
iPhone12〜15までの型落ち機種は、Back Market(バックマーケット)のリファービッシュ品で人気の機種です。ただ、数世代前の機種ではバッテリー持ちが気になる方もいるでしょう。そこで、リファービッシュ品の実機を使ってiPhone12/13/14/15の各モデルについて、バッテリー持続時間を実際に確認してみました。バッテリー性能やリファービッシュ品の価格帯から、購入でおすすめのモデルを判断してみてはいかがでしょうか。
iPhone12/13/14/15のバッテリー性能に関する比較概要
バッテリー持ちの検証結果について紹介する前に、iPhone12/13/14/15の各モデルについてバッテリー性能の概要から解説します。
各機種のバッテリー容量・動画再生時間目安を比較
歴代のiPhoneシリーズではプロセッサやカメラ性能のほか、バッテリー性能も各世代で違いがあります。iPhone12/13/14/15の無印モデルについて、バッテリー容量や動画再生などの持続時間目安は以下表の通りです。
機種比較 | バッテリー容量 | 動画再生時間 | ストリーミング再生時間 | オーディオ再生時間 |
3,349mAh | 最大20時間 | 最大16時間 | 最大80時間 | |
3,279mAh | 最大20時間 | 最大16時間 | 最大80時間 | |
3,227mAh | 最大19時間 | 最大15時間 | 最大75時間 | |
2,815mAh | 最大17時間 | 最大11時間 | 最大65時間 |
iPhone12はバッテリー容量が3,000mAh以下と少なく、無印モデルだけでなくiPhone12 miniや上位機種のiPhone12 Pro・Pro Maxもバッテリー持続時間が短いです。詳しくは、iPhone12シリーズの性能やiPhone12・13の比較ページをご参照ください。
Apple公表のバッテリー持ちではiPhone15・14が高性能と判断できる
Apple公式より確認できる各機種の仕様では、iPhone15・14が動画再生時間が最も長く、バッテリー持ちで優れていると判断できます。また、バッテリー容量はiPhone15の方が大きくなるため、実際のバッテリー持続時間ではiPhone14より長くなる傾向が予想できます。
各機種のバッテリー持続時間について以下で検証した結果を解説していますが、バッテリー持ちの良いiPhoneを購入するなら比較的最近のモデルを選ぶほか、バッテリーのコンディションの良いリファービッシュ品(整備済製品)を選ぶといいでしょう。
iPhone12/13/14/15のバッテリー持ちを検証
iPhone12〜15の4機種について、Back Marketで販売しているリファービッシュ品の端末でバッテリー持ちの検証をしました。結果から言うと、最もバッテリー持ちが悪いiPhone12でも10時間以上のYouTube動画再生ができました。
バッテリー持ちの検証方法・使用したiPhone機種について
バッテリー持ちの検証方法や使用したiPhone機種の条件は、以下表の通りです。iPhone12/13/14/15の各端末でフル充電されている状態から、同じYouTube動画を再生してバッテリー切れになるまでの時間を計測します。
バッテリー持ちに関するiPhoneの検証 | 詳細 |
対象機種 | ・iPhone12 ・iPhone13 ・iPhone14 ・iPhone15 ※バッテリー最大容量が85〜87%のリファービッシュ品端末を使用 |
検証内容 | 100%のバッテリー状態からYouTubeの動画再生を継続して行い、バッテリーが切れるまでの時間を記録 |
通信設定 | ・機内モードをオン ・Wi-Fiのみを有効 ・他のネットワークへの自動接続をオフにする |
画面設定 | ・明るさの自動調整をオフ ・True Toneをオフ ・画面の明るさは最大に固定 ・動画再生中はスリープしないよう、設定で「自動ロック」をなしに設定 |
サウンド | イヤホンを接続して一定の音量(50%)で再生 |
iPhone12/13/14/15のYouTube動画再生時間を比較
検証時は以下画像の通り、各端末を並べていますが時間計測用のiPhoneも中央に置いています。各機種はリファービッシュ品(整備済製品)ですが、バッテリーのコンディションは極力同じにするため、バッテリー最大容量が近い端末を選んでいます。


動画再生から10時間以上経過しましたが、4端末全てで動画再生を続けています。ただ、バッテリー容量の小さいiPhone12は減りが比較的早く、残量が10%を切っています。

11時間を過ぎたあたりでiPhone12のバッテリーが切れました。続いて、13時間以上経過したところでiPhone13もバッテリーが切れて、iPhone14・iPhone15の順番でバッテリー残量がゼロになりました。
iPhone12/13/14/15のバッテリー持ち検証結果まとめ
今回のバッテリー持ち検証結果は以下表の通りで、iPhone15が最も持続時間が長いことが分かります。また、iPhone15とiPhone14、iPhone14とiPhone13は1時間ほど持続時間が異なりますが、iPhone13とiPhone12では2時間と差が大きくなりました。

iPhoneモデル別のバッテリー持ち比較 | バッテリー最大容量 | YouTube動画再生時間(比較的暗い動画で検証) |
86% | 15時間20分11秒 | |
85% | 14時間19分35秒 | |
87% | 13時間26分33秒 | |
85% | 11時間34分25秒 |
別記事ではiPhone14のバッテリー最大容量別で持続時間を計測した結果も掲載していますが、その時は長くても8時間ほどでした。同じYouTube動画再生で検証したものの、今回は画面が比較的暗い焚き火の動画で再生しており、ディスプレイ全体の消費電力がおさえられたことから、動画再生時間が長くなりました。
👉別検証の結果はこちら:バッテリー最大容量が80%と90%のiPhone比較
検証したiPhone12/13/14/15はどれもバッテリー最大容量が100%でなく、85%前後のリファービッシュ品端末を選びましたが、再生時間が最も短いiPhone12でも10時間以上は持続したので十分な性能だと言えます。ただ、iPhone13と比べて持続時間の違いが大きいので、バッテリー持ちをある程度重視するならiPhone13以降の機種がおすすめです。
また、今回の検証内容についてBack MarketのYouTubeチャンネルでも公開しており、以下の動画からご確認いただけます。

iPhone12/13/14/15のバッテリー性能で持続時間以外に比較されるポイントは?
