iPhone SE 2020

iPhone SE 第2世代はいつまで使えるか解説【今から購入するメリットは?】

2020年にリリースされた第2世代のiPhone SEは特に人気のiPhoneシリーズで、バックマーケットで販売しているリファービッシュ品でもiPhone SE(第2世代)は2023年の売上No.1になっています。そのため、今現在iPhone SE(第2世代)を利用しているユーザーだけでなく、これから購入検討したい人も多いでしょう。そこで、第2世代のiPhone SEがサポート的にいつまで使えるかという情報や、性能面での購入メリットなど詳しく解説します!

記事監修者:Yu Mizuno, BackMarket サプライチームリーダー

サプライチームのリーダーで販売事業者との連携業務に従事しており、商品ラインアップの多様化や在庫の適正化がその役割の一環です。iPhoneなどのデバイスに関する専門知識があり、BackMarket社内では誰よりも精通しています。業務経験と専門知識を活かし、正確で役立つ情報を記事でご紹介できるように努めます。
Yu Mizuno

iPhone SE 第2世代はいつまで使える?|目安では2026〜2027年まで

iPhone SEはApple社が提供する、ミドルレンジモデルのスマートフォンです。「Special Edition」の略であるSEは特別版という立ち位置で、iPhoneの旧モデルのパーツを利用して低価格で提供しており、2016年に第1世代、2020年に第2世代がリリースされました。

その後、2022年には第3世代のiPhone SEも登場しましたが、安く高品質のiPhoneというコストパフォーマンスに優れた評価から、いまだに第2世代のiPhone SEは人気です。ただ、リリースされてから3年以上経過していることもあり、いつまで使えるかどうかが気になるポイントです。

iPhone SE(第2世代)のサポート状況

第2世代のiPhone SEは2023年12月現在、OSのアップデートに対応しており最新のiOSバージョンでお使いいただけます。また、iPhone SE(第2世代)は2022年3月に販売終了しましたが、販売終了から5年間は修理サポートの対象となります。

  • OSサポート:最新のiOS 17.2に対応

  • 修理サポート:2027年3月頃まで対応

*参考:iOS 17に対応しているiPhoneのモデル

iPhoneがいつまで使えるかという基準は、OSのアップデート対象になることとAppleの修理サポート対象の2点が重要なポイントになるでしょう。

iPhoneサポート終了の目安:販売開始から6年ほど

現状は第2世代のiPhone SEを問題なく使える環境ですが、OSサポートおよび修理サポートの終了予定時期から推測すると2027年頃まで使えることが分かります。

OSサポートは他のiPhoneシリーズのiOSバージョンアップ期間から考えると、発売して6〜7年が一つの目安となります。2020年4月にリリースされたiPhone SE(第2世代)は、2027年までならOSのバージョンアップ対象となりそうです。

そのため2024年頃にiPhone SE(第2世代)を購入する場合も、2〜3年は継続して使えることが予測されます。以下でも第2世代のiPhone SEに関する性能を紹介していますが、一般的なスマートフォンの用途であればこれから数年先でも問題なく使えるモデルで、今からでも購入する価値はあるでしょう。

第1世代のiPhone SEは2023年9月で修理サポートの対象外

ちなみに第1世代のiPhone SEは2018年に販売終了しており、2023年9月にはAppleのサポートからも対象外となりました。

OSのアップデートもされなくなり、iOS16以降は非対応となります。OSのバージョンアップができないことで、アプリの更新ができず不具合が起きたり正常に機能が使えないといったリスクが考えられます。

そのため、第1世代のiPhone SEをずっと使っているユーザーは、第2世代・または第3世代のiPhone SEに乗り換えることが推奨されます。

iPhone SE 第2世代の基本的な性能・スペック

第2世代のiPhone SEはまだまだサポート対象で使えることが分かりましたが、スペック・性能の情報も見ていきましょう。iPhone SEは廉価版と認識されがちですが、Apple製品自体が高スペックであるため幅広い用途に対応します。

👉iPhone 8シリーズと第2世代のiPhone SEを比較!

