
iPhoneなどのスマホでは、使用しているキャリアや機種によって対応しているバンド・周波数帯が異なります。機種変更の際に現在使っているSIMがそのまま使えるかどうかといった確認や、スマホの買い替えとあわせて通話・通信プランの変更も考えている場合には、対応バンド・周波数帯を一度チェックしてみるといいでしょう。
iPhoneなどのスマホの対応バンド・周波数帯について
iPhoneなどのスマホに関する対応バンドや周波数帯は、機種のほか使用しているキャリアによって異なります。
バンドと周波数帯の違いについて
周波数は1秒間に振動する回数を示す数値で、数値が低い周波数帯はプラチナバンドとも呼ばれるもので壁や建物などの障害物を回り込み、通信がしやすい特徴があります。一方で周波数が高いほど、一度に多くのデータを送れるため高速通信に向いています。5Gではこうした高い周波数帯(Sub6やミリ波)も使われており、4Gより高速なデータ転送が可能です。
対してバンドは特定の周波数の範囲で区切り、バンド1やバンド2など番号で区分しています。キャリアや国によって使い分けがされている細かい周波数を、共通のグループで指定できるようにバンドが決められています。例としてバンド3は1.7GHz〜1.8GHz付近の周波数で、日本では一般的に利用されています。
国やキャリアによって対応バンド・周波数帯が異なる
国やキャリアごとで対応しているバンド・周波数帯に違いがあるため、海外版のスマホが日本国内で契約したキャリア・SIMが利用できないことがあります。iPhoneなど世界中で販売されている端末は基本的に利用できますが、一部のスマホ機種はキャリアによって通信できない恐れがあるため事前に対応バンドを確認するのがおすすめです。
キャリアに関して、楽天やドコモ、ソフトバンク、auの4社に対応しているバンドで使えるなら、格安SIMでも利用できます。格安SIMはドコモやauなど、各社の電波をそのまま借りているため4社の対応バンドで通信ができる機種は格安SIMでも問題ありません。
スマホ機種でもバンド・周波数帯が異なる
バンド・周波数帯はキャリアだけでなく、スマホ機種によっても対応している種類が異なります。例として、Google Pixel 8 Proの対応バンドは以下の通りです。キャリア別の対応バンドもこちらのページで解説していますが、Google PixelシリーズやGalaxyシリーズ、iPhoneシリーズなど知名度の高い機種ではどのキャリアでも基本的には対応しています。
Google Pixel 8 Proの対応バンド | 詳細 |
4G(LTE) | B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71 |
5G(Sub-6) | n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 66 / 71 / 77 / 78 / 79 |
5G(ミリ波) | n257 |
ただ、一部の格安スマホやエントリーモデル、海外版のスマホではキャリア固有のプラチナバンドに対応しないこともあります。ドコモ版やau版など、SIMロックがかけられていたAndroidスマホも同様に、対応しているバンド・周波数帯が限定されます。
そのため、契約しているSIM(キャリア)とスマホ機種によっては電波が悪くなることもありますので要注意です。ただ、Back Market(バックマーケット)で販売しているSIMフリーのリファービッシュ品iPhoneは、楽天回線やドコモ回線、ソフトバンク回線、au回線のどれでも幅広く対応しているため、乗り換え時の心配がほとんどありません。
日本のキャリアの主要バンド・周波数帯の傾向
大手キャリアである楽天モバイルとドコモ、ソフトバンク、auの4社で対応しているバンドをまとめました。対応バンド・周波数帯は5Gと4Gが特に重要ですが、4Gではプラチナバンドの需要があります。
5G対応のキャリア別対応バンド・周波数帯:n77がメイン
大手キャリアは一通り5G通信に対応しており、バンドn77(3.7GHz)が主力になっています。そのほか、キャリアによってn78、またはn79のバンドが利用可能です。
5G対応 | 楽天モバイル | ドコモ | ソフトバンク | au |
バンドn257(28GHz) | ミリ波対応 | ミリ波対応 | ミリ波対応 | ミリ波対応 |
バンドn77(3.7GHz) | 主要バンド | 主要バンド | 主要バンド | 主要バンド |
バンドn78(3.5GHz) | - | - | 一部で対応 | 一部で対応 |
バンドn79(4.5GHz) | - | 主要バンド | - | - |
n257(28GHz)も大手キャリアでは一通り対応しており、より高速な通信が可能なミリ波対応のバンドではありますが、日本国内で販売されているiPhoneシリーズはn257のミリ波に対応していないことからそこまで需要がありません。また、ミリ波帯のエリアは限られていますので、5G通信ではn77・n78・n79の利用が一般的です。
