
2025年9月10日に更新済み
2025年9月10日
5分で読めます
Sun
BackMarket コンテンツクリエーター
2025年リリースのiPhone17シリーズでは、下位モデルのディスプレイ性能(リフレッシュレート)の改善や上位モデルのカメラ性能がより良くなり、ハイエンド機種にこだわるユーザーにとって魅力的に感じるでしょう。ただ、多くのスペック・仕様についてはiPhone16シリーズとそれほど変わらず、Back Market(バックマーケット)で販売しているリファービッシュ品でも安く販売しています。求める性能や価格・コスパなどの要素から、iPhone17とiPhone16シリーズのどちらを購入するべきか検討してみてはいかがでしょうか。
はじめに、iPhone17シリーズとiPhone16シリーズの違いについて概要から解説します。歴代のiPhoneシリーズでは毎年新型モデルが登場していますが、iPhone17シリーズではカメラ性能などの改善だけでなくラインナップの変更も注目されます。
iPhone14シリーズ以降のラインナップでは、無印モデルとPlusモデルが下位機種の定番になっていました。Plusモデルは無印モデルと比べて、画面の大きさやバッテリー持続時間の長さが特徴的です。
ただ、iPhone17シリーズではPlusモデルが廃止となり、新たにiPhone Airモデルが登場しました。iPhone Airのレビューでも解説していますが、従来のiPhone16 Plusモデルと比較して端末が薄くなり、大画面の機種でも165gとかなり軽量になっており片手での操作がしやすくなっています。
👉iPhoneの無印モデルやPlus・mini・SE・Pro・Pro Maxなどの種類を比較!
iPhone17シリーズで変わったポイントとして、全体的な違いを以下でまとめました。リリース時期は例年通り9月後半で、プロセッサやディスプレイ、カメラ性能を中心とした改善が多いです。
iPhone17とiPhone16の比較 | ||
発売日 | 2025年9月19日 | 2024年9月20日 ※参考:iPhone16の発売日 |
プロセッサ | 下位モデル(無印モデル): A19 Airモデル・上位モデル: A19 Pro ※無印モデル以外は12GBのメモリ搭載 | 下位モデル: A18 上位モデル: A18 Pro ※全機種で8GBのメモリ搭載 |
ディスプレイ性能 | 全機種を対象に最大120Hzのリフレッシュレート | 下位モデル:最大60Hzのリフレッシュレート 上位モデル:最大120Hzのリフレッシュレート |
カメラ性能 | メインカメラ:4,800万画素 超広角カメラ:4,800万画素(Airモデルは非搭載) 上位モデルの望遠カメラ:4,800万画素 インカメラ:1,800万画素 | メインカメラ:4,800万画素 超広角カメラ:4,800万画素(上位モデルのみ) 上位モデルの望遠カメラ:1,200万画素 インカメラ:1,200万画素 |
バッテリー性能(動画再生時間) | 無印モデル:最大30時間 Pro Maxモデル:最大39時間 | 無印モデル:最大22時間 Pro Maxモデル:最大33時間 |
カラーバリエーション | 無印モデル:5種類 Airモデル:4種類 上位モデル:3種類 | 下位モデル:5種類 上位モデル:4種類 |
アクションボタン・カメラコントロールボタン | 全機種に搭載 | 全機種に搭載 |
Apple Intelligenceの対応機種 | 全機種に搭載 | 全機種に搭載 |
ただ、2024年モデルのiPhone16シリーズも充分評価されるスペックで、全機種にアクションボタンやカメラコントロールボタンを搭載しているほか、注目のAI機能:Apple Intelligenceも使えるため、型落ちモデルであっても大半のiPhoneユーザーにとって問題なく利用できます。
iPhone17とiPhone16シリーズの各モデルについて、全体的なスペックの比較もご紹介します。iPhone16シリーズと比べてどのような改善が見られるか、確認しておくといいでしょう。
下位モデルについて、iPhone17・16シリーズの基本性能は以下の通りです。各モデルの詳しいスペックについて、モデル名のテキストリンクからご確認いただけます。
スペック比較 | ||||
Apple Store価格 | 129,800円〜 | 159,800円〜 | 124,800円〜 | 139,800円〜 |
サイズ | 149.6mm x 71.5mm x 7.95mm | 156.2mm x 74.7mm x 5.64mm | 147.6 x 71.6 x 7.80 mm | 160.9 x 77.8 x 7.80 mm |
重量 | 177g | 165g | 170g | 199g |
プロセッサ | A19 | A19 Pro | A18 | A18 |
