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2025年9月11日
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iPhone17シリーズは2025年9月リリースの最新機種で、ディスプレイやカメラ、プロセッサ性能などの改善や新機能などが気になる方も多いでしょう。また、iPhone17シリーズでは無印モデルとAirモデル、Pro・Pro Maxモデルの4種類あり、それぞれのスペックに違いがあります。iPhone17シリーズの比較やおすすめの機種について解説するほか、型落ちモデルと比較して何が変わっているかなども確認しておくといいでしょう。
はじめに、iPhone17シリーズについての比較概要からご紹介します。歴代のiPhoneシリーズでは毎年新型モデルがリリースされていますが、iPhone17シリーズも例年通りの時期に発売されます。
iPhone17シリーズの発表日やリリース日は以下の通りで、iPhone16シリーズの発売日と比べてもほぼ同時期となります。
iPhone16シリーズに関する発表日:2025年9月10日
予約開始日:2025年9月12日
発売・リリース日:2025年9月19日
毎年9月上旬ごろに新作モデルの発表があり、その翌週以降に予約開始・リリースがされる傾向があります。また、iPhone17シリーズの発表とあわせてApple Watch 11・Apple Watch Ultra 3・Apple Watch SE 3とAirPods Pro 3といった新作モデルも公開されました。
iPhone17シリーズの比較で、各モデルの概要や特徴を以下でまとめました。従来の下位機種(無印モデルとPlusモデル)では画面サイズ・バッテリー容量以外は似たようなスペックでしたが、新たに登場したAirモデルは端末の軽さやカメラ性能の違いなども見られます。
モデルの種類(レビュー関連ページ) | 概要と特徴 |
ベーシックなモデルで価格が最も安い・性能にこだわりがなく比較的小型な機種が欲しいユーザーにおすすめ | |
6.5インチの大画面モデルで165gの重量、5.64mmの厚さと持ち運びがしやすい機種・シングルカメラやバッテリー容量の小ささなどのデメリットもあり | |
より高性能なA19 Proチップを搭載・望遠カメラの画素数や光学ズームも改善 | |
Proモデルと同性能のカメラで、バッテリー持ちも歴代モデルの中で最も高評価・端末の大きさや重さから、片手での操作はしにくい |
ただ、以下でも解説していますが最新モデルのiPhoneであっても、過去機種と大きな違いはありません。2024年リリースのiPhone16シリーズでも充分なスペックなので、価格の高さが気になる方はリファービッシュ品(整備済製品)から選んでみるといいでしょう。
iPhone17シリーズの全体的なスペックについて、以下の一覧表でまとめました。各項目の詳細について個別で解説しますが、それぞれの種類について大枠的な違いを把握しておくといいでしょう。
※iPhone Airモデルについて、iPhone17シリーズの他モデルと同時にリリースされましたが「iPhone17 Air」といった表記をApple公式ではしていないため、本記事でもiPhone Airで記載します。
| iPhone17 | iPhone Air | iPhone17 Pro | iPhone17 Pro Max |
ディスプレイサイズ・リフレッシュノート | 6.3インチ・最大120Hz | 6.5インチ・最大120Hz | 6.3インチ・最大120Hz | 6.9インチ・最大120Hz |
解像度 | 2622 x 1206 (460 ppi) | 2736 x 1260 (460 ppi) | 2622 x 1206 (460 ppi) | 2868 x 1320 (460 ppi) |
最大輝度 | 3,000ニト(屋外) | 3,000ニト(屋外) | 3,000ニト(屋外) | 3,000ニト(屋外) |
本体サイズ | 高さ: 149.6 mm 幅: 71.5 mm 厚さ: 7.95 mm 重量: 177g | 高さ: 156.2 mm 幅: 74.7 mm 厚さ: 5.64 mm 重量: 165g | 高さ: 150.0 mm 幅: 71.9 mm 厚さ: 8.75 mm 重量: 206g | 高さ: 163.4 mm 幅: 78.0 mm 厚さ: 8.75 mm 重量: 233g |
メモリ(RAM) | 8 GB | 12 GB | 12 GB | 12 GB |
ストレージ容量 | 256GB・512GB | 256GB・512GB・1TB | 256GB・512GB・1TB | 256GB・512GB・1TB・2TB |
プロセッサ | A19 | A19 Pro | A19 Pro | A19 Pro |
