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iPhone SEシリーズは廉価版で知られており、買い替えしやすい機種から現在でも第2世代や第1世代の型落ちモデルを利用しているユーザーが多いです。2024年5月時点では第3世代までのSEモデルが登場していますが、各世代の見分け方や確認方法が分からないというケースもあります。自分が使っているiPhone SEが何世代か分からないユーザー向けの情報や、SEシリーズに関する外観や性能に関する違いも解説しますのでぜひご参考ください!
はじめに、iPhone SEシリーズの各世代を見分ける方法から解説すると、iPhoneのモデル番号からチェックするのが確実なやり方になります。iPhone SEシリーズは第3世代まで登場しており、それぞれのリリース年は以下の通りです。
iPhone SE(第1世代):2016年3月24日
iPhone SE(第2世代):2020年4月24日
iPhone SE(第3世代):2022年3月18日
第1世代のiPhone SEモデルはかなり古いためユーザー数は限られますが、第2世代のiPhone SEは2020年モデルと比較的新しく、ある程度の性能もあるため現在でも普及しています。そのため、「自分が使っているSEシリーズは第2世代と第3世代のどちらか?」といった疑問を持たれる方が多いと想定されます。
iPhone SEシリーズの種類・世代を識別する手段として、一般的にモデル番号が使われます。各世代とリリースされた国・地域によってモデル番号が異なり、iPhone SEシリーズの場合は以下の通りです。
SEシリーズのモデル番号 | 日本を含む地域 | それ以外の地域 |
iPhone SE(第1世代) | A1723・A1662・A1724 | - |
iPhone SE(第2世代) | A2296 | A2275・A2298 |
iPhone SE(第3世代) | A2782 | A2595・A2784・A2785・A2783 |
日本国内で購入している場合、iPhone SE(第2世代)はA2296でiPhone SE(第3世代)はA2782のモデル番号が該当します。また、第1世代のiPhone SEモデルを使っているユーザーは、モデル番号がA1723・A1662・A1724のいずれかになります。
上記で掲載しましたモデル番号は、端末のSIMトレイを入れる場所に記載があります。多少見にくいですが、SIMトレイを外して上から端末を見るとモデル番号が確認できます。iPhone SE(第2世代)の端末より、SIMトレイを外したところうっすらとした字ですがA2296のモデル番号を確認できました。
ただ、スマホカバーを装着しているとSIMトレイの取り外しがしづらいため、一般的にはiPhoneの設定画面から確認することになります。稀なケースですが、iPhoneの起動ができない場合においてのモデル番号確認方法としてご参考ください。
「設定」アプリからiPhoneのモデル番号を確認する場合、「一般」→「情報」の画面へと移行します。機種名にもiPhone SEと表示されていますが、世代までの記載はありません。「モデル番号」の項目をタップすることで、世代ごとの識別ができるモデル番号が表示されます。
例として取り上げているこちらのiPhoneは第2世代のSEモデルなので、「A2296」と表示されます。仮にA2782であれば第3世代のiPhone SEモデルだと分かり、「A1723」など一千番台のモデル番号であれば第1世代のiPhone SEだと判断できます。
iPhone SEシリーズの各世代の調べ方では、Appleサポートのアプリを活用する手段もあります。Appleサポートアプリは無料で使えるもので、各iPhoneモデルの使い方やトラブルシューティングなど、ヘルプセンター的な役割があります。
Apple Storeのアプリを開き、「保証状況の確認」の項目を選択して、端末のシリアル番号を入力します。Apple製品のシリアル番号は設定画面より確認が可能で、上記で紹介しましたモデル番号の下に記載があります。
保証状況のモデル項目より、第2世代(2nd generation)などが表記されている場合もありますが、アプリ(またはiOS)のバージョンによっては「iPhone SE」だけで見分けがつかないこともあります。そのため、設定画面からのモデル番号の確認が最も確実な方法だと言えます。