iPhone SE(第2世代)に関するスペック一覧

第2世代のiPhone SEについて、基本的なスペックは以下の通りです。

iPhone SE 第2世代のスペック

詳細

リリース年

2020年4月

ストレージ容量

64GB・128GB・256GB

重量

148g

ディスプレイサイズ

4.7インチ

端末の寸法・サイズ

138.4mm × 67.3mm × 7.3mm

プロセッサ(チップ)

A13 Bionic

メモリ

3GB

生体認証

Touch ID

バッテリー容量

1,821mAh(ビデオ再生時間目安:13時間)

5G

非対応

タッチ決済(FeliCa)

対応

iPhone SE(第2世代)の性能で高評価なポイント

2020年モデルと多少古いですが、第2世代のiPhoneは基本的な機能を搭載しており、日常生活で役立つようなスペックが確認されています。

  • 最低限のスペックがあるプロセッサ:A13チップ(iPhone11と同等)

  • IP67の防水・防塵性能(雨の時や水回りでも安心して使える)

  • 電子マネー対応(FeliCaを搭載)

  • eSIM対応

  • ホームボタン対応

型落ちiPhoneと言っても、第2世代のiPhone SEは最低限の性能がありWebサイトの閲覧やソーシャルゲームの利用なら問題なく使えます。また、第2世代のiPhone SEはTouch ID(指紋認証)に対応しており、ホームボタンも搭載しています。

iPhone SE(第2世代)の性能で気になるポイント

一方で、iPhone SE(第2世代)の性能に関して劣る点もあり、iPhoneを多用するユーザーにとって物足りないスペックに感じるでしょう。

  • 画面サイズが4.7インチと小さく感じる

  • バッテリー容量が少なめ

  • 5Gに非対応

  • カメラの性能が高くない(広角カメラのみ)

iPhoneの機能で注目される部分としてカメラがありますが、第2世代のiPhone SEはシングルカメラ(広角カメラ)だけで、超広角カメラや望遠カメラには対応していません。最近のiPhoneシリーズで搭載しているナイトモード、人物以外を対象にしたポートレートも対応しておらず、夜景の写真や動画ではあまりキレイに撮れないことが伺えます。

また、コンパクトタイプのスマホということもあり、バッテリー持続時間が13時間(ビデオ再生時間目安)と短く、モバイルバッテリーがないと外出先での利用で不安に感じるかもしれません。5Gも非対応なので、高速通信で運用したいユーザーには向いていません。

そのため、小さいスマホ画面に抵抗があったり外出先でのスマホ利用頻度が多いユーザーは、最近のiPhoneシリーズも比較してみるといいでしょう。2022年にリリースされたiPhone14は、動画再生時間で最大20時間持続するバッテリー性能があり、カメラのスペックも大幅に向上しています。

👉iPhone14とiPhone13の違い・比較を解説!

iPhone SE(第2世代)の価格目安|リファービッシュ品は2万円前後

iPhone SE(第2世代)はリリース当時の価格で44,800円と、新品でもかなり安くコストパフォーマンスに優れています。現在は販売停止しているモデルであるため、リファービッシュ品、または中古品で購入することになります。

中古品では品質保証がないケースや、赤ロムなどのリスクも想定されているため、新品と同等の動作が確認されているリファービッシュ品(整備済製品)を選ぶといいでしょう。バックマーケットで販売しているリファービッシュ品のiPhone SE(第2世代)で、2023年12月時点の価格を確認すると以下の通りです。

  • 64GB:20,000円〜

  • 128GB:23,000円〜

  • 256GB:27,000円〜

ストレージ容量が大きい128GBや256GBのモデルでも、リファービッシュ品なら2万円台で購入可能です。以下でもiPhone SE(第2世代)が人気である理由を取り上げていますが、ある程度のスペックがあるスマホでこれだけ安いのは他の機種にはなく、価格的にかなりの優位性があるでしょう。

第2世代のiPhone SEが人気である理由・おすすめのユーザーは?