ストレージ | 256GB・512GB | 256GB・512GB・1TB | 128GB・256GB・512GB | 128GB・256GB・512GB |
ディスプレイサイズ・リフレッシュノート | 6.3インチ・最大120Hz | 6.5インチ・最大120Hz | 6.1インチ・最大60Hz | 6.7インチ・最大60Hz |
解像度 | 2622 x 1206 (460 ppi) | 2736 x 1260 (460 ppi) | 2556 x 1179 (460 ppi) | 2796 x 1290 (460 ppi) |
認証方法 | Face ID | Face ID | Face ID | Face ID |
アウトカメラ | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:4,800万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素 |
インカメラ | 1,800万画素 | 1,800万画素 | 1,200万画素 | 1,200万画素 |
バッテリー性能 | 確認中(動画再生時間目安:30時間) | 確認中(動画再生時間目安:27時間) | 3561mAh(動画再生時間目安:22時間) | 4674mAh(動画再生時間目安:27時間) |
充電端子 | USB-Cコネクタ | USB-Cコネクタ | USB-Cコネクタ | USB-Cコネクタ |
カラー | ホワイト・ブラック・ラベンダー・セージ・ミストブルー | クラウドホワイト・スペースブラック・スカイブルー・ライトゴールド | ブラック・ホワイト・ピンク・ティール・ウルトラマリン | ブラック・ホワイト・ピンク・ティール・ウルトラマリン |
上位機種はiPhone16シリーズから引き続き、iPhone17シリーズでもProとPro Maxモデルが登場します。下位機種と比較して望遠カメラの搭載やより高性能なプロセッサ、カラーラインナップの違いなどが比較されます。
スペック比較 | ||||
発売価格 | 179,800円〜 | 194,800円〜 | 159,800円〜 | 189,800円〜 |
サイズ | 150.0 x 71.9 x 8.75 mm | 163.4 x 78.0 x 8.75 mm | 149.6 x 71.5 x 8.25 mm | 163.0 x 77.6 x 8.25 mm |
重量 | 206g | 233g | 199g | 227g |
プロセッサ | A19 Pro | A19 Pro | A18 Pro | A18 Pro |
ストレージ | 256GB・512GB・1TB | 256GB・512GB・1TB・2TB | 128GB・256GB・512GB・1TB | 256GB・512GB・1TB |
ディスプレイ | 6.3インチ・最大120Hz | 6.9インチ・最大120Hz | 6.3インチ・最大120Hz | 6.9インチ・最大120Hz |
解像度 | 2622 x 1206 (460 ppi) | 2868 x 1320 (460 ppi) | 2622 x 1206 (460 ppi) | 2868 x 1320 (460 ppi) |
認証方法 | Face ID | Face ID | Face ID | Face ID |
アウトカメラ | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:4,800万画素 望遠カメラ:4,800万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:4,800万画素 望遠カメラ:4,800万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:4,800万画素 望遠カメラ:1,200万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:4,800万画素 望遠カメラ:1,200万画素 |
インカメラ | 1,800万画素 | 1,800万画素 | 1,200万画素 | 1,200万画素 |
バッテリー性能 | 確認中(動画再生時間目安:33時間) | 確認中(動画再生時間目安:39時間) | 3582mAh(動画再生時間目安:27時間) | 4685mAh(動画再生時間目安:33時間) |
充電 | USB-Cコネクタ | USB-Cコネクタ | USB-Cコネクタ | USB-Cコネクタ |
カラー | シルバー・ディープブルー・コズミックオレンジ | シルバー・ディープブルー・コズミックオレンジ | ブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ナチュラルチタニウム・デザートチタニウム | ブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ナチュラルチタニウム・デザートチタニウム |