4G(LTE)対応のキャリア別対応バンド・周波数帯
4G(LTE)回線で、キャリア別で対応しているバンドは以下の表の「〇」で記載しています。「◎」は特に重要な対応バンドで、各キャリアでバンド3(1.7GHz)が主要周波数帯となります。各キャリアから販売されているSIMフリーのスマホ端末は、バンド3対応が一般的です。
4G(LTE)対応 | 楽天モバイル | ドコモ | ソフトバンク | au |
バンド28(700MHz) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
バンド18/26(800MHz) | ◎(パートナー回線) | ◎ | ||
バンド19(800MHz) | ◎ | |||
バンド8(900MHz) | ◎ | |||
バンド11(1.5GHz) | 〇 | 〇 | ||
バンド21(1.5GHz) | 〇 | |||
バンド3(1.7GHz) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
バンド1(2.0GHz) | ◎ | ◎ | ◎ | |
バンド42(3.5GHz) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
楽天モバイルではバンド18/26(800MHz)について、auから借りている周波数帯になります。なお、バンド26はバンド18を含めていますので、実質的には同じバンドで扱っています。
プラチナバンドの各キャリア対応状況
プラチナバンドは700MHz〜900MHz帯の電波で、他のバンド・周波数帯と比較して繋がりやすいメリットがあります。建物内や地下のほか、山間部でも電話が届きやすくネットワーク通信が安定します。
ミリ波対応エリアと同様に、プラチナバンドも対応エリアは限られていますが郊外や地下など場所を問わず通信ができるメリットがあります。各キャリアでのプラチナバンド対応状況は以下の通りです。
楽天モバイル:バンド18/26
ドコモ:バンド19
ソフトバンク:バンド8
au:バンド18/26
楽天モバイルはauから借りているパートナー回線であるため、auと同じバンド18/26に対応します。ドコモはバンド19、ソフトバンクはバンド8がプラチナバンドに該当します。
iPhoneで使用している周波数帯(バンド)を確認する方法
iPhoneユーザー向けに、使用している端末で周波数帯・バンドを簡単に確認できる方法があります。フィールドテストモードではバンドの特定だけでなく、電波の強さ・弱さも判断できるので便利です。
フィールドテストモードでの確認方法
例として、iPhone SE(第3世代)を使って楽天モバイルのSIMを入れた状態でフィールドテストモードを起動します。起動方法は簡単で、電話アプリを開いて「*3001#12345#*」と入力して通話ボタンを押すだけです。実際に通話はしないので、通話料金はかかりません。

以下画面のダッシュボード画面が出てきて、使用しているキャリア名(Rakuten)のほか電話番号などの情報が表示されますが、使用しているバンドも確認できます。LTEで接続している状態で、バンド3(B3)を使用していることが分かります。

フィールドテストモードでは電波の強さ・弱さも確認できる
フィールドテストモードはバンド・周波数帯だけでなく、接続している電波の状態も確認できます。以下の項目が特に重要で、電波の強度や品質・ノイズの程度などを判断できます。
RSRP:受信している電波の強度(-150dB〜-50dB ※-80dB以上が良い状態)
RSRQ:電波の品質(-20dBm〜-3dBm ※-10dB以上が良い状態)
SNR:電波のノイズ(-20dB〜30dB ※20dB以上が良い状態)

今回検証した数値では、電波の強さ(RSRP)は-92dBmで一般的なレベル、電波の質(RSRQ)は-8dBmと良好でした。一方、ノイズとの比率を示すSNRは4.4dBと低めで、通信速度が出にくい状態であることが分かります。SNRは端末の向きや周囲の環境で変動しやすいため、速度が遅いと感じる場合は場所を変えて再度確認してみましょう。
iPhoneはどこのキャリアでも問題ない:海外のSIMでも使える
Androidスマホも基本的には大半のキャリアで利用可能な仕様にはなっていますが、特定のキャリアで購入したAndroidスマホで、古い機種だと他社回線のプラチナバンドなどに対応しない可能性があります。そのため、機種変更をする際にはスマホの製品ページから対応周波数帯を確認しておくといいでしょう。
一方でiPhoneはキャリアごとで対応バンドを限定するようなカスタマイズはされておらず、日本国内モデルであれば全て同じ周波数に対応しています。海外旅行で一時的に使うモバイルデータ通信用のSIMでも、iPhoneは幅広く使えます。最近はeSIMでの設定が便利で、関連記事よりiPhoneのeSIM設定方法も解説しています。
対応していないバンド・周波数帯ではスマホが使えない?