カメラ | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:4,800万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:4,800万画素 望遠カメラ:4,800万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:4,800万画素 望遠カメラ:4,800万画素 |
光学ズーム性能 | 最大2倍 | 最大2倍 | 最大8倍 | 最大8倍 |
バッテリー性能 | 動画再生時間目安:30時間 | 動画再生時間目安:27時間 | 動画再生時間目安:33時間 | 動画再生時間目安:39時間 |
カラー | ホワイト・ブラック・ラベンダー・セージ・ミストブルー | クラウドホワイト・スペースブラック・スカイブルー・ライトゴールド | シルバー・ディープブルー・コズミックオレンジ | シルバー・ディープブルー・コズミックオレンジ |
対応SIM | eSIMのみ | eSIMのみ | eSIMのみ | eSIMのみ |
iPhone17シリーズでできることや、iPhone16シリーズと比較して改善されたポイントを詳しく見ていきます。iPhone17とiPhone16シリーズの違い・比較では、ディスプレイやカメラ、プロセッサー性能の向上なども注目される一方で、iPhone16シリーズでも充分なスペックがあるといった評価もされます。
従来のiPhoneシリーズでは下位モデルで無印モデルとPlusモデルのほか、iPhone14シリーズ以降では廃止となりましたがiPhone miniシリーズもありました。一方でiPhone17シリーズでは新たにAirモデルが登場しました。
以下でも解説していますが、iPhone AirはPlusモデルと同じような大画面モデルですが、より端末が軽くなり薄さも実現しています。リリース前はSlimモデルといった言い方もリーク情報でされていましたが、実際はMacBookシリーズと同じような呼称でAirモデルとなりました。
iPhone16シリーズと比較した上で、iPhone17シリーズの優れているポイントを比較しました。全体的に改善されている一方で、物理SIMに対応しなくなったことや128GBの容量が廃止になり最低価格が上がるデメリットもあります。
シリーズの比較 | iPhone17シリーズ | iPhone16シリーズ |
デザインの違い | 無印モデル以外の機種で背面にカメラバーを新たに搭載・上位機種はこれまでにないコズミックオレンジなど登場 | 従来の機種とあまり変わらない・上位機種はメタリックなカラー |
ディスプレイ性能の違い | 全機種で最大120Hzのリフレッシュレート Ceramic Shield 2対応で耐久性も改善 | 下位機種のリフレッシュレート:60Hz |
サイズの違い | 無印モデルの画面サイズ:6.3インチ Airモデルの画面サイズ:6.5インチ | 無印モデルの画面サイズ:6.1インチ Plusモデルの画面サイズ:6.7インチ |
カメラ性能の違い | 引き続きカメラコントロールボタンを搭載しており、インカメラ・上位機種の望遠カメラの画素数と光学ズームが改善 | 全機種にカメラコントロールボタンを搭載 |
プロセッサ性能の違い | A19・A19 Proチップを搭載・Airモデルと上位機種のメモリは12GB | A18・A18 Proチップを搭載 |
バッテリー性能の違い | Airモデル以外でバッテリー持続時間が延びる 急速充電の性能もアップ | iPhone15シリーズと比べて全体的にバッテリー時間が延びる |
SIMに関する違い | eSIMのみのデュアルSIM対応 | 物理SIM(SIMカード)とeSIMのデュアルSIM対応 |
通信性能などの違い | Wi-Fi 7・Bluetooth 6の規格 | Wi-Fi 7・Bluetooth 5.3の規格 |
ストレージ容量の違い | 全機種で最低容量が256GBに上がる・Pro Maxモデルでは最大2TBまで選択可能 | Pro Maxモデル以外の最低容量は128GB・Pro/Pro Maxモデルは最大1TB |
価格の違い | 無印モデル以外は5,000〜15,000円ほどの値上げ | iPhone15シリーズと比較して据え置き |
細かい仕様変更ですが、iPhone17シリーズではBluetooth 6の規格に変更されています。ワイヤレスイヤホンの接続など一般的な用途ではあまり影響しませんが、従来のBluetooth 5.3と比べて、通信の効率性や精度が改善されています。
iPhone17シリーズの評価では、過去最高レベルのプロセッサ性能や下位モデルのリフレッシュレート改善などが注目される一方で、大きなスペックの変更がないほか背面のカメラバーデザインが微妙といったレビューもあります。