ただ、このAppleサポートアプリは保証状況の確認などで有用で、例としてiPhone SE(第2世代)の機種でアプリの画面を上画像で紹介していますが、修理サポートの対象であることが分かります。
また、Appleサポートのアプリでは同じApple IDで接続しているデバイスの管理や、パスワードのリセットなどセキュリティ対策などもできます。あまりiPhoneを使い慣れていない場合は、Appleサポートのアプリが何かと役立つでしょう。
iPhone SEの各世代について、外観からでもある程度の見分けがつきます。サイズのほか、カラーに関して第1世代のiPhone SEはいくつか特徴や違いがあります。
初代のiPhone SEモデルは、当時のスマホでも特に小さな画面が特徴的で4インチのサイズになっています。iPhone SEシリーズ自体も小さめのディスプレイサイズですが、第1世代はとりわけ小さく、片手で扱いやすいサイズ感です。
2017年にリリースされたiPhone 8シリーズとも比較されがちですが、それでも4.7インチのディスプレイサイズなので、iPhone SE(第1世代)はよりコンパクトなモデルといった印象です。第2世代・第3世代のiPhone SEも同様に4.7インチの画面サイズなので、第1世代は一回り小さく重量も113gとかなり軽くなっています。
また、第1世代のモデルには端末の背面に「SE」のロゴが表記されています。ボディはiPhone 5Sの端末を流用していますが、カラーラインナップも第2世代以降と大きく異なり、スペースグレイとシルバー、ゴールド、ローズゴールドから選べます。
一方で、第2世代と第3世代のiPhone SEモデルは共通点が以下の通り多く、一見するとどちらも同じような機種に感じます。
カラーラインナップ(色味は多少異なるものの、黒と白と赤の大枠的な種類は同じ)
端末の寸法と画面サイズ(138.4 × 67.3 × 7.3mm・4.7インチ)
重量(第3世代のSEモデルが4g軽いだけで、重さもほぼ同じ)
一回り小さく、カラーラインナップも独特な第1世代とは違い、第2世代と第3世代のSEモデルの外観は似ています。ミッドナイトとブラック、スターライトとホワイトなど色彩は若干差別化されていますが、大きな違いはなく端末のサイズも同じなため、外観だけでは第2世代と第3世代のSEは区別がつきにくいでしょう。
*iPhone SE(第4世代)の発売日やスペックに関する情報について、関連記事より解説しています。
iPhone SEシリーズでは第2世代と第3世代のユーザー数が比較的多く、性能面の違いもよく比較されます。これからiPhoneの買い替えをお得にしたい方にとってSEシリーズは安価な点で魅力的ですが、「第2世代の性能は今でも通用するのか?」とか「これから買うなら第3世代のスペックまで必要?」など、仕様に関する比較もしておきたいところです。
結論から言えば、iPhone SE(第2世代)も最低限のスペックは備わっていますが、5Gの高速通信や高性能なカメラ機能を使いたいユーザーは、第3世代のSEモデルを選ぶと良いでしょう。
性能に関する明確な違いでは、5G通信の対応可否が注目されます。お使いのSEモデルで5G通信がすでに使えているのであれば、第3世代の機種であることが分かります。
第1世代・第2世代のiPhone SEモデルは5Gに非対応で、iPhone11シリーズまでのナンバリングモデルも5Gが使えません。5G通信では映画など大容量の動画コンテンツや、オンラインゲームのインストールで活用されますので、高速通信をしたいユーザーはSE3を選ぶのが望ましいです。
カメラスペックも第2世代と第3世代のSEモデルで違いがあり、高度な画像合成技術であるDeep Fusionや、明暗差のある風景で画質が上がるスマートHDRなど、iPhone SE(第3世代)で改善されています。
ただ、iPhone SEシリーズ自体のカメラスペックは高くなく、超広角レンズが搭載されていないシングルカメラであるため、ズーム性能も劣ります。iPhone14のカメラ性能や、iPhone15のカメラスペックでも解説していますが、ナンバリングモデルではデュアルカメラでの高精度なズームや、iPhone15シリーズでは下位モデルでも4,800万画素の高画質なメインカメラを搭載するなど、写真や動画をよく撮影するユーザーにおすすめの機種となっています。