iPhone17 Pro・Pro Maxはインカメラのほか、望遠カメラの画素数も改善されており、歴代のiPhoneシリーズの中でも最も高性能なA19 Proチップのプロセッサも魅力的です。ハイエンドモデルのスペックにこだわりがあるユーザーにとって、魅力的に感じられます。
ただ、普段使うスマホ・iPhoneにそこまでのスペックが不要だと思うライトユーザーは、あえて最新モデルを選ぶ必要性もないでしょう。Back Market(バックマーケット)で販売しているリファービッシュ品では、iPhone16シリーズのほか型落ちモデルもコスパ面で人気です。
iPhone17シリーズなどの最新機種は高額の傾向があり、特にProやPro Maxモデルは20万円以上の価格帯となります。予算に合わないと感じるユーザーは、iPhone16シリーズがおすすめです。
iPhone17シリーズの販売価格については以下の通りで、最小のストレージ容量が256GBに変更されたことで無印モデルでも高額に感じます。また、iPhone17 Pro Maxでは新たに2TBのオプションも追加されましたが、30万円以上と非常に高いです。
値段比較 | iPhone17 | iPhone Air | iPhone17 Pro | iPhone17 Pro Max |
256GB | 129,800円 | 159,800円 | 179,800円 | 194,800円 |
512GB | 164,800円 | 194,800円 | 214,800円 | 229,800円 |
1TB | - | 214,800円 | 249,800円 | 264,800円 |
2TB | - | - | - | 329,800円 |
iPhone16シリーズのリリース価格は以下の通りでストレージ容量については、iPhone16 Proでは128GBも選択できます。詳しくはiPhone16シリーズのストレージ容量をご参考ください。無印モデルではiPhone16モデルの方が高くなっていますが、それ以外の機種はiPhone17シリーズより安いです。
リリース価格比較 | iPhone16 | iPhone16 Plus | iPhone16 Pro | iPhone16 Pro Max |
128GB | 124,800円 | 139,800円 | 159,800円 | - |
256GB | 139,800円 | 154,800円 | 174,800円 | 189,800円 |
512GB | 169,800円 | 184,800円 | 204,800円 | 219,800円 |
1TB | - | - | 234,800円 | 249,800円 |
iPhone17シリーズの発表・リリース後は上位機種のiPhone16 Pro・Pro Maxについて、Apple Storeからの販売終了が見込まれます。一方で下位機種のiPhone16・iPhone16 Plusは引き続き販売されますが、こちらは値下げが期待できます。実際、iPhone17シリーズの発表に伴い、iPhone16モデルが124,800円から114,800円、iPhone16 Plusは139,800円から129,800円にApple Store販売価格が下がりました。
また、2024年のiPhone16シリーズの発表・リリースでは、iPhone15シリーズの下位モデルで値下げがあり、iPhone15モデルは112,800円〜、iPhone15 Plusモデルは124,800円〜と1万円以上安くなっています。関連記事より、iPhone16とiPhone15シリーズの違いもご参考ください。
バックマーケットではiPhoneなどのリファービッシュ品を取り扱っていますが、iPhone17シリーズのリリースによってiPhone16シリーズなどの型落ちモデルがより安くなり、コスパ面でおすすめです。
参考までにiPhone16シリーズのリファービッシュ品について、2025年9月11日時点の最安値目安を以下でまとめました。
リファービッシュ品の価格比較 | ||||
128GB | ¥113,800 | ¥96,980 | ¥132,270 | - |
256GB | ¥125,000 | ¥121,696 | ¥147,158 | ¥168,800 |
512GB | ¥156,800 | ¥150,110 | ¥175,436 | ¥215,400 |
1TB | - | - | ¥189,000 | ¥239,980 |
リファービッシュ品は中古品と異なり、専門家による検品やクリーニングのほか状態に応じた修理、部品交換を行った上で販売されます。リファービッシュ品と中古品の違いをご確認いただくことで、コスパに優れたiPhoneの選択ができるでしょう。
