iPhone XとiPhone XRのスペックを比較

iPhone XとiPhone XRのスペックを比較!買うべきモデルは?

最近のiPhoneモデルは高機能ですが、価格が高いこともありiPhone XやiPhone XRなどの型落ちモデルを検討・比較する人もいるでしょう。iPhone XRの方が後継機種ですが、全てのスペックで上位互換という訳ではなく、iPhone Xにもディスプレイやカメラで優れている点があります。リファービッシュ品でお得にiPhoneを購入したい方はぜひ、iPhone XとiPhone XRの違いや比較を参考にしてみてはいかがでしょうか。

iPhone XとiPhone XRの比較・スペック概要

iPhone XとiPhone XRは検討すべき点や似ているポイントが多く、よく比較されるモデルです。まずはそれぞれの概要や違いを確認しておきましょう。

iPhone XとiPhone XRの違いに関する概要

はじめに、iPhone XとiPhone XRの違いや比較について重要なポイントを以下でまとめました。

  • ディスプレイはiPhone Xの方が5.8インチと小さいものの、より鮮やかに映る有機ELを採用

  • プロセッサ・処理速度はiPhone XRの方が優れている

  • カメラ性能もiPhone XRで機能改善されているものの、シングルカメラと物足りない

  • バッテリー持続時間はiPhone XRの方が長い(動画再生で最大16時間)

  • iPhone XRはデュアルSIM対応(eSIMが使える)

2017年モデルのiPhone Xと2018年モデルiPhone XRでは後継機種のXRの方が、全体的なスペックでは改善されていますが、ディスプレイとカメラに関してはiPhone Xの方が高評価です。

iPhone XとiPhone XRのスペック一覧

iPhone XとiPhone XRについて、各スペックの一覧を表に掲載しました。詳しくは後ほど個別で性能を比較しますが、iPhone Xは最近のiPhoneサイズ(6.1インチ)より一回り小さくなっています。

スペック

iPhone X

iPhone XR

リリース日

2017年11月3日

2018年10月26日

ディスプレイ

5.8インチ Super Retina HD ディスプレイ(2436×1125 458ppi)

6.1インチ Liquid Retina HDディスプレイ(1792×828、326ppi)

カラー

スペースグレイ・シルバー

ブラック・ホワイト・コーラル・ブルー・レッド・イエロー

ストレージ

64GB・256GB

64GB・128GB

プロセッサ

A11 Bionicチップ

A12 Bionicチップ

カメラ

広角カメラ:1,200万画素 f/1.8 望遠カメラ:1,200万画素 f/2.4

広角カメラ:1,200万画素 f/1.8

防水性能

IP67

IP67

充電規格

Lightningコネクタ

Lightningコネクタ

SIM対応

nanoSIM(シングル)

nanoSIM・eSIM(デュアル)

重量

174g

194g

iPhone X・iPhone XRとiPhone XSシリーズは何が違う?

iPhone XとiPhone XRの比較と関連して、iPhone XRと同時期にリリースされたiPhone XS・XS Maxも参考までに触れておきます。2018年9月にリリースされたiPhone XSシリーズは、iPhone XSiPhone XS Maxの2種類があります。

  • プロセッサはiPhone XRと同等(A12チップ)

  • カメラは広角カメラと望遠カメラのデュアルカメラシステム

  • 耐水性能はiPhone X・iPhone XRより高いIP68等級

  • ディスプレイは有機ELを採用

5.8インチのiPhone Xと6.5インチのiPhone XS Maxは、同世代の中ではバランスの取れた性能として評価されます。iPhone XRはシングルカメラなので、写真や動画撮影をよくするユーザーや、より鮮やかに映る有機ELディスプレイを使いたい方はiPhone XS・XS Maxが適しています。

ただ、以下でも解説していますが2018年リリースのモデルは割と古く、2024年以降でiOSのアップデートサポート対象外になる可能性が高いなど、iPhone XSの寿命・使える期間はそれほど長くありません。

iPhone XとiPhone XRの寿命を比較

2017年・2018年モデルということもあり、機種としての寿命が気になる方も多いでしょう。結論から言うと、iPhone XとiPhone XRはどちらも長期的に使えるスペックの機種ではなく、機能面やセキュリティに関する注意点も知っておくといいですね。

👉iPhoneの寿命・使える期間を解説!

iOSのアップデート・修理サポートの期間から寿命は短め

iPhone Xの使える期間・寿命は2023年にiOSのアップデートサポートの対象外になり、修理サポートも2024年で終わる可能性が高いため、今後長く使えることが難しいとされています。後継機種のiPhone XRの寿命も同様に、2024年でのiOSアップデート終了が予測されている状況です。