AI機能のApple IntelligenceはiPhone16シリーズにも搭載されており、一世代前のプロセッサ(A18・A18 Pro)でも充分なスペックです。見違えるほどの進化に期待していたユーザーにとってiPhone17シリーズは物足りなく感じることから、あえて型落ちモデルになったiPhone16シリーズを安く購入するといった選択もあります。
iPhone17シリーズでは下位機種でも、無印モデルとAirモデルでカラーバリエーションの違いがあります。また、上位機種では従来のメタリックなカラー・外観から変更があります。
各モデルについてデザインの傾向が異なり、表で違いをまとめました。無印モデルはiPhone16とそれほど変わっておらず、カメラバーもないので外観は従来のiPhoneシリーズとほぼ同じです。
デザイン比較 | iPhone17 | iPhone Air | iPhone17 Pro・Pro Max |
フレーム | アルミフレーム | チタニウムフレーム | アルミフレーム |
背面ガラス・カメラバー | 前シリーズと変わらず(カラーインフューズドガラス) | 強化ガラス:Ceramic Shieldを採用 カメラバーを搭載 | 強化ガラス:Ceramic Shieldを採用 カメラバーを搭載 |
カラーの特徴 | iPhone15シリーズのカラバリに近い、薄く優しい色合い | 無印モデルと比べて、より明るいカラーのスカイブルー・ライトゴールドを選べる | 従来のPro・Pro Maxモデルよりもカラーの種類が少ない |
一方でiPhone AirモデルとiPhone17 Pro・Pro Maxモデルはカメラバーの存在感があり、背面ガラスにCeramic Shieldが採用されたことで耐久性も改善されています。
また、iPhone16シリーズでは上位機種にチタニウムフレームが使われていたものの、iPhone17シリーズでは軽量重視のAirモデルに採用されて、他機種はアルミフレームになっています。そのため、iPhone17 Pro・Pro Maxは前シリーズと同じ画面サイズですが、若干重量が増えています。
iPhone17シリーズで選べるカラーについて、無印モデルとAirモデル、上位機種でそれぞれ違いがあります。iPhone16シリーズのカラーバリエーションと比較して、既存のカラーと新色でそれぞれ分類しました。
iPhone17シリーズのカラバリ | 前シリーズにもあったカラー | 新色・変更されたカラー |
iPhone17モデル | ホワイト・ブラック | ラベンダー・セージ・ミストブルー |
iPhone Airモデル | クラウドホワイト・スペースブラック(iPhone16 Plusではホワイトとブラック) | スカイブルー・ライトゴールド |
iPhone17 Proモデル iPhone17 Pro Maxモデル | なし(全て新色) | シルバー・ディープブルー・コズミックオレンジ |
iPhone17モデルは新色のラベンダーやミストブルーが好評で、パステルカラーの質感や柔らかい印象を受けます。iPhone Airモデルは無印モデルよりカラバリが異なり、白・黒のベーシックなカラーでもシルバーに近いクラウドホワイトやより黒のイメージが強いスペースブラックで、アレンジされています。
iPhone17 Pro・Pro Maxのカラーは賛否あり、重厚感のあるディープブルーやシルバーは無難な選択となりますが、新色のコズミックオレンジや彩度が高く、良い意味でも悪い意味でも上位機種らしくない外観となります。
iPhone17シリーズの画面サイズや端末の大きさについて、各モデルでの違いがあります。過去モデルを含めた比較では、iPhoneシリーズのサイズ比較もご参考ください。
iPhone17シリーズの画面サイズは以下の通りで、iPhone16モデルと比較して無印モデルのiPhone17では画面サイズが6.1インチから6.3インチへ大きくなりました。AirモデルはiPhone16 Plusモデルと比べて、多少小さい6.5インチといったサイズ感です。
画面サイズ比較 | 画面サイズ | 解像度 | ピクセル密度 |
iPhone17 | 6.3インチ | 2622 x 1206 | 460 ppi |
iPhone Air | 6.5インチ | 2736 x 1260 | 460 ppi |
iPhone17 Pro | 6.3インチ | 2622 x 1206 | 460 ppi |
iPhone17 Pro Max | 6.9インチ | 2868 x 1320 | 460 ppi |
iPhone17シリーズの端末の大きさと重量は以下の通りで、iPhone Airモデルを除いた機種で若干重く、端末サイズも大きくなっています。
端末サイズ比較 | 寸法 | 重量 |
iPhone17 | 149.6mm x 71.5mm x 7.95mm | 177g |
iPhone Air | 156.2mm x 74.7mm x 5.64mm | 165g |