また、バックマーケットのリファービッシュ品は1年間の動作保証や30日間の返金保証、バッテリー容量保証があり、はじめて新品以外のデバイスを選ぶ方でも安心できます。最近では新品バッテリーオプションも人気で、確実に100%のバッテリー容量で使いたい方におすすめです。
iPhone17シリーズではサイズに関するスペックが注目されるポイントで、大画面のモデルが好みのユーザーやiPhone17 Pro Maxのほか、iPhone Airモデルもおすすめです。
iPhone17シリーズで新たに登場したiPhone Airモデルは、以下のような特徴から薄型軽量の機種としてメリットがあります。
ディスプレイサイズ:6.5インチ
歴代のiPhoneシリーズでも最薄:5.64mmの厚さ
重量も軽く165g(iPhone13 miniの140gと比べると重い)
iPhone miniシリーズと比較するとそこまで軽くはなっていませんが、端末の薄さによってポケットやカバンに入れやすい良さがあります。また、これまでの軽量モデル(mini・SEシリーズ)は画面の小ささがデメリットに感じるユーザーもいましたが、iPhone Airは6.5インチの画面サイズが大きいので、アプリゲームや動画視聴でも使いやすいです。
無印モデルのiPhone17も従来の6.1インチから、6.3インチの画面サイズに多少拡大されます。iPhone16 Proと同等のサイズで、6.5インチのiPhone Airと6.9インチのiPhone17 Pro Maxと比較すると多少小さいです。
小型のiPhoneモデルが使いやすい場合には、iPhone17シリーズよりもiPhone SEシリーズの方が適しています。iPhone SE(第3世代)はiPhone14モデルと同等のプロセッサを搭載しており、ホームボタン(指紋認証)対応のiPhoneモデルとしてリファービッシュ品でも需要が高いです。
デザインやカラーについても、iPhone16からiPhone17シリーズで大きな変化がありました。これまでのiPhoneシリーズではシンプルなデザインで統一されていたものの、iPhone17シリーズでは無印モデル以外の機種で背面にカメラバーが搭載されています。
Google Pixelシリーズのようなカメラバーが、iPhone17シリーズ(無印モデル以外)にも加わりました。また、iPhone16シリーズの背面カメラは縦並びでしたが、カメラバー搭載によって横並びへの変更もあります。なお、カメラバーのないiPhone17モデルは引き続き背面カメラが縦並びです。
カメラバー部分のデザインのカスタマイズができるなど、個性的なiPhoneの外観が良いと感じるユーザーであればメリットになりますが、従来のiPhone端末から異なる見た目について、違和感があるといったレビューも見受けられます。
iPhone17シリーズとiPhone16シリーズのカラーについても、以下のような違いがあります。詳しくはiPhone16シリーズのカラーラインナップもご参考ください。
iPhone17シリーズ | カラーバリエーション | 色の特徴・人気のカラー |
iPhone17モデル | ホワイト・ブラック・ラベンダー・セージ・ミストブルー | 無難なカラーならホワイトとブラックがおすすめ・爽やかなラベンダーやミストブルーも好印象 |
iPhone Airモデル | クラウドホワイト・スペースブラック・スカイブルー・ライトゴールド | 無印モデルとカラバリが異なり、薄い彩色のライトゴールドが選べる |
iPhone17 Proモデル iPhone17 Pro Maxモデル | シルバー・ディープブルー・コズミックオレンジ | 従来のチタニウムカラーとは異なり、新色のコズミックオレンジも登場 |
iPhone16シリーズ | カラーバリエーション | 色の特徴・人気のカラー |
iPhone16モデル iPhone16 Plusモデル | ブラック・ホワイト・ピンク・ティール・ウルトラマリン | ブラックやホワイトが無難なカラーで、新色はティールが人気 |
iPhone16 Proモデル iPhone16 Pro Maxモデル | ブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ナチュラルチタニウム・デザートチタニウム | 従来のチタニウムカラーで、ゴールド系のデザートチタニウムが登場 |
ディスプレイについて、iPhone17シリーズでは下位モデルのリフレッシュレート改善が大きな違いとなります。
従来のiPhoneシリーズのリフレッシュレートについて、iPhone13シリーズ以降の上位機種は最大120hzに対応していました。120Hzのリフレッシュレートは高いスペックで、スクロール操作やアプリゲームなどの動きが滑らかに感じられます。