最新のiOSが使えない状況になると新しいアプリが使えなかったり、セキュリティに関する脆弱性も見られます。普段から最新のアプリを活用したり、スマホでの決済や個人情報に関する取り扱いをするユーザーにとって、iOSのアップデートができないと不安に感じるかもしれません。

今のスマホ機能の需要に合うスペックでもない

古い機種では最近のスマホで使うような機能・ツールにも対応しておらず、5Gによる高速通信や超広角カメラでの写真・動画撮影もiPhone X・iPhone XRでは不可となっています。

  • 5G通信に非対応

  • 超広角カメラ非搭載

  • プロセッサのバージョンも古く高画質なオンラインゲームで不向き

目安として、iPhone12シリーズ以降の機種が最低限の機能を備えており、2024年以降もある程度長く使えるモデルとしてリファービッシュ品で人気を集めています。価格の安さだけでなく、ある程度のスペックが欲しい場合には古すぎない機種を選ぶといいでしょう。詳しくは以下の関連記事より、買うべきモデルがどれか判断できます。

スペックのこだわりがない・サブスマホとしての運用ならおすすめ

寿命やスペックでデメリットがあるiPhone X・iPhone XRですが、サブスマホ程度の利用であれば現在も利用価値があります。リファービッシュ品での価格が安く、2台目のスマホを気軽に購入したり、お子さん向けの端末としてもおすすめです。

幅広い活用をiPhoneに求めているユーザーにとって物足りないスペックだと感じるものの、安く買えて機能は低くても問題なければ、iPhone XやiPhone XRはお得に感じるでしょう。

どちらも2万円台で購入できる安価さがメリットで、ぜひBack Market(バックマーケット)のリファービッシュ品をご活用ください。リファービッシュ品は中古品と異なり、検品や必要に応じた修理・部品交換を行った上で出荷されるので、新品と同等の動作環境でお使いいただけます。

iPhone XとiPhone XRのデザイン・耐水性能を比較

iPhone XとiPhone XRの違いについて、デザインの観点から比較していきます。また、プールや海などでスマートフォンを使うユーザー向けに、耐水性能もチェックしてみました。

デザイン・サイズに関する違い

iPhone XとiPhone XRの共通点として、ホームボタンが廃止されたベゼルレスなデザインとなっています。旧モデルのiPhone 8はホームボタンが搭載された指紋認証が使われていましたが、iPhone Xシリーズから顔認証が導入されました。

iPhone 8シリーズまでは小型のモデルが多かったですが、ホームボタンがないことで画面が大きくなり、iPhone Xでは5.8インチ、iPhone XRは6.1インチの大きさです。端末の寸法はiPhone XRの方が以下の通り大きくなり、重くなっているため片手での操作がしづらいと感じるユーザーもいるでしょう。

  • iPhone X:143.6mm・70.9mm・7.7mm(174g)

  • iPhone XR:150.9mm・75.7mm・8.3mm(194g)

カラーラインナップに関してはiPhone XRの方が選択肢が多く、イエローやコーラルなど個性的な彩色を含む6種類から選べる一方で、iPhone Xではスペースグレイとシルバーの2種類に限られます。

防塵・防水性能は同じ

iPhone XとiPhone XRの耐水性能は同等で、IP67等級の防塵・防水性能を備えている。目安として水深1メートルの場所に30分間沈めても、問題なく使えるとされています。また、iPhone XSや後継機種のiPhone11シリーズではIP68等級になり、より防水性能が向上しています。

多少水に濡れる程度であればどちらも機能しますが、長時間水に沈んでしまうと故障や動作不良のリスクが高まりますのでご注意ください。

👉iPhone XRとiPhone11の比較・違いも解説!

iPhone XとiPhone XRのディスプレイを比較

幅広い用途で使用されるスマートフォンにとって、優れたディスプレイは重要なスペックの一つだと言えます。また、後継機種であるiPhone XRの方が高い性能だと思われるかもしれませんが、実際のところはiPhone Xの方が高スペックです

  • iPhone X:有機EL/Super Retina HDディスプレイ(解像度:2436 x 1125)