iPhone17 Pro | 150.0 x 71.9 x 8.75 mm | 206g |
iPhone17 Pro Max | 163.4 x 78.0 x 8.75 mm | 233g |
最近のiPhoneシリーズだけでなく、スマホ市場全体において大画面の機種が人気です。写真や動画の撮影、オンラインゲームの利用など多様化されていることから、ディスプレイの大きいモデルが好まれます。
ただ、大画面モデルは端末サイズが大きく重さもあることから、持ち運びに不便でズボンのポケットにも入れづらいというデメリットも生じます。そこで、iPhone17シリーズで新たに登場したAirモデルが注目されており、6.5インチの大画面モデルでありながら165gの軽さ、5.64mmの薄さを実現したのは今までにない進化だと言えます。
しかし、リーク情報時では145gほどの軽さが予測されていたところ、165gとそれほど軽くなくiPhone17(177g)とあまり変わらないからAirモデルの良さに乏しいといったレビューもあります。片手での操作がしやすいiPhone機種は過去モデルに多く、miniシリーズの中でも高性能なiPhone13 miniや、ホームボタン搭載のiPhoneモデルで人気のiPhone SE(第3世代)などもリファービッシュ品で需要があります。
iPhoneシリーズにおいて、Androidスマホと比べた弱点では下位モデルのリフレッシュレートの低さが指摘されていました。GalaxyシリーズやGoogle Pixelシリーズでは通常モデルや廉価版モデルでも、90Hzや120Hzのリフレッシュレート対応は一般的でしたが、iPhone16シリーズまでの下位モデルは60Hzのリフレッシュレートに留まっていました。
iPhone17シリーズのディスプレイでは、Pro・Pro Maxモデルだけでなく下位モデル(無印モデル・Airモデル)でもProMotionテクノロジーが搭載されたことで、最大120Hzのリフレッシュレートに対応しました。
リフレッシュレートの高さはスクロール操作や、アプリゲームにおける動きの滑らかさに大きく影響します。これまでゲーミングスマホのおすすめ機種では、iPhoneシリーズにおいて上位機種に限定されていましたが、iPhone17シリーズでは下位モデルも充分な満足度となります。
iPhone14 Pro・Pro Maxモデル以降の上位機種限定だった常時表示ディスプレイの機能も、iPhoneシリーズでは全機種に搭載されています。
常時表示ディスプレイは端末を操作していない時でも、時計やカレンダーなど任意のアプリを表示させることができます。iPhone17シリーズではバッテリー持続時間も大幅に延びていることから、バッテリーを消耗しやすい常時表示ディスプレイも使いやすいです。
iPhone17シリーズでは全機種を対象に、従来の屋外ピーク輝度(2,000ニト)が改善されて、最大で3,000ニトまで上がりました。2,000ニトの輝度でも充分見やすいですが、より画面の視認性が良くなっています。
他のAndroidスマホと比較すると、ハイエンド機種の中では平均的なスペックとなります。Google Pixel 10 Proモデルは最大3,300ニト、Galaxy S25 Ultraは最大2,600ニトなので、iPhone17シリーズも同等だと言えます。
iPhone17シリーズでは全ての機種に、Ceramic Shield 2のディスプレイを搭載しました。過去機種のCeramic Shieldと比較して、耐擦傷性能で3倍、耐亀裂性能も4倍まで向上しています。
背面ガラスの壊れにくさに加えて、iPhone Airモデルではより頑丈なチタン素材のフレームが使われていることで、薄型モデルでも充分な耐久性を得ています。
iPhone17シリーズのカメラではインカメラや望遠カメラの画素数が向上しており、全機種でデュアルキャプチャに対応するなど新たな撮影手法を活用できます。
従来のiPhoneシリーズでは下位モデル・上位モデルはそれぞれ同じカメラスペックであることも多かったですが、iPhone17シリーズでは無印モデルとAirモデルで異なる性能となります。
具体的には以下の通りで、iPhone Airはシングルカメラの仕様になり、iPhone17 Pro・Pro Maxはより高性能な望遠カメラが使われており、最大8倍の光学ズームに対応します。iPhone17 ProとPro Maxは、カメラ性能が同じになっています。
カメラ性能の比較 | iPhone17 | iPhone Air | iPhone17 Pro・Pro Max |
カメラの数 | デュアルカメラ | シングルカメラ | トリプルカメラ |
メインカメラの画素数 | 4,800万画素 | 4,800万画素 | 4,800万画素 |
超広角カメラの画素数 | 4,800万画素 | - | 4,800万画素 |
望遠カメラの画素数 | - | - | 4,800万画素 |