一方で下位モデルはiPhone16シリーズまで、60Hzのリフレッシュレートと低くデメリットに感じていたユーザーも多いでしょう。ただ、iPhone17シリーズでは全機種を対象に、最大120Hzのリフレッシュレートに対応したため、無印モデルでもゲーム性能の改善が見られます。
また、iPhone16シリーズでは最大2,000ニトの輝度でしたが、iPhone17シリーズでは全機種を対象に屋外のピーク輝度が改善されて最大3,000ニトまで上がっています。従来の輝度でも充分でしたが、より画面が明るく見やすい良さがあります。
ディスプレイの素材も変更があり、iPhone17シリーズではCeramic Shield 2が採用されました。前世代の画面と比べて3倍の耐擦傷性能があり、耐亀裂性能については4倍まで上がっています。薄型モデルであるiPhone Airについて壊れやすさも懸念されますが、頑丈さでの対策・改善もされているようです。
iPhone16シリーズのカメラ性能ではカメラコントロールボタンの搭載が大きなアップグレードでしたが、iPhone17シリーズは画素数の改善が見られます。
従来のiPhoneシリーズのインカメラは1,200万画素でしたが、iPhone17シリーズでは全機種を対象に1,800万画素に向上しています。インカメラ(フロントカメラ)での自撮りやビデオ通話によって、より良い画質になるでしょう。
さらにインカメラではデュアルキャプチャや写真・ビデオ通話のセンターフレーム機能、手ぶれ超補正ビデオなどの追加も全機種でされています。普段からインカメラでの写真・動画撮影をする機会が多いユーザーにおすすめです。
上位機種に搭載されている望遠カメラも、従来の1,200万画素から4,800万画素へ大幅に上がります。望遠カメラ・レンズの性能アップで、遠くの風景・被写体もキレイに撮影できます。
ほかにもiPhone17 Pro・Pro Maxでは、最大8倍の光学ズームに対応しました。従来のPro・Pro Maxモデルは最大5倍でしたがよりズーム性能が良くなり、ビジネスシーンで質の高い写真・動画を撮影したいユーザにとって、上位機種を選ぶ価値があるでしょう。
ただ、一般的な写真・動画撮影の用途であればiPhone16シリーズのカメラでも問題なく使えます。iPhone16シリーズでも全機種を対象にアクションボタンのほか、カメラコントロールボタンを搭載しています。
カメラコントロールボタンはカメラの起動・撮影操作だけでなく、ダブルタップやスワイプによって露光やモード、ズーム調整も簡単にできます。デジタルカメラのような本格的な操作感を体験できる点で、iPhone16シリーズのカメラも充分に進化していると言えます。
プロセッサについて、処理速度・性能の高さに影響しますがiPhone17シリーズでは最新チップが使われています。
iPhone17/16シリーズのプロセッサ構成について、以下表で比較しました。iPhone16シリーズのA18・A18 Proから一世代先の、A19・A19 ProがiPhone17シリーズで搭載されています。また、メモリ(RAM)も最大で12GBまで増えており処理性能もよりアップしています。
プロセッサ構成の比較 | iPhone17 | iPhone Air | iPhone17 Pro | iPhone17 Pro Max |
搭載チップ | A19 | A19 Pro | A19 Pro | A19 Pro |
メモリ(RAM) | 8GB | 12GB | 12GB | 12GB |
コア数 | 6コアCPU・5コアGPU | 6コアCPU・5コアGPU | 6コアCPU・6コアGPU | 6コアCPU・6コアGPU |
プロセッサ構成の比較 | iPhone16 | iPhone16 Plus | iPhone16 Pro | iPhone16 Pro Max |
搭載チップ | A18 | A18 | A18 Pro | A18 Pro |
メモリ(RAM) | 8GB | 8GB | 8GB | 8GB |
コア数 | 6コアCPU・5コアGPU | 6コアCPU・5コアGPU | 6コアCPU・6コアGPU | 6コアCPU・6コアGPU |
iPhone17シリーズのベンチマークスコアについて、海外サイト(nanoreview.net)を参考したデータを以下に掲載します。iPhone16シリーズでも充分な性能ですが、iPhone17シリーズではAnTuTu Benchmarkで200万点以上のスコアとなります。
※iPhone17シリーズのベンチマークについてリリース前のデータであるため、変更がありましたら再度更新します。
iPhone16シリーズ | iPhone17 | iPhone Air | iPhone17 Pro | iPhone17 Pro Max |
Geekbench 6(シングルコア) | 3720 | 3756 | 3720 | 3780 |