  • iPhone XR:液晶/Liquid Retina HDディスプレイ(解像度:1792 × 828)

iPhone Xは旧モデルではありますが有機ELパネルを搭載し、コントラストの強い画質により鮮やかに映るメリットがあります。液晶画面のiPhone XRも悪くないスペックですが、屋外で画面が見づらかったり、解像度でiPhone Xに劣ります。

iPhone XRのディスプレイサイズはiPhone Xより多少大きい6.1インチで、動画視聴やオンラインゲームで適した画面の大きさではありますが、有機ELを採用していないという点ではデメリットに感じます。

iPhone XとiPhone XRのプロセッサ・バッテリー性能を比較

型落ちモデルのスペックでは基本的な性能であるプロセッサや、バッテリーの持続時間も気になるところです。iPhoneシリーズによってはあまりバッテリー性能が前モデルと比べて変わらないこともありますが、iPhone XRでは順当なアップデートをされました。

プロセッサはiPhone XRの方が高性能

デバイスの全体的なスペックに関しては、A12 Bionicのチップを搭載しているiPhone XRの方が高性能です。A12チップのプロセッサは次世代のNeural Engineが使われており、iPhone Xのプロセッサ(A11 Bionic)と比べて15%程度の高速化を実現しています。

グラフィック性能もA12チップで改善されており、iPhone Xと比べて50%ほど向上しています。加えて以下でも解説していますバッテリー性能も、プロセッサのアップグレードもありiPhone XRの消費電力は最大で50%ほど減少しました。

バッテリー性能もiPhone XRで大幅に改善

バッテリー容量の比較として、iPhone XとiPhone XRのスペックを以下表でまとめました。iPhone Xは正直、バッテリー持ちは悪く外出先での利用で不安を感じることも多いですが、iPhone XRでは動画再生で最大16時間持続する性能まで向上しています。

バッテリー性能の比較

iPhone X

iPhone XR

バッテリー容量

2716 mAh

2942 mAh

動画再生

最大13時間

最大16時間

オーディオ再生

最大60時間

最大65時間

ワイヤレス通話

最大21時間

最大25時間

2020年モデルのiPhone12は動画再生で最大17時間、2022年モデルのiPhone SE(第3世代)は最大15時間なので、後継機種と比べてもiPhone XRのバッテリーはそこまで劣らない印象です。

iPhone XとiPhone XRのカメラ性能を比較

ランチや旅行での思い出作り、SNS投稿などでiPhoneのカメラが活用される機会は多いですが、iPhone XとiPhone XRのカメラ性能については以下表の通り、異なる特徴があります。

カメラ性能の比較

iPhone X

iPhone XR

搭載カメラの種類

広角カメラ:1,200万画素 f/1.8 望遠カメラ:1,200万画素 f/2.4

広角カメラ:1,200万画素 f/1.8

ズーム性能

光学ズーム

デジタルズーム(最大10倍)

デジタルズーム(最大5倍)

ポートレートモード

対応

対応(深度コントロールを搭載)

HDR

自動HDR

スマートHDR

手ぶれ補正

デュアル光学式手ぶれ補正

光学式手ぶれ補正

iPhone XRの場合広角カメラは1つしかなく、1,200万画素の f/1.8というスペックです。ズーム性能に関してはやはり、光学ズームが可能なiPhone Xより劣りますが、スマートHDRなど高度な写真撮影モードを使用することが可能です。

iPhhone XRでは深度コントロールや強化されたポートレートモードだけでなく、画像の影を捉える能力も向上しています。深度コントロールでは、撮影後に被写界深度を調整できます。さらに重要な点として、最大60fpsの4K動画や240fpsの1080pスローモーション動画の撮影にも対応しています。

遠くの撮影に関しては望遠カメラ搭載(デュアルカメラシステム)のiPhone Xが適しており、デジタルズームも最大10倍まで使えます。ただ、最近のiPhoneは超広角レンズを搭載しているデュアルカメラのモデルが一般的で、iPhone XとiPhone XRはどちらも性能面では劣っている印象です。iPhoneのカメラスペックについて詳しく知りたい方は、iPhone15シリーズのカメラ性能もご参考ください。

iPhone XとiPhone XRの価格を比較

iPhone XとiPhone XRの価格では、リリース当時価格(定価)のほかリファービッシュ品での最安値目安も参考になります。新品だと高額だったiPhoneでも、バックマーケットのリファービッシュ済製品ならお得にご購入いただけます。