インカメラの画素数 | 1,800万画素 | 1,800万画素 | 1,800万画素 |
手ぶれ補正の性能 | センサーシフトの光学式手ぶれ補正(メインカメラ) | センサーシフト光学式手ぶれ補正 | 第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正(メインカメラ) 3Dセンサーシフト光学式手ぶれ補正(望遠カメラ) |
マクロ撮影・空間写真/動画撮影 | 対応 | 非対応 | 対応 |
望遠カメラの性能 | - | - | 照射距離:200mm |
デュアルキャプチャ | 対応 | 対応 | 対応 |
動画撮影の機能 | 最大4K・60fpsのビデオ撮影・シネマティックモード・アクションモードなど | 最大4K・60fpsのビデオ撮影・アクションモードなど
| Log撮影 空間ビデオ撮影 最大4K・60fpsのビデオ撮影・ProRes・シネマティックモード・アクションモードなど |
光学ズーム性能 | 最大2倍 | 最大2倍 | 最大8倍 |
デジタルズーム性能 | 最大10倍 | 最大10倍 | 最大40倍 |
iPhone17シリーズではインカメラの画素数が1,200万画素から1,800万画素に上がったほか、以下のような機能が追加されています。
写真・ビデオ通話のセンターフレーム
手ぶれ超補正ビデオ
デュアルキャプチャ
センターフレーム機能により、iPhone端末を縦に持った状態でも横向きのセルフィーで撮影できる良さがあるほか、デュアルキャプチャの新機能によって、フロントカメラと背面カメラで同時に動画を撮影することもできます。
iPhone16シリーズでは上位機種限定で4,800万画素の超広角カメラが使えましたが、iPhone17モデルでも超広角カメラで画素数が1,200万画素から4,800万画素に上がっています。
望遠カメラは引き続き非搭載ですが、カメラ性能は上位機種に近くなっている点で評価されます。また、無印モデルはiPhone16モデルよりも同ストレージ容量で安くなっており、デザイン的にもカメラバー非搭載のシンプルな外観が好まれていることから、シリーズ内でも人気が出るモデルです。
光学ズームも上位機種で改善されており、従来の5倍と比較して8倍まで向上しました。リーク時点ではPro Maxのみの対応といった情報もありましたが、実際はiPhone17 Proも同等の性能であることからProモデルを選ぶ価値が高くなっています。
ほかにもiPhone17 Pro・Pro Max限定の新しいカメラ機能では、スマートフォンで初のProRes RAWでの動画撮影、Apple Log 2対応による広い色域での動画撮影、Genlock(ゲンロック)対応による正確な映像同期など、クリエイター向けのツールを活用できます。
iPhone17シリーズは間違いなく歴代のiPhoneモデルの中でも最高レベルのカメラ性能で、ビジネスシーンで本格的な写真・動画を撮影したいユーザーや、SNS投稿でよく自撮り撮影をするインフルエンサーにとって魅力的です。
ただ、普段使いのカメラではオーバースペックに感じられるような性能で、iPhone17の超広角カメラの画素数が良くなったり、光学ズーム倍率が高くなっても特に違いが分からないといったユーザーも多いです。
正直なところ、iPhone16シリーズのカメラ性能など型落ちモデルのスペックでも充分に評価されるレベルで、カメラコントロールボタンの搭載など様々な改良がされています。詳しくは、カメラ性能別のiPhoneランキングもご参考ください。
プロセッサ性能も年々アップグレードされており、iPhone17シリーズでは最新のチップが搭載されています。ただ、一般的な用途では過去モデルのプロセッサでも充分なスペックであるため、あえて最新モデルを選ぶメリットはそこまでないでしょう。
iPhone17シリーズのプロセッサ構成は以下の通りで、無印モデルのみA19チップが使われており、AirモデルとPro・Pro MaxモデルはA19 Pro対応となります。また、無印モデル以外はメモリも8GBから12GBへ改善されています。
プロセッサ構成の比較 | iPhone17 | iPhone Air | iPhone17 Pro | iPhone17 Pro Max |
搭載チップ | A19 | A19 Pro | A19 Pro | A19 Pro |
メモリ(RAM) | 6GB | 12GB | 12GB | 12GB |
コア数 | 6コアCPU・5コアGPU | 6コアCPU・5コアGPU | 6コアCPU・6コアGPU | 6コアCPU・6コアGPU |
iPhone17シリーズのベンチマークスコアについて、海外サイト(nanoreview.net)のデータを参考に以下でまとめました。iPhone17シリーズの発売前の情報であるためそこまで正確でないかもしれませんが、AnTuTu Benchmarkで200万点以上のスコアと非常に高く、無印モデルやAirモデルでも高いスペックとなります。