Geekbench 6(マルチコア) | 10589 | 10670 | 10805 | 10772 |
AnTuTu Benchmark 10 | 2116678 | 2118157 | 2146722 | 2112459 |
iPhone16シリーズ | iPhone16 | iPhone16 Plus | iPhone16 Pro | iPhone16 Pro Max |
Geekbench 6(シングルコア) | 3192 | 3231 | 3337 | 3330 |
Geekbench 6(マルチコア) | 7788 | 7849 | 8261 | 8346 |
AnTuTu Benchmark 10 | 1636544 | 1622118 | 1874221 | 1839852 |
バッテリー性能も基本的にiPhone16シリーズから向上する見込みですが、iPhone Airは薄型端末の特徴からバッテリー持ちでのデメリットもあります。
iPhone16シリーズでもバッテリー容量やプロセッサの改善によって、iPhone15シリーズからバッテリー持続時間が長くなっています。以下でも掲載していますが、上位機種におけるバッテリー持続時間がより延びており、iPhone16 Proは動画再生で最大27時間、iPhone16 Pro Maxは最大33時間です。
バッテリー持続時間(動画再生) | iPhone17シリーズ | iPhone16シリーズ |
無印モデル | 最大30時間(+8時間) | 最大22時間(+2時間) |
Plus/Airモデル | 最大27時間(同水準) | 最大27時間(+1時間) |
Proモデル | 最大33時間(+6時間) | 最大27時間(+4時間) |
Pro Maxモデル | 最大39時間(+6時間) | 最大33時間(+4時間) |
一方でiPhone17シリーズはAirモデルを除き、iPhone16シリーズからさらにバッテリー持続時間が長くなっています。Airモデルは動画再生時間基準ではiPhone16 Plusと同じ水準ですが、バッテリー容量が少ないことから実際の電池持ちは気になるところです。
また、iPhone17 ProとiPhone17 Pro Maxではバッテリーシェア(ワイヤレスリバース充電)の機能も搭載される可能性がある、といったリーク情報もありましたが、実際は非搭載でした。Android機種ではバッテリーシェア機能について割と一般的になっていますが、ワイヤレス充電に対応しているデバイスについてはiPhone端末にくっつける(乗っける)ことで充電できる機能です。
バッテリーシェアに対応できれば、Apple WatchやAirPodsの簡易的な充電もiPhone端末でできるようになりましたが...こちらはiPhone18シリーズ以降の実装に期待されます。
iPhone17とiPhone16シリーズの違いについて一通り解説しましたが、各モデルの購入でおすすめなユーザーの傾向やメリット・デメリットもご紹介します。
iPhone17シリーズはディスプレイやカメラの改善、新たに登場しましたiPhone Airモデルなどが特徴的で、性能重視で機種を選ぶ方に適しています。
下位モデルで高リフレッシュレート対応の機種を使いたい
薄型軽量・大画面のモデルでiPhone Airが魅力的に感じる
最新のカメラ性能を重視し、iPhone17 Pro・Pro Maxを選ぶ
といった傾向があるユーザーは、iPhone17シリーズの購入がおすすめです。上位機種は動画編集やアプリゲームの利用、ビジネスシーンでの業務・タスク対応などにも最適なスペックで、詳しくはiPhone17 ProのレビューやiPhone17 Pro Maxの評価もご参考ください。
一方で、iPhone17シリーズでは以下のようなネガティブなレビューもあり、あえて最新モデルがリリース・購入できるまで待つ必要性がそこまであるのか?といった疑問もあります。
背面のカメラバーデザインが微妙
iPhone Airモデルはシングルカメラ・バッテリー容量の少なさがデメリット
カメラ性能でそこまで変わっておらず、iPhone16シリーズでも充分な性能
新品・定価で購入すると高額(無印モデル以外は値上げ)
日本版モデルでも物理SIM非対応(eSIMのみ)
外観のデザイン・カメラバーでiPhoneらしくないといった口コミや、そこまでカメラ性能が変わっている・良くなっているとはあまり感じないユーザーもいるでしょう。また、iPhoneが高い理由でも解説していますが、円安や関税などの影響もあり最新のiPhoneシリーズについて据え置きや値上げされることから、コスパ面での評価も下がります。
iPhone17シリーズではSIM関連の仕様変更もあり、従来の機種では物理SIMとeSIMのデュアルSIM構成でしたが、iPhone17シリーズでは全機種を対象にeSIMのみで、SIMトレイが廃止となりました。