キャリアごとのバンド・周波数帯で対応していないスマホでは、普段の通信やテザリングなどで使いづらく感じることが多いです。全く使えない訳ではなく、データ通信や通話自体はできるものの品質が下がります。
屋内や地下など特定の場所で繋がりにくくなる
一部のバンド・周波数に対応していても障害物に強いプラチナバンドに非対応だと、特定の場所で電波が弱くなる傾向が見られます。
移動中に電話が途切れる
地下に入ると圏外になる
自宅など特定の場所で電波が弱い
などの現象が起きやすくなり、プラチナバンドで本来快適にデータ通信や通話ができる場所で不便に感じることが多くなります。
テザリングの速度が極端に遅くなる
スマホのテザリングを使ってノートパソコンやタブレットでデータ通信を行う場合、対応バンドが限定的だと、テザリングの速度が極端に遅くなることもあります。
テザリングのパフォーマンスが悪くなると、遠くの電波を探すためにスマホのバッテリー消費も早くなります。iPhoneなどのスマホの電池・バッテリーの消費が進む原因になり、スマホの寿命を縮めるリスクが高くなります。
対応周波数のほかSIMロック端末も要注意
iPhoneなどのスマホの通信では周波数帯のほか、SIMフリーであるかどうかの確認も重要です。古い機種ではSIMロックがかかった状態で中古品市場などで出回っているため、特定のキャリア以外でネットワーク通信ができないことがあります。
スマホの買い替えの際には、SIMフリー端末を選ぶのがおすすめです。特定のキャリアの制限などはなく、お使いのSIMでそのまま機種変更ができます。Back Marketのリファービッシュ品スマホは全てSIMフリー端末なので、大手キャリアだけでなく格安SIMも使いやすいです。
各キャリアに対応するバンド・周波数帯で使えるおすすめのスマホ機種は?
対応バンドについて一通り解説しましたが、iPhoneやGalaxyなどの主要な機種であれば周波数帯やキャリア対応の有無について気にせず買い替えができます。
iPhone14・15シリーズ:リファービッシュ品の人気機種
2026年にはiPhone18 Pro・iPhone 18 Pro Maxなどの高性能なモデルも登場しましたが、価格が高く性能がそこまで変わっていないことからコスパが悪くなります。iPhoneの一斉値上げ・価格改定が2026年に複数回実施されたこともあり、最新モデルの機種変更がしにくくなりました。
そこで、iPhoneの機種変更・買い替えではリファービッシュ品で安く購入できる数世代前のモデルが注目されています。特にiPhone14・15シリーズが値下がりしている機種の中でスペックも良く、今からの購入でも長期的に利用できます。詳しい性能については、iPhone14の実機検証レビューもご参照ください。
Galaxy S24シリーズ:長期的なOSサポート・上位機種のミリ波対応
Galaxyシリーズも2026年にGalaxy S26シリーズや、折りたたみ機種のGalaxy Z Fold8などがリリースされましたが、過去機種もディスプレイやプロセッサ性能など全体的なスペックが高いです。
2024年リリースのGalaxy S24シリーズから、OSサポート期間が7年と長くなっており型落ち機種でも安心してご利用いただけます。バッテリーやゲーム性能も良く、Galaxy S24の実機レビューで解説しています。
日本国内で販売されているiPhoneシリーズは上位機種でもミリ波には対応していませんが、Galaxyシリーズでは上位機種(Ultraモデル)がミリ波(n257)での通信が可能です。高速通信やディスプレイの大きさ、スタイラスペンの利用など幅広く活用したい方は、Galaxy S24 Ultraも比較してみるといいでしょう。
Google Pixel 9シリーズ:性能と価格のバランスが取れた機種
Google PixelシリーズはiPhoneやGalaxyと比べると、ゲーム性能・処理性能が少し下がりますが AIによる写真や動画の撮影・編集が便利なモデルとして評価されています。
リファービッシュ品ではGoogle Pixel 9シリーズが狙い目で、高性能なカメラが使える無印モデルや軽量で扱いやすい廉価版モデルなどが購入しやすいです。リファービッシュ品では値下がりしておりコスパが良く、後継機種のGoogle Pixel 10シリーズと比べても大きなスペックの差がなくおすすめです。
どのキャリアでも使えるSIMフリーのスマホを買うならBack Marketがおすすめ!
買い替え時には対応バンドのほか、端末の価格も気になるポイントです。最近では円安や物価高などの影響で、スマホなどのデバイスで値上げが続いていることもあり、安く購入できるリファービッシュ品(整備済製品)が注目されています。
リファービッシュ品と中古品スマホ・新品スマホの違いは?
Back Marketで販売しているリファービッシュ品は専門家による検品やクリーニング、必要に応じた修理・部品交換を行った上で販売しています。最近ではフリマサイトなどで中古品のスマホも出回っていますが、品質保証がないことやバッテリーの消耗など懸念点が多いです。
また、新品のスマホと比較してリファービッシュ品は価格の安さだけでなく、環境保全への貢献も大きなメリットです。環境保全に関する意識がより強いヨーロッパなどの地域では、スマホだけでなく幅広い家電製品やデバイスでリファービッシュ品が使用されています。
リファービッシュ品のメリット | 詳細 | 参