mm |
重量 | 199g | 227g | 187g | 221g |
Proシリーズでは画面が大きくなったことで、オンラインゲームや動画視聴など様々な用途での満足度が上がります。ただ、軽いチタニウム素材を活かしてもiPhone15 Pro・Pro Maxより重くなり、使いやすさという点でネガティブなレビューもあります。それでも、iPhone16シリーズのデザインはスリムで、薄いベゼルとフラットスクリーンを維持しているため、それほど悪いデメリットでもありません。
一方で下位モデルの無印・Plusモデルは端末サイズのほか、重量はほぼ変わっていません。iPhone16・iPhne16 Plusの方が1〜2gほど軽くなっていますが、重さの違いを感じることはないでしょう。
iPhone15シリーズの色の種類は、ピンクやブルーなどのパステル色を含む幅広いカラーバリエーションを提供しており、特に下位モデルで好評を得ています。控えめな色彩を好むユーザーのほか、重厚感のあるカラーが良いならProシリーズのチタニウム色がおすすめです。
それに対してiPhone16シリーズのカラーラインナップは、下位モデルで大きく異なります。定番のホワイトが復活したほか、爽やかなミントグリーンが特徴的なティールも人気です。ただ、ピンクやウルトラマリンなどの彩度が上がり派手になったことで、個人の好みにより評価が分かれます。
上位モデルのiPhone16 Pro・Pro Maxでは、ブルーチタニウムに代わってデザートチタニウムの新色が登場しました。iPhone16シリーズの発表・リリース前の情報では、茶色に近いローズ色が不評でしたが実際にリリースされたデザートチタニウムは程よく輝くゴールドカラーとして再評価されています。
iPhone16シリーズで注目すべきアップグレードとして、すべてのモデルにアクションボタンとカメラコントロールボタンが搭載されたことが挙げられます。アクションボタンは従来のミュートスイッチに代わり、カメラ起動や懐中電灯の点灯などカスタマイズ可能なショートカットを提供します。
カメラコントロールボタンはカメラ機能への迅速なアクセス・操作が可能になるなど、よりカメラ撮影の利便性が上がることを目的に追加されました。上位モデルだけでなくiPhone16・Plusの下位モデルにも搭載されたのはプラス評価ですが、ボタンの位置が悪いことやスライドの操作性が悪いといったレビューもあります。
スマートフォンの性能ではディスプレイのスペックも重要で、ドラマなどの動画視聴やアプリゲームでは最大輝度やリフレッシュレートの高さが影響します。
iPhone16シリーズは、iPhone15シリーズと同じディスプレイの輝度を維持しています。どちらのモデルも最大1,000ニトの輝度を提供し、HDRコンテンツではピーク輝度が1,600ニト、屋外でのピーク輝度では2,000ニトに達します。下位モデルと上位モデルで輝度が変わらないため、無印やPlusモデルでも屋外での視認性が高く使いやすいです。
また、iPhone14 Pro・Pro Maxモデルから搭載されたダイナミックアイランドは、iPhone16・15シリーズ全機種で利用可能です。ダイナミックアイランド機能は、インタラクティブな通知表示やメディア再生など簡単な操作が画面上部(パンチホール部分)でできるようになっています。
常時表示ディスプレイと120HzのProMotionリフレッシュレートは、iPhone14シリーズ以降のPro・Pro Maxモデルにのみ搭載されています。常時表示ディスプレイはカレンダーや時計などの確認に便利で、高いリフレッシュレートはスクロールがよりスムーズになり、タッチ操作がより応答性を持つようになり、全体的なユーザー体験が向上します。
特にリフレッシュレートの違いは下位モデルと上位モデルで大きく異なるポイントで、iPhone16シリーズでも下位モデルのリフレッシュレートは60Hzに限られます。
iPhoneとAndroidスマホの比較でも解説していますが、エントリーモデルでも90〜120Hzの高いリフレッシュレートを搭載しているAndriod機種と比べて、下位モデルのiPhoneはディスプレイ性能が低い傾向にあります。
iPhone16シリーズでは、最新世代のCeramic Shield(セラミックシールド)ガラスによってディスプレイの耐久性が向上しています。このガラスはiPhone15シリーズよりも50%強化されており、傷や落下への耐性が向上しています。
耐久性テストではディスプレイがより頑丈になっているものの、大きな衝撃による損傷には依然として要注意であるため、落下などのリスクが気がかりなユーザーは保護ケースの使用も重要です。
iPhone16とiPhone15シリーズではプロセッサ・CPU性能に違いがあり、動画編集など高負荷・専門的な作業をするユーザーにとってiPhone16 Pro・Pro MaxのA18 Proチップは魅力的です。また、2025年以降から使えるApple Intelligenceもおすすめの機能ですが、型落ちモデルでもiPhone15 Pro・Pro Maxも対象機種に入っています。