バッテリー持続時間の検証結果ではiPhone15が最も長かったですが、バッテリー持ち以外でも比較するポイントを見ていきます。バッテリー関連の性能では充電コネクタの種類やバッテリー充電の最適化機能、バッテリーが消耗するまでのフル充電サイクルの回数で違いがあります。
コネクタの種類を比較
iPhone14シリーズまではLightningコネクタでしたが、iPhone15シリーズ以降はUSB-Cコネクタに対応しました。そのためiPhone12/13/14はLightningコネクタで、iPhone15はUSB-Cコネクタ仕様となります。
USB Type-C対応のiPhoneは、iPadやMacBookなど同じUSB-Cコネクタに対応しているデバイスと充電ケーブルを共用できるメリットがあります。ただ、データ転送速度はiPhone15シリーズ以降も下位モデルはLightningコネクタ対応の機種と変わりないので、Lightningコネクタの機種でもそこまで不便には感じないでしょう。
急速充電性能を比較
急速充電の性能はiPhone12〜15で違いはなく、20W以上のアダプタとUSB-C - Lightningケーブル(iPhone15はUSB-Cケーブル)を使うことで、約30分で最大50%の充電が可能です。
2025年リリースのiPhone17シリーズでは急速充電の性能が向上しており、約20分で最大50%の充電ができますが、iPhone12〜15の充電速度でも実用性において問題ないでしょう。
バッテリー充電の最適化機能を比較
iPhoneには「バッテリー充電の最適化」機能があり、フル充電したままの時間を極力短くすることで、iPhoneのバッテリー寿命を長くできるメリットがあります。バッテリー充電の最適化を有効化にすると、80%まで充電したらその後の充電が遅くなります。
iPhone12〜15の全機種でバッテリー充電の最適化は対応していますが、iPhone15シリーズ以降では充電上限の細かい設定も可能で、80〜100%の間で5%刻みで充電上限を選択することができます。100%のフル充電をする必要があまりなく、90%前後でおさえてバッテリーの消耗を遅らせたいユーザーにおすすめです。
バッテリーが消耗するまでのフル充電サイクル数を比較
iPhoneのバッテリーの経年劣化では、フル充電サイクル数が一つの基準となります。iPhone14シリーズまでの機種は、500回のフル充電サイクル数でバッテリー最大容量が80%ほどになります。
このフル充電サイクル数はバッテリー残量が0%から100%までの充電が1回でカウントされます。また、合計でバッテリー容量100%分の充電がされても1カウントとなります。そのため、毎回フル充電をしない場合には1,000回近くの充電をしてもバッテリー最大容量が80%以上を維持できることもあります。
一方でiPhone15シリーズ以降では、1,000回のフル充電サイクル数でもバッテリー最大容量が80%を維持できるよう設計されていますので、iPhone14シリーズまでの機種よりもバッテリー寿命が長いです。実際のバッテリー寿命・劣化のスピードは2倍までの差はないかもしれませんが、充電上限の設定もできることからiPhone15はバッテリーが長持ちしやすくなっています。
iPhone12/13/14/15のバッテリー交換費用を比較
iPhone12〜15の各モデルで、バッテリー交換の費用も参考までに比較しました。Apple公式の修理サポートや非正規修理店でiPhoneのバッテリー交換ができますが、ユーザー自身でのバッテリー取り替えは非推奨です。
Apple公式による修理サポート・バッテリー交換費用
Apple公式の修理サポートでバッテリーを交換する場合の費用は以下表の通りです。iPhone12・13は若干安くなりますが、それでも15,000円以上となります。
Apple公式の修理サポート費用 | バッテリー修理・交換 | ディスプレイの修理・交換 |
17,200円 | 45,800円 | |
17,200円 | 45,800円 | |
15,600円 | 45,800円 | |
15,600円 | 45,800円 |
※上記の修理サポート費用は2026年8月時点の価格です。また、AppleCare+加入中でもバッテリー最大容量が80%以上の場合には、上記の有料料金(保証対象外のバッテリーサービス料金)が全額発生します。
バッテリーだけでなくディスプレイの修理を依頼する場合は5万円近くの価格帯になり、機種によってはApple公式へ修理をするより、リファービッシュ品で新たに購入する方が安く済みます。
修理専門店によるバッテリー交換費用の目安