iPhone17シリーズ | iPhone17 | iPhone Air | iPhone17 Pro | iPhone17 Pro Max |
Geekbench 6(シングルコア) | 3720 | 3756 | 3720 | 3780 |
Geekbench 6(マルチコア) | 10589 | 10670 | 10805 | 10772 |
AnTuTu Benchmark 10 | 2116678 | 2118157 | 2146722 | 2112459 |
また、上位機種のiPhone17 Pro・Pro Maxモデルでは独自開発されたベイパーチャンバーが新たに搭載されたことで、熱管理がより効率的になり長時間のアプリゲームや動画撮影でも発熱しづらくなりました。強化アルミニウムも使われていることで、冷却システムの性能が上がっています。
これまでのiPhone端末では数十分ほどゲームや動画撮影・編集をしていると極端に熱くなり、カメラが強制終了するため高画質でも動画撮影を長時間できないといった課題もありましたが、iPhone17 ProとiPhone17 Pro Maxでは放熱性能が良くなっています。
新型iPhoneのスペックではバッテリー性能も気になるところですが、iPhone Airモデルを除きバッテリー持続時間は延びています。また、急速充電の性能でも改善が見られます。
iPhone17シリーズのバッテリー持続時間について、以下の通りです。無印モデルでも動画再生で最大30時間持続するほか、Pro・Pro Maxモデルではより長時間使えます。
バッテリー持続時間の比較 | 動画再生 | 動画ストリーミング |
iPhone17 | 最大30時間 | 最大27時間 |
iPhone Air | 最大27時間(MagSafeバッテリー搭載時:最大40時間) | 最大22時間(MagSafeバッテリー搭載時:最大35時間) |
iPhone17 Pro | 最大33時間 | 最大20時間 |
iPhone17 Pro Max | 最大39時間 | 最大35時間 |
iPhone Airでは薄型モデルであるため、バッテリー容量の少なさがデメリットとなります。そのため、iPhone Air専用のMagSafeバッテリーが今回登場しました。
上記でも比較していますが、MagSafeバッテリーを使用している状態であれば動画再生で最大40時間と大幅に延びています。外出時で長時間iPhoneを利用する場合において安心ですが、実際にMagSafeバッテリーを使ってみようとすると、外観での違和感があるほか薄さ・軽量を売りにしているのにあえて重いMagSafeバッテリーを使うのは合理的なのか?といった疑問もあります。
必要な時だけバッテリーを装着して充電できる良さもありますが、MagSafeバッテリーでは利便性においてあまり期待はできないかもしれません。
iPhone17シリーズではAirモデルを除き、無印モデルとPro・Pro Maxモデルを対象に高速充電の性能が良くなっています。40Wアダプタでの高速充電では20分で最大50%の充電が可能です。
iPhone Airの場合には性能が下がり、iPhone16シリーズと同じく30分で最大50%の充電を可能としています。また、MaSafeの充電もAirモデルは最大20Wで、他モデルは最大25Wといった違いもあります。
iPhone17シリーズでは価格が発表時から話題となりましたが、ストレージの最小容量が上がったこともあり、従来のシリーズと比べても高くなっています。
iPhone17シリーズのApple Store販売価格について、以下表で比較しました。iPhone17シリーズのストレージ容量も過去モデルから変更があり、これまで選択できた128GBが廃止となり、全機種で256GBが最小容量となっています。
値段比較 | iPhone17 | iPhone17 Plus | iPhone17 Pro | iPhone17 Pro Max |
256GB | 129,800円 | 159,800円 | 179,800円 | 194,800円 |
512GB | 164,800円 | 194,800円 | 214,800円 | 229,800円 |
1TB | - | 229,800円 | 249,800円 | 264,800円 |
2TB | - | - | - | 329,800円 |
また、iPhone17 Pro Maxモデルでは2TBのストレージが新たに登場しました。長時間の4K動画撮影でも端末内で余裕を持って保存できますが、端末価格は30万円以上と高額です。
iPhone17シリーズの価格について、正直なところ予算オーバーに感じる場合には型落ちモデルからの購入がおすすめです。Back Market(バックマーケット)で販売しているリファービッシュ品は過去モデルを中心にお得な価格で販売しており、参考までにiPhone16シリーズのリファービッシュ品について2025年9月11日時点の最安値情報をまとめました。