そのため、SIMカードを使っているユーザーはiPhone17シリーズに買い替えする際、iPhoneの機能で物理SIMからeSIMに変換するか、契約しているキャリアよりeSIMに変更・開通する手続きが必要となります。普段からeSIMでモバイルデータ通信をしている方にとっては問題ないですが、物理SIMが必須というユーザーは大きなデメリットに感じます。
iPhone17シリーズを選ぶよりも、型落ちモデルになるiPhone16シリーズを購入することで価格面でのメリットを得られます。また、iPhone17 Airはシングルカメラの仕様やバッテリー容量の少なさが気になるポイントで、iPhone16 Plusモデルの方が使いやすいと感じる方もいるでしょう。
プロセッサやカメラ性能の違いにあまりこだわらない
バッテリー容量の大きいPlusモデルが欲しい
Apple Intelligence対応の機種を安く購入したい
といった傾向があり、リファービッシュ品から安く手に入れるならiPhone16シリーズがおすすめです。
また、2025年2月にはiPhone16シリーズの廉価版であるiPhone 16eも登場しましたが、iPhone 16eのレビューについてもご紹介します。全体的なスペックは以下の通りで、iPhone17シリーズと比較して価格は下がりますが廉価版ということもあり、一部機能の制限があります。
スペック一覧 | |
リリース月 | 2025年2月 |
サイズ | 146.7 x 71.5 x 7.8mm |
重量 | 167g |
プロセッサ | A18 |
ストレージ | 128GB・256GB・512GB |
ディスプレイサイズ | 6.1インチ |
解像度 | 2532 × 1170 |
認証方法 | Face ID(顔認証) |
アウトカメラ | Fusionカメラ:4,800万画素(f/1.6) |
インカメラ | 1,200万画素(f/1.9) |
バッテリー性能 | 4,005mAh(動画再生:最大26時間) |
MagSafeの充電対応 | 非対応 |
カラーラインナップ | ホワイト・ブラック |
価格 | 新品価格:99,800円〜 |
iPhone 16eモデルはiPhone14モデルの端末がベースとなっており、プロセッサはiPhone16モデルと同じA18チップが使われています。基本的なスペックは高いですが、iPhone17シリーズと比較して以下のようなデメリットがあります。
シングルカメラ仕様(iPhone Airと同じ)
MagSafeの充電に非対応
ダイナミックアイランドも非搭載
SEシリーズの後継機種にならない(指紋認証・ホームボタンもない)
お手頃な価格で購入できたSEシリーズとは異なり、iPhone 16eは最近の無印モデルと同じ顔認証対応になったため、ホームボタン搭載モデルを好むiPhoneユーザーにとって微妙な評価を受けています。また、超広角カメラがなくMagSafeやダイナミックアイランド非対応と、スペックが下がります。
ただ、iPhone 16eは端末価格が安く無印モデルのiPhone16と同じプロセッサであることや、Apple Intelligenceの機能も対応していることからスペック自体は充分評価されます。
最近のモデルを安く購入したい場合には、iPhone 16eをリファービッシュ品から選んでみてはいかがでしょうか。iPhone16モデルのリファービッシュ品価格は¥113,800〜の最安値ですが、iPhone 16eはより安くなっています。
iPhone17やiPhone16シリーズの購入検討では、今まで使っていたiPhone端末の売却もおすすめです。バックマーケットではiPhoneの買取サービスも実施しており、Web上からすぐに査定価格のお見積もりができます。
型落ち機種のiPhoneモデルでも、端末の状態が良く定価の高い上位機種であれば比較的高額での売却ができます。また、Back Market買取サービスでは付属品が欠品していても減額対象にならず、故障品の場合は買取時のグレード(価格)は下がりますが売却は可能といったメリットもあります。
お使いのiPhoneについてどれだけの価格で売れるか、気になる方は以下の個別ページもご参考ください。
買取可能なiPhoneモデル | 機種別の買取価格紹介ページ |
iPhone 7シリーズ | |
iPhone 8シリーズ | |
iPhone XSシリーズ | |
iPhone11シリーズ | |
iPhone SEシリーズ | |
iPhone12シリーズ | |
iPhone13シリーズ | |
iPhone14シリーズ | |
iPhone15シリーズ | |
iPhone16シリーズ |
コンテンツクリエーターとして7年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。