iPhone SE(第2世代)のスペックや価格などを踏まえて、多くのiPhoneユーザーに支持されてる理由を以下でまとめました。安くスマホを購入したい場合や、子供にスマホを持たせたいといった目的で、SEモデルの利用価値が高くなるでしょう。

スマホの購入で高額の出費をしたくない

iPhoneシリーズは新しいモデルがリリースされるたびに、円高の影響もありますが端末価格が高くなっている印象があります。一番安いベーシックモデルのiPhone15でも10万円以上の価格帯で、2〜3年程度で機種変更するスマホにそこまでの費用を使いたくないユーザーもいるでしょう。

そこで、リファービッシュ品価格で2万円台とかなり安くなる第2世代のiPhone SEは言わば、ライトユーザーに適したiPhoneです。そこまでiPhoneを使いこなす予定がなく、できるだけコストをおさえたい人向けの機種になります。

コンパクトなサイズのスマホが欲しい

SEシリーズの特徴では、4.7インチの小さな画面が魅力に感じるユーザーもいるでしょう。重く大きなスマートフォンが扱いづらいユーザー層に適したサイズ感です。

iPhone14とiPhone13の違いでも解説していますが、コンパクトサイズのminiシリーズはiPhone13までで、iPhone14以降は登場しなくなっています。画面の大きなPlusシリーズが代わりに登場するなど、大画面のスマホが好まれる傾向になっている一方で、片手で扱えるような小さなiPhoneの方が合っている場合にはSEシリーズがおすすめです。

👉iPhone/Mini/SE/Pro/Pro Maxの違いを徹底解説!

子供や学生向けのiPhoneモデルでおすすめ

第2世代のiPhoneは安く、コンパクトなサイズから子供・学生向けのスマートフォンでも人気です。 

iPhoneの学割購入方法など、学生がiPhoneを安く買う手段もいくつかありますが、格安モデルのiPhone SE(第2世代)はおすすめのシリーズで、子供がはじめて使うスマホで丁度いい価格帯とスペックです。

子供にスマホを持たせたいけど、落としたり壊したりする可能性もあるから高い端末は持たせたくない...と考える親にも、SEシリーズのiPhoneは選びやすいです。

第2世代から第3世代のiPhone SEに乗り換えるべき?

第2世代のiPhone SEについてこれまでご紹介しましたが、2022年にリリースされた第3世代のiPhone SEの方が良いのでは?と感じる人もいるでしょう。

結論から言えば、iPhoneの購入・乗り換えの費用で4〜5万円ほどの予算があれば、第3世代のiPhone SEに乗り換える価値があります。

第3世代のiPhone SEと第2世代のiPhone SEは何が違う?

第3世代のiPhone SEは第2世代と比較して、以下の点で違いがあります。ユーザーにとってメリットに感じやすい改善点では、バッテリー性能の向上があります。

  • 5Gに対応

  • 第2世代のiPhone SEと比較してバッテリー性能が向上(ビデオ再生時間目安:15時間)

  • プロセッサ(A15 Bionicチップ)のアップグレードにより処理速度も向上

  • カメラ性能が多少向上(スマートHDRやDeep Fusion)

現在、第2世代のiPhone SEを使っているユーザーでバッテリーの持ちが気になっていたり、5G非対応がネックに感じる場合には、第3世代に乗り換えすることで改善できます。カメラは画素数などのアップグレードはなく同じシングルカメラですが、スマートHDRなどの機能でより画像や動画の画質が良くなっています。

👉第2世代と第3世代のiPhone SEの違いを解説

4〜5万程度の予算があるなら第3世代のiPhone SEがおすすめ

第3世代のiPhone SEは第2世代と比べて価格が高くなりますが、それでもリファービッシュ品基準だと4万円台から購入ができる安価なモデルです。

第2世代のiPhone SEより2年後にリリースされた機種で、SEシリーズでも最新のモデルであることから、より長期的に利用できるメリットがあります。

  • 5万円程度の予算を使って長期的にiPhoneを使いたい→第3世代のiPhone SEがおすすめ

  • 2年後くらいには再度機種変更をしたい→第2世代のiPhone SEおすすめ

iPhoneの5万円程度の予算を使っても良いと感じ、3年以上の長期で端末を使うのであれば、第3世代のiPhone SEもおすすめです。ただ、2年ほどの周期でスマホを乗り換える予定があるなら、第2世代のiPhone SEでも充分でしょう。

iPhone SE 第2世代を購入する際に気をつけるべき点

第2世代のiPhone SEを購入する時に、やってはいけないことなどの注意点も解説します。中古品で安く買ったり、バッテリーを自分で買って取り替えようと考えているユーザーもいますが、様々なリスクがあります。

