iPhone14 ProとiPhone14 Pro Maxのカメラ性能を比較
iPhone14 Pro・Pro Maxではメインカメラの画素数が改善されて、4,800万画素での撮影が可能となりました。加えてセンサーサイズもiPhone13シリーズと比べて65%ほど大きくなっており、より明るく鮮明な撮影ができます。
48MP ProRAWのカメラバージョンは、全体的により滑らかなテクスチャーでより高い解像度、より忠実な色彩を提供し、よりキレイな写真を撮れます。また、iPhone14 ProとiPhone14 Pro Maxではカメラ性能に関するスペックの差はなく、解像度のほかズーム性能も同じです。
ここでは主なカメラ機能について説明しますが、さらなる詳細については、iPhone14のカメラのスペックに関するレビューをぜひご覧ください。
iPhone14 Pro・Pro Maxのセルフィー・自撮りカメラ
iPhone14 ProとiPhone14 Pro Maxのセルフィーカメラは、どちらも12MP(1,200万画素)のTrueDepthカメラを搭載しており、f/1.9の明るい絞り値とオートフォーカス機能を備えています。
自撮りカメラ向けのオートフォーカス機能が追加されたことで、従来のモデルよりも柔軟な撮影が可能となり、鮮明で色鮮やかなセルフィーが撮影できます。ポートレートモードを使用すると背景が美しくぼかされ、被写体が際立ちます。
iPhone14 Pro・Pro Maxの新しいフォトニックエンジン
暗い場所や薄暗い時間帯でも、iPhone14 Pro・Pro Maxであればフォトニックエンジン機能により画像や動画が完璧な仕上がりになります。
フォトニックエンジン機能は画像フレームを圧縮する前に、AppleのTrueDepthディープインフュージョン技術を使用して、低照度ズーム画像を強化します。
iPhone14 Pro・Pro Maxの光学ズーム
カメラは3倍の光学ズームインと2倍の光学ズームアウトが搭載されており、幅広いシーンでの撮影に対応できます。また、デジタルズームでは最大15倍まで可能です。
iPhone14 Proシリーズのセンサーは、iPhone13 Proと比べて2倍の感度を誇ります。望遠レンズはiPhone13シリーズと同等で3倍のままですが、iPhone14 Pro・Pro Maxではメインセンサーに光学2倍ズームが追加され、ウルトラワイドの0.5倍、メインレンズの1倍、2倍の4つのズームオプションが可能になりました。
ズーム性能に関しては、後継機種であるiPhone15 Proモデルと同等であるため型落ちモデルでも充分なカメラスペックがあります。ただ、光学ズームのスペックを重視するiPhoneユーザーは、5倍の光学ズームが使えるiPhone15 Pro Maxモデルも比較するといいでしょう。
iPhone14 Pro・Pro Maxのセンサー
iPhone13 Pro Maxシリーズからのアップグレードを検討しているユーザーにとっては、カメラ出力に大きな変化は感じられないかもしれません。しかし、12MPカメラを搭載したこれまでのiPhoneとは異なり、iPhone14 Proシリーズには開放F値1.78の48MPメインカメラセンサーが搭載されているのが大きなメリットです。
メインカメラセンサーである48MPセンサーは、特に暗闇で行う写真撮影において大きな改善となります。新しいソフトウェア機能であるフォトニックエンジンは、薄暗い環境での画像の質感とディテールを向上させるのに役立ちます。
開口部が大きくなった結果、視野角が24mmとなったiPhone14 Proシリーズは色解像度、シャープネス、ダイナミクスが向上しています。12MPのフロントカメラもオートフォーカスで、ほとんど瞬時に認識できる特徴を生み出し、最高レベルの自撮りカメラとして評価されるでしょう。
iPhone14 Pro・Pro Maxの動画・ビデオに関する品質
iPhone14 ProとPro Maxは、4K解像度で最大60fpsのビデオ撮影が可能です。また、新しいアクションモードが追加され、ビデオ撮影時の手ブレ補正が大幅に向上しました。
アクションモードでは、動きの多いシーンでも滑らかで安定した映像を撮影できます。さらに、シネマティックモードも改良され、4K HDRでの撮影が可能になっています。
上記でもご説明しました通り、iPhone14 ProとiPhone14 Pro Maxのカメラ性能自体は同じですが、前シリーズと比較してメインカメラの画素数や動画撮影のスペックが向上しています。動画撮影や編集をメインで活用するユーザーは、大画面であるiPhone14 Pro Maxの方が満足度が高く、片手での撮影をスムーズに行いたい場合にはiPhone14 Proの方が適しているでしょう。