iPhone15シリーズでは下位モデルにA16 Bionicチップ、上位モデルにはA17 Proチップが搭載されていましたが、iPhone16シリーズではより高性能なチップが使われています。
特にiPhone16・PlusモデルのA18チップは、二世代後のスペックになるため処理速度が大きく向上しています。また、iPhone16 Pro・Pro MaxのA18 Proチップはより高性能で、歴代のiPhoneモデルの中でも最もハイスペックだと言えます。
参考までに、海外サイト(nanoreview.net)で掲載されているベンチマークスコアで性能を比較をすると以下表の通りです。
iPhone16シリーズ | iPhone16 | iPhone16 Plus | iPhone16 Pro | iPhone16 Pro Max |
Geekbench 6(シングルコア) | 3192 | 3231 | 3337 | 3330 |
Geekbench 6(マルチコア) | 7788 | 7849 | 8261 | 8346 |
iPhone15シリーズ | iPhone15 | iPhone15 Plus | iPhone15 Pro | iPhone15 Pro Max |
Geekbench 6(シングルコア) | 2599 | 2621 | 2920 | 2935 |
Geekbench 6(マルチコア) | 6545 | 6626 | 7447 | 7328 |
ベンチマーク基準であれば、A17 Proチップ搭載のiPhone15 Pro・Pro Maxよりも下位モデルのiPhone16・Plusモデルの方が高性能です。iPhone16シリーズではコア数のほか、メモリ(RAM)も全て8GBで統一されていますので下位モデルの処理速度が改善されています。
プロセッサのアップグレードと関連して、iPhone16シリーズでは全機種を対象にApple Intelligenceが使えるのも大きなメリットです。日本国内での実装は2025年以降になりますが、以下の通り普段のメッセージ送信やビジネスシーンでの作業で先進的なAI機能が役立ちます。
テキスト制作: Apple Intelligenceはさまざまなアプリでテキストを書き換えたり校正したりするツールを提供し、ユーザーのトーン調整・文法や語彙を改善するのに役立ちます
メディア管理:画像や動画を自動的に整理、編集するほか自然言語検索により特定の画像や動画の瞬間を見つけることも可能です
文字起こしの機能:録音された音声の文字起こし・要約など会議・ミーティングのシーンで活用できます
これらの機能はiPhone16シリーズのほか、iOS 18バージョンに更新されたiPhone15 ProとiPhone15 Pro Maxにも対応しています。
👉iOSとは?iPhone搭載のiOSの性能やバージョン別の機能も解説!
そのため、高性能な望遠カメラとApple Intelligenceの搭載を満たしているiPhone15 Pro・Pro Maxモデルも、性能面で高く評価されています。リファービッシュ品でも安く販売しているので、価格を比較してみてはいかがでしょうか。
iPhone15のカメラ性能と比較して、iPhone16シリーズでは下位モデルと上位モデルの両方で改善が見られます。
iPhone16とiPhone16 Plusでは以下の通り、メインカメラや超広角カメラが改善されており暗所での撮影クオリティが向上したほか、これまで上位機種限定だったマクロ撮影・空間ビデオ撮影にも対応しました。
カメラ機能 | iPhone 16 & iPhone 16 Plus | iPhone 15 & iPhone 15 Plus |
メインカメラ | 4,800万画素のFusionカメラ(マクロ撮影・空間写真に対応) | 4,800万画素の広角カメラ |
超広角カメラ | 絞り値が改善された1,200万画素の超広角カメラ(低照度撮影が強化) | 1,200万画素の超広角カメラ |
ビデオ機能 | マクロビデオ撮影・空間ビデオ撮影に対応したほかオーディオミックス機能などを搭載 | 標準的なビデオ機能 |
カメラの外観(レンズ)部分も違いがあり、従来の斜め配置から縦並びでカメラレンズがあります。加えて、上記でも紹介したカメラコントロールボタンの搭載により、プロ仕様の写真や動画が撮影しやすくなりました。
対してiPhne16 ProとiPhone16 Pro Maxでは以下の通り、超広角カメラの画素数が向上した点や、Proモデルの光学ズーム性能が上がった点で評価されています。
機能 | iPhone 16 Pro & Pro Max | iPhone 15 Pro & Pro Max |
メインカメラ | 4,800万画素のFusionカメラ(48MPのマクロ撮影・空間写真に対応) | 4,800万画素の広角カメラ |
超広角カメラ | 4,800万画素の超広角カメラ | 1,200万画素の超広角カメラ |