バッテリーの持ちはiPhone SE(第3世代)で改善されており、動画再生時間目安でSE2だと13時間しか持ちませんでしたが、SE3だと15時間まで延びています。
5Gの通信対応を含め、ある程度のスペックを要求するなら第3世代のiPhone SEが適しています。ですが、最近ではminiモデルなど人気なiPhone13シリーズや、大画面のPlusモデルも選べるiPhone14シリーズもリファービッシュ品で安く購入できるため、バッテリーの持ちが良い機種を選ぶなら、iPhone13シリーズ以降のモデルも比較してみるといいでしょう。
iPhone SEに関する各世代の調べ方、確認方法などこれまで解説しましたが、ご自身のiPhone SEモデルがどの世代かが分かった上で、新しい機種に買い替えする必要があるかどうかといった判断もしておきたいですよね。
特に同じ機種で3年以上と長期で使っているユーザーや、普段の利用の際にバッテリーの消耗や不具合など利便性で問題を感じている場合、買い替えをするべきサイン・兆候が既に出ている可能性が高いです。
ごく少数派になるかもしれませんが、2024年時点でiPhone SE(第1世代)を使っているユーザーは、後継機種への買い替えが望ましいです。2016年リリースのモデルは古く、iOSのアップデートも終了しておりiOS16以降は非対応で、修理サポートも2023年9月に終わっています。
iPhone SE(第1世代)でも普段から問題なく使えているユーザーも中にはいますが、iPhoneの寿命・使える期間の目安から超えており、最新のiOSに対応していないことからセキュリティに関する脆弱性や、最新のアプリが使えないデメリットが想定されます。
一方でiPhone SE(第2世代)はいつまで使える?でも解説していますが、第2世代のSEモデルは2026〜2027年までは問題なく利用可能で、第3世代であればもう2年は長く使えます。
第2世代のiPhone SEは、今のスマートフォンの用途や需要にスペックが追いついておらず、バッテリー持続時間が短いほか5G非対応が気になるポイントです。
数年前は5G対応エリアが少なく、4G通信でも満足できるスマホユーザーは多かったですが、最近では5G通信ができる地域が拡大しており、iPhoneだけでなくAndroidスマホでも5G対応の機種が増えています。高速通信をしたいユーザーは、第3世代のiPhone SEに買い換えるのも良いでしょう。
また、新しいiPhone SE(第3世代)を使っているユーザーでも、バッテリーの状態によって買い替えを検討するケースもあります。iPhone SE(第3世代)の寿命・使える期間自体は長いですが、バッテリーの消耗度合いによって寿命の長さが変動します。
iPhoneの一般的なバッテリー寿命は2〜3年程度だとされていますが、充電回数や使い方によっては寿命が短くなります。フルで充電しても最大容量の80%を下回る場合にはバッテリーの寿命が近くなっていると判断できるため、よりバッテリー容量の大きいiPhoneモデルに乗り換えてみてはいかがでしょうか。
古くなったiPhone機種の買い替えでは、iPhone SEシリーズのほかにも魅力的なモデルが多くあり、カメラやバッテリーが高性能なナンバリングモデルも比較したいところです。
iPhone SEシリーズを購入・利用するユーザーでは安さやコスパの高さを理由にSEを選んでいることも多いですが、iPhoneはリファービッシュ品にすることでお得にご購入いただけます。もちろんiPhone SEシリーズのリファービッシュ品も安く、第3世代でも3万円台からの購入が可能で、第2世代なら2万円以下の端末もあります。
iPhone SEシリーズはホームボタン対応の指紋認証やコンパクトなサイズ感など、人気である特徴もありますが、他のナンバリングモデルはデュアルカメラによる高スペックな撮影やバッテリー持続時間の長さ、大画面によるゲームや動画視聴の満足度の高さなど評価されます。
お使いのiPhone SEが古い世代であったり、バッテリーなどの消耗が進んでいる際にはぜひ、Back Market(バックマーケット)のリファービッシュ品からお得なiPhoneモデルを選んでみるといいでしょう。リファービッシュ品(整備済製品)は安いだけでなく、新品と同等の動作が確認されてから出荷していますので品質も安定しています。
コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。