フリマアプリなどで買う中古品のiPhone SEはおすすめしない

私たちバックマーケットがリファービッシュ品を推奨している理由として、環境保全に貢献する要素や新品と同等の品質で提供できる点などが挙げられます。一方で、個人間取引で売買されるような中古品はリファービッシュ品と異なり、整備もされておらず以下のようなリスクもあるので要注意です。

  • 赤ロムによるネットワーク利用制限

  • SIMロック端末

  • バッテリーの著しい消耗・劣化

  • 正常に初期化されていない(ウイルスなどの危険性)

👉参考:iPhoneを中古で購入する時の注意点

iPhoneは安さだけでなく、信頼できる販売店から購入することが重要です。少なくても個人販売の中古品は品質において不安な点が多いので、避けるようにしましょう。

バッテリー交換もリスクが高い

iPhoneの機種変更に関して、バッテリーの極端な消耗を解消するために個人でバッテリー交換をすることを検討するケースもあります。ただ、自分でバッテリー交換すると以下のような注意点やリスクがあります。

  • 液晶画面やボタンの故障

  • バッテリー発火の可能性

  • 自分でバッテリー交換に失敗した場合、正規店での対応が不可

また、Apple公式のバッテリーサービス(バッテリー交換)に依頼する場合、AppleCare+に加入していないユーザーは有償での対応となります。第2世代のiPhone SEだと、バッテリー交換で1万円以上かかります。

そのため、バッテリー交換では端末破損の危険性があるほか、正規店(Apple公式)に依頼する際にはそれなりの費用がかかるので、SEシリーズのリファービッシュ品に買い替えた方がコストパフォーマンスに優れていたり、以下でも説明していますが、高性能のiPhoneシリーズも検討する余地があるでしょう。

カメラやバッテリーで高性能を求めるユーザーには向いていない

本記事では第2世代(または第3世代)のiPhone SEについて、価格だけでなく性能面での良さを解説しましたが、ユーザーによってはSEシリーズのスペックでは足りないと感じることもあるでしょう。

  • より精度の高い画像や動画を撮影したい

  • ソーシャルゲームを頻繁にプレイする

  • 外出先で利用する機会が多く、バッテリー持ちが気になる

などの要望や課題があるユーザーは、SEシリーズよりも高スペックなiPhoneシリーズがおすすめです。iPhone11/12/13モデルの比較が参考になるほか、より最新のiPhoneシリーズも必要な機能があるかどうか確認したい場合には、iPhone14とiPhone15の比較ページもぜひご参考ください。

第2世代のiPhone SEを購入するならリファービッシュ品がおすすめ

iPhone SE(第2世代)は2026〜2027年まで使えるiPhoneモデルで、基本的な用途を想定しているユーザーであれば今後も問題なく使えるスペックです。

第2世代のiPhone SEはコストパフォーマンスに優れており、バックマーケットで販売しているリファービッシュ品(整備済製品)は2万円台と安価です。端末が安いだけでなく、以下のようなメリットからリファービッシュ品を購入する価値があります。

  • 1年間の動作保証と30日間の返金保証付き

  • 赤ロム保証・80%以上のバッテリー残量保証で安心して購入

  • SIMフリー端末なので格安SIMで運用できる

毎月の携帯料金をなるべく抑えたいユーザーは、格安SIMを契約して端末代を一括で支払いしやすいリファービッシュ品にすることで、お得にiPhoneを使えます!

Sun

筆者:Sun,  BackMarket コンテンツクリエーター

コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。

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