リファービッシュ品の価格比較 | ||||
128GB | ¥113,800 | ¥96,980 | ¥132,270 | - |
256GB | ¥125,000 | ¥121,696 | ¥147,158 | ¥168,800 |
512GB | ¥156,800 | ¥150,110 | ¥175,436 | ¥215,400 |
1TB | - | - | ¥189,000 | ¥239,980 |
ほかにも、iPhone15シリーズやiPhone14シリーズなどの機種もリファービッシュ品で人気を集めており、性能より価格を重視したモデルを選びたい方におすすめです。価格や在庫状況について、iPhoneのリファービッシュ品ラインナップよりご確認ください。
iPhone17シリーズの比較や各種類の違いを一通り確認した上で、おすすめの機種を選ぶポイントを確認しておくといいでしょう。無難な選択なら無印モデルがおすすめで、他の機種はデザインや価格などのデメリットが気になります。
iPhone17モデルはスタンダードな下位機種ですが、従来の無印モデルと比べて改善されたポイントが多く、4,800万画素の超広角カメラや最大30時間持続するバッテリー、充分な処理性能であるA19チップなど全体的に高評価です。
また、背面のカメラバーは搭載されておらず、従来のシンプルなiPhoneのデザインが好みなユーザーにおすすめです。価格もiPhone16モデルから最低価格で5,000円値上がりしていますが、同じストレージ容量で比較すると安くなっていますのでコスパ面でも良いです。
iPhone Airは5.64mmの薄型モデルで、無印モデルよりも多少軽い165gの重量が特徴的です。バッテリー容量は少なくなっていますが、A19 Proチップによるバッテリー効率の改善で、数値上のバッテリー持続時間はiPhone16 Plusと同等です。
端末の薄さと厚みのあるカメラバーのバランスが悪いなど、ネガティブな口コミもありますが15万円以上の端末価格に対してデザイン的に購入価値があると感じるユーザーは検討してみるといいでしょう。
iPhone17 Proは最大8倍の光学ズームに、冷却機能が改善されたことで長時間の高画質動画を撮影しやすい良さがあります。
iPhone16 Proモデルと比較してバッテリー持ちも改善されたことから、写真や動画撮影を外出先で良くするユーザーや、最新性能のプロセッサでゲームを本格的に楽しみたいユーザーにおすすめです。ただ、iPhone16 Proで選択できた128GBのストレージが廃止になったため、最低価格は2万円ほど上がっています。
iPhone17 Pro MaxはProモデルと同等のプロセッサ・カメラ性能ですが、6.9インチの大画面とより長時間持つバッテリー性能が魅力的です。ハイエンドモデルの中でもiPhone17 Pro Maxはスペックが高く、プライベートからビジネスシーンまで幅広く活用できます。
一方でiPhone17 Pro Maxは高価格やコスパの悪さがデメリットになり、iPhone16 Pro Maxモデルより値上がりしていることから、本当に必要なスペックであるかどうか見極めることが重要です。
iPhone17シリーズは全体的なスペックこそ改善はされているものの、あえて最新モデルを選ぶ理由やメリットをそこまで感じない方も多いです。
最新のチップ搭載などプロセッサ性能の違いを気にしない
普段からカメラをあまり使用しない
背面のカメラバーやカラーデザインがあまり好みでない
などの懸念がある場合には、iPhone17シリーズにこだわらず過去機種から選ぶのも手です。リファービッシュ品では型落ちモデルのiPhoneも人気で、数世代前の機種でも高性能でかつ安く購入できる良さがあります。
上記でもiPhone16シリーズの比較について解説しましたが、iPhone16シリーズでは以下のような点で評価されています。iPhone17シリーズは物理SIMが非対応となりましたが、iPhone16シリーズなどの過去機種であればSIMカードを入れられます。
高性能なプロセッサ:A18・A18 Proのチップも充分な処理性能
バッテリー持続時間の長さ:iPhone15シリーズと比べて改善
カメラ性能の高さ:全機種にカメラコントロールボタンを搭載
全機種にApple Intelligenceを搭載
物理SIMも使える(eSIMとのデュアルSIMで使える)
iPhone17シリーズと比較して下位モデルのリフレッシュレートの低さや、上位モデルの望遠カメラ性能で違いはあるものの、ハイエンド機種としてのスペックは備わっています。また、iPhone17シリーズのリリースによりリファービッシュ品の値下げも期待できますので、コスパ面でもおすすめです。
2023年モデルのiPhone15シリーズは、以下の点でiPhone17シリーズと同等のスペックが確認されます。
USB-Cコネクタ対応のiPhoneモデル:上位機種はUSB 3対応で転送速度が向上
メインカメラの画素数:全機種で4,800万画素
上位機種はApple Intelligenceに対応
iPhone15シリーズからUSB Type-Cに対応しており、汎用性の高いコネクタによってiPadやMacBookなど他のApple製品と同じ充電ケーブルを使えるメリットがあります。iPhone15シリーズにはカメラコントロールボタンが搭載されていないものの、全機種で4,800万画素のメインカメラを搭載しており、日常的な写真・動画撮影なら満足できる性能です。
iPhone16とiPhone15シリーズの違いでも解説していますが、一般的な用途・ライトユーザーであればiPhone15のスペックでも問題なく使えます。
iPhoneの機種変更でより予算を下げたいユーザーや、2〜3年程度でまた買い替えをするからスペックは高くなくても問題ない場合、リファービッシュ品価格の安いiPhone14シリーズも魅力的です。
iPhone15とiPhone14シリーズの比較では、Lightningコネクタであることや下位モデルのメインカメラが1,200万画素、Apple Intelligence非対応などのデメリットもありますが、バッテリー性能はiPhone15シリーズと同等で無印モデルでは動画再生で最大20時間持続します。
iPhone14モデルはリファービッシュ品価格で定価から大きく値下げしており、最安値目安で¥59,656〜となっています。価格重視でiPhoneを選ぶなら、iPhone14シリーズがおすすめです。
バックマーケットではリファービッシュ品(整備済製品)を販売していますが、リファービッシュ品についてあまり聞き慣れない方もいるかと思います。ただ、リファービッシュ品は新品と比べて安いだけでなく、安定した品質からコスパ面での良さもありますので、お得にiPhoneを買い替えしたい場合におすすめです。
リファービッシュ品と中古品の違いについて分からない方も多く混同されがちですが、同じ再生品でもリファービッシュ品は検品やクリーニングだけでなく、状態に応じて修理や部品交換も行うため、新品と同等の動作が確認された上で販売されています。
中古のiPhoneは端末の故障やバッテリーの消耗が進んだ状態で販売されていることも多く、詳しくは中古iPhoneをおすすめしない理由でも解説していますが、中古品は品質が安定していません。特に個人で販売しているフリマサイトでは品質保証がなく、返品や交換ができないデメリットも懸念されます。
バックマーケットのリファービッシュ品は全ての製品に対して、1年間の動作保証と30日間の返金保証が付いています。また、バッテリー持ちが気になる方向けで新品バッテリーオプションも人気で、新品よりも安く購入できるにも関わらずデバイスのクオリティが新品と変わらないのがリファービッシュ品の良さです。
再生品について使用感が気になるという場合には、Aグレードやプレミアムグレードのデバイスを選ぶといいでしょう。バックマーケットのリファービッシュ品iPhoneでは、純正品パーツのみの使用や90%以上のバッテリー容量など、より条件の良いデバイスについてプレミアムグレードから選択ができます。
iPhone17シリーズも最新機種として注目されますが、数世代前のiPhoneも充分なスペックであることからコスパ重視でリファービッシュ品から購入するとお得です。iPhoneの人気機種ランキングから、過去機種を比較してみるといいでしょう。
バックマーケットではリファービッシュ品の販売だけでなく、iPhoneの買取サービスも実施しています。スマホやパソコンなどの買取サービス業者は多数ありますが、Back Market買取サービスは以下のようなメリットがあります。
Web上からすぐに査定価格の見積もりが可能
故障品でも買取可能・付属品が不足していても減額対象にならない
宅配買取に対応しており、お客様のスケジュールにあわせて依頼できる
はじめてスマホやタブレットなどを売却する方でも、バックマーケットの買取サービスなら安心です。iPhone機種では古いモデルも買取対象になっており、詳しくは以下のページより機種別の買取最高値も掲載しています。
買取可能なiPhoneモデル | 機種別の買取価格紹介ページ |
iPhone 7シリーズ | |
iPhone 8シリーズ | |
iPhone X | |
iPhone XSシリーズ | |
iPhone XR | |
iPhone11シリーズ | |
iPhone SEシリーズ | |
iPhone12シリーズ | |
iPhone13シリーズ | |
iPhone14シリーズ | |
iPhone15シリーズ | |
iPhone16シリーズ |
コンテンツクリエーターとして7年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。