ズーム機能 | 最大5倍光学ズームが可能なテトラプリズムズームレンズをProモデルでも搭載し、遠距離撮影がより鮮明に | Proモデルは最大3倍の光学ズーム |
そのほか、iPhone16シリーズの全機種共通でオーディオミックス機能やフォトグラフスタイル機能の強化も改善点となります。
iPhone16シリーズ全体のカメラ性能は良くなってはいますが、下位モデルの改善と比べて上位モデルはあまりアップグレードされていないといった口コミもあります。
光学ズームは着実に向上していますが、iPhone14 Pro・Pro Maxシリーズの3倍光学ズームもそこまで変わらないスペックで、カメラ機能に強いこだわりがない方にとって、数世代前の機種でも違いを感じないほどです。詳しくは、iPhone14シリーズのカメラ機能など関連記事もご参考ください。
iPhone16シリーズではバッテリー容量のほか電力効率が改善されたプロセッサの搭載により、バッテリー持続時間が延びています。特にiPhone16 Pro Maxでは、動画再生で最大33時間持続する魅力的なスペックとなります。
iPhone16シリーズのバッテリー性能について、動画再生時間目安でiPhone15シリーズと比較してみました。下位モデルも多少延びていますが、Pro・Pro Maxモデルの方がより容量が大きくなっていることが分かります。
バッテリー持続時間(動画再生) | iPhone16シリーズ | iPhone15シリーズ |
無印モデル | 最大22時間(+2時間) | 最大20時間 |
Plusモデル | 最大27時間(+1時間) | 最大26時間 |
Proモデル | 最大27時間(+4時間) | 最大23時間 |
Pro Maxモデル | 最大33時間(+4時間) | 最大29時間 |
バッテリー持続時間が長いと、iPhoneのバッテリー寿命もより長期的で何年も使えるようになります。機種自体が古い中古品のiPhoneでは、バッテリー消耗のほか容量自体が少ないため外出先での使用で不安があるといった注意点もあります。
充電性能に関連して、iPhne16シリーズではMagSafeの高速充電に対応しました。MagSafe自体はiPhone12シリーズから使えますが、充電速度が15Wと遅めでした。有線での充電速度も最大20Wですが、iPhone16シリーズのMagSafeでは最大25Wに上がっています。
正直なところ、最大25Wの充電速度もスマートフォン全体のスペックで言えば特段良い数値ではなく、Androidスマホでは50W以上の高速充電が可能な機種も多くあります。
iPhone16とiPhone15シリーズの違いについて一通り解説した上で、それぞれの機種でおすすめするユーザーの傾向や購入メリットを最後にまとめました。
iPhone16シリーズの機種はハイエンドモデルが欲しいユーザーに適しており、高性能なカメラ・プロセッサが評価ポイントです。
写真・動画撮影で高いクオリティを求めている
オンラインゲーム・動画視聴を長時間する
下位モデルでアクションボタン・カメラコントロールボタンを使いたい
新品価格だと高額ですが、下位モデルのアクションボタンやバッテリー持続時間の改善など、普段使いでの利便性も良くなっています。
一方で、性能だけでなく価格とのバランスも考慮するならiPhone15を購入した方がコストパフォーマンス面でおすすめです。
機能性より安く購入することを重視
iPhone16の彩度の高いカラーが苦手
プロセッサやカメラ性能はあまり気にしない
といった傾向があり、iPhone16シリーズのカラーデザインが気に入らないという方はiPhone15シリーズから購入を検討してみてはいかがでしょうか。
また、iPhone16シリーズなど最近のナンバリングモデルでは、顔認証が使いづらい点や片手で扱いやすいサイズを選べないといったデメリットもあります。
指紋認証(Touch ID)に対応していない
下位モデルのリフレッシュレートが低い(60Hz)
画面・端末サイズの拡大が進み、コンパクトな機種を選びない
リフレッシュレートを重視するなら、iPhone13シリーズの上位モデルが選べるほかコンパクトなminiモデルやSEシリーズもある程度の需要があります。iPhone15シリーズよりも性能は落ちますが、第3世代のiPhone SE(ホームボタン搭載)やiPhone13 miniは日常的な用途では充分なスペックだと言えます。
iPhone16やiPhone15シリーズの性能を確認した上で、「10万円以下の機種にしたい」とか「望遠カメラや空間ビデオ撮影など不要な機能が多い」と感じる方は、数世代前の機種をリファービッシュ品から探してみるといいでしょう。
iPhone14とiPhone15シリーズの比較でも解説していますが、全体的に高性能なiPhoneシリーズは数年前のモデルと大差ないといった傾向も見受けられます。型落ちモデルのiPhoneを購入するメリットは多く、新品よりも選択肢が広がるほか定価よりもお得に購入できます。
コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。