Apple公式以外では主に都市圏を中心に、iPhoneの修理専門店があり店頭でバッテリー交換の依頼ができます。非正規修理店のiPhoneバッテリー交換費用は、目安として10,000円前後になります。
Apple公式と比較して安い費用でバッテリー交換ができる一方で、非正規修理店は品質の悪いバッテリーを利用する可能性もあり、本来のバッテリー性能より下がるリスクもあります。
Back Marketのリファービッシュ品は純正品のほか、バックマーケット基準の部品(互換パーツ)も使用されますが、純正品と変わらない品質であることが確認されています。詳しくは、リファービッシュ品iPhoneのディスプレイ・バッテリー検証ページをご参照ください。
ユーザー自身によるバッテリーの購入・交換はおすすめしない
ガジェットに詳しい方だと自分でバッテリーやツールなどを用意して、iPhone端末を分解してバッテリー交換をすることもありますが、以下のようなリスクがあるためおすすめしません。
ディスプレイや基板を壊してしまいiPhoneが使えなくなる
iPhoneの防水・耐水性能がなくなってしまう
劣化したバッテリーに傷がつき、発熱や発火が起きる
iPhoneが完全に故障してしまうほか、劣化したバッテリーから発火して火事を引き起こす恐れもあり危険なので、バッテリーの交換は業者に依頼するようにしましょう。
iPhone12/13/14/15の各機種でおすすめのユーザーは?
バッテリーの劣化が進んでいたり、現在使っているiPhoneの寿命が近い場合にはiPhoneの機種変更・買い替えも検討してみるといいでしょう。今回検証した機種や、iPhone16などの後継機種でおすすめのユーザーを比較しました。
バッテリー持ちを気にしない:軽量で安い機種を買うならiPhone12
バッテリー持ちについては、ある程度短くても問題なく軽量で安い機種を購入するなら、iPhone12がおすすめです。今回の動画再生時間の検証では11時間以上と長く、ライトユーザーなら充電なしで一日中使えるだけのスペックがあります。
iPhone12シリーズのサイズ比較でも解説していますが、無印モデルのiPhone12は162gの重量と比較的軽く、片手での操作がしやすいです。5G通信対応やMagSafeのワイヤレス充電など、最低限の性能もあります。
バッテリー持ちの良い機種を安く買うならiPhone13
iPhone12と比較してiPhone13は、バッテリー持ち検証で2時間ほど長く動画再生ができました。搭載チップのほかバッテリー容量の改善もあり、iPhone13はバッテリー持ちが良くなっています。
iPhone13のリファービッシュ品はiPhone12とそれほど変わらず、安く買い替えしたい方におすすめです。また、iPhone13の寿命・iOSサポート期間も長いのでメイン機種として安心して使えます。
性能と価格のバランス・コスパ重視ならiPhone14
バッテリー持ちだけでなくカメラ性能や処理性能などが改善されており、リファービッシュ品の価格もおさえられている機種ならiPhone14もおすすめです。
iPhone14の実機レビューでも紹介していますが、ゲーム性能や写真・動画撮影のスペックは十分でリファービッシュ品でも人気です。各世代の性能の違いについて、iPhone12/13/14のスペック比較もご参照ください。
より高性能でUSB-Cコネクタ対応の機種が良いならiPhone15
バッテリー検証では最も持続時間が長かったiPhone15は、汎用性の高いUSB-Cコネクタに対応しており、4,800万画素のメインカメラやダイナミックアイランドの搭載などの改善点も見られます。
iPhone15シリーズ以降の機種は、バッテリー充電の最適化機能で充電上限の細かい設定ができるなど、実用性の良さでも評価されます。比較的高性能な機種で比較したい方は、iPhone14/15/16シリーズの違いをご確認ください。
バッテリーのほか全体的なスペックを重視するならiPhone16/17も比較
iPhoneの歴代シリーズの比較で、バッテリーだけでなくカメラ性能やApple IntelligenceのAI機能対応、処理性能の高さなど全体的なスペックも重視するなら、iPhone16シリーズやiPhone17シリーズを選ぶ価値があります。
iPhone16はカメラコントロールボタンの追加やApple Intelligenceの対応などが評価されており、iPhone17は4,800万画素の超広角カメラや最大120Hzのリフレッシュレート対応など、上位機種との性能差が小さくなっています。
バッテリー性能の良いiPhone12/13/14/15を買うならリファービッシュ品がおすすめ!
iPhone12〜15の各機種はバッテリー性能が良く、今からの購入でもメインスマホとして長く使えます。ただ、どれも型落ち機種でApple Storeで新品は販売されていないので、Back Marketのリファービッシュ品(整備済製品)から選ぶのがおすすめです。
リファービッシュ品は中古iPhoneよりも高品質で安心
リファービッシュ品は中古品と似たようなデバイスだと思われるかもしれませんが、実際は品質の違いがあります。Back Marketのリファービッシュ品は専門家による検品やクリーニングだけでなく、必要に応じた修理や部品交換も行った上で販売しています。
これまで中古スマホで失敗したことがある方でも、リファービッシュ品なら安心してご購入いただけます。中古スマホ・iPhoneの気になる点では品質保証やバッテリー消耗などがありますが、Back Marketでは全てのリファービッシュ品に1年間の動作保証やバッテリー容量保証があり、30日間は返品が可能です。
今回検証した80〜89%のバッテリーグレードでも十分な性能
iPhone12/13/14/15のバッテリー持ち検証では80%台のバッテリー最大容量の端末を使いましたが、バッテリー性能に強いこだわりがないユーザーなら問題なく使える性能です。
新品バッテリーとの性能比較について、iPhoneのバッテリー最大容量:100%(新品)と80%の検証ページでも解説しています。80〜89%のバッテリーグレードは比較的安くなりますので、価格重視でiPhoneを買い替えしたい方におすすめです。
バッテリー持ちが気になるならプレミアムグレードや新品バッテリーオプションがおすすめ
一方でiPhoneのバッテリー持ちを重視しており、ある程度消耗したバッテリーを使いたくないなら、確実に100%のバッテリー最大容量を選べるプレミアムグレードのリファービッシュ品を優先するほか、新品バッテリーオプションの追加をするといいでしょう。
プレミアムグレードは端末の使用感がなく最も良いコンディションであるほか、Apple純正部品を使っており信頼性がより高いです。また、外観の傷や使用感は気にならず、バッテリーの状態が良い端末を選ぶなら新品バッテリーオプションが最適です。
iPhone12/13/14/15のバッテリー性能比較でよくある質問と回答
iPhone12/13/14/15の各機種について、バッテリー性能関連でよくある質問と回答も参考までにまとめました。バッテリーを長持ちさせる方法や、バッテリー容量がより大きい上位機種などの比較も重要です。iPhoneのバッテリーを長持ちさせる方法として、以下のような対策が効果的です。
低電力モードやバッテリー充電の最適化機能を使う
充電しながらのiPhoneの利用を避ける
極端な高温・低温環境での利用・充電をしない
iOSのアップデート・更新を定期的に行う
普段からバッテリーへの負担をかけさせないことが重要で、充電中はなるべくiPhoneを利用しない方が良いでしょう。また、iOSのアップデートではバッテリー関連の最適化で改善されることもありますので、定期的な更新がおすすめです。
同じiPhone機種で長く使うとバッテリーの消耗が進みますが、以下の通りバッテリー最大容量の減りや不具合などが寿命を判断する基準となります。
バッテリー最大容量が80%を下回る
充電中によく、極端な発熱が起きる
急にバッテリー残量がゼロになるほか、端末のシャットダウンなどの不具合が起きる
設定アプリ内、バッテリーの状態ページに劣化メッセージが表示される
バッテリーが消耗すると持続時間が短くなるほか、端末の動作が不安定になるため早めの交換・買い替えが推奨されます。
今回はiPhone12/13/14/15の無印モデルでバッテリー持ちの検証を行いましたが、バッテリ容量が多いPlusモデルやPro Maxモデルはよりバッテリー持続時間が長くなります。
バッテリー性能のほかディスプレイの最大輝度・リフレッシュレートや、望遠カメラ搭載の高い撮影性能を重視するならPro Maxモデルがおすすめで、バッテリー最大容量や大画面以外のスペックは問わない方にはPlusモデルが良いでしょう。リファービッシュ品ではiPhone15 Pro・Pro Maxなどが人気で、気になる方は価格を比較してみてはいかがでしょうか。



















































































