iPhone XとiPhone XRのリリース当時価格を比較

リリース当時の価格は以下の通り、iPhone XRの方が安価です。iPhone Xシリーズの中でもiPhone XRは最も安く、10万円以下の価格帯になります。

  • iPhone X(64GB):112,800円〜

  • iPhone XR(64GB):84,800円〜

iPhone XRは廉価版という印象で、シングルカメラや有機ELより劣る液晶ディスプレイを採用している代わりに安くなっています。

iPhone XとiPhone XRのリファービッシュ価格を比較

バックマーケットで販売しているリファービッシュ品(整備済製品)は、古い型落ちモデルの価格はより安くなり、以下の通りお得にご購入いただけます。

  • iPhone X(64GB):20,000円〜

  • iPhone XR(64GB):22,000円〜

2024年4月時点での最安値目安なので、時期や端末のコンディションによって変動はしますが、どちらも2万円台と安価です。リファービッシュ品ではiPhone XRの方が需要があり、在庫も比較的多いです。サブスマホとして気軽に買える価格帯なので、気になる方はぜひ商品ラインナップをチェックしてみてください。

iPhone XとiPhone XRの比較まとめ

iPhone XとiPhone XRの違いや比較について一通り解説しましたが、それぞれのレビューまとめやおすすめするユーザーの特徴もご紹介します。また、端末の寿命やスペックが気になる場合、リファービッシュ品でのおすすめ機種もチェックしてみるといいでしょう。

iPhone XRの評価ポイント・おすすめするユーザーの傾向

全体的なスペックの高さや、バッテリー持ちの良さを重視する場合にはiPhone XRの方が向いています。写真や動画の撮影では、超広角カメラや望遠カメラは使えませんが、カメラの性能が高くてもあまり関係ない、需要を感じない...というユーザーにとって、あまりデメリットには感じないでしょう

  • 海外旅行でeSIMを使ったデュアルSIMで運用したい

  • バッテリー容量の大きいiPhoneが良い

  • 6.1インチの大きなディスプレイの方が使いやすい

  • カメラ性能はこだわりがなく、望遠カメラがなくても問題ない

また、iPhone XRモデルではeSIMも対応していることから複数のSIM・通信契約で運用できるメリットもあります。

iPhone Xの評価ポイント・おすすめするユーザーの傾向

一方で安価に買えるiPhoneモデルの中で、写真撮影や動画視聴などエンターテインメントの世界をより楽しみたい方は、iPhone Xが適しています。

  • ゲームや動画視聴でディスプレイのスペックを重視

  • SNSの投稿などでカメラを使う機会が多い

  • サブスマホで使うことを想定しているため、低いスペックでもOK

家で動画視聴をするための端末で使ったり、ディスプレイサイズが5.8インチでiPhone XRよりも軽いため、小さなお子さん用のスマホ・教材としても活用できます。

iPhone XとiPhone XRより買うべきおすすめのモデルは?

今回はiPhone XとiPhone XRの比較から買うべきモデルを判断しましたが、iPhoneシリーズ全体ではもっと魅力的な機種があります。3年以上の長期間で使えるモデルや、カメラやバッテリー性能を高くしたい際には以下のiPhoneシリーズがおすすめです。

リファービッシュ品なら5万円前後で購入できるお得な機種も多く、より慎重に買い替えモデルを検討したい方は、以下よりランキングページもぜひご参考ください。

iPhone XとiPhone XRなど型落ちモデルはリファービッシュ品がおすすめ!

リファービッシュ済のiPhoneを購入するメリットは多く、型落ちモデルを中心に安く売られているほか、バックマーケットでは1年間の動作保証と30日間の返金保証もあり、より安心してご購入いただけます。

iPhone15シリーズなど、高性能なモデルも登場している一方で価格の高さが懸念される方もいるでしょう。高画質なカメラや多機能なディスプレイ、3Dゲームでも快適に動くプロセッサなどハイスペックな機種にはあまり興味がなく、コストパフォーマンスの高さを重視するなら型落ちモデルがおすすめです。

環境汚染や地球温暖化の脅威が高まる中、整備済製品を購入することは、持続可能な社会の実現に大きく貢献します。リファービッシュ品の普及が進むことで電子機器廃棄物を減らし、新たなデバイスを製造するための原材料の使用を減らすことができます。サステナブルな社会が注目されている中、リファービッシュ品は今後も需要が高まるでしょう。

お得にiPhoneを購入したい方や、ヨーロッパなど海外で浸透しているリファービッシュ品を使ってみたい場合にはぜひ、バックマーケットからお気に入りのモデルをお探しください!

記事監修者:Yu Mizuno, BackMarket サプライチームリーダー

サプライチームのリーダーで販売事業者との連携業務に従事しており、商品ラインアップの多様化や在庫の適正化がその役割の一環です。iPhoneなどのデバイスに関する専門知識があり、BackMarket社内では誰よりも精通しています。業務経験と専門知識を活かし、正確で役立つ情報を記事でご紹介できるように努めます。
Yu Mizuno
Sun

筆者:Sun,  BackMarket コンテンツクリエーター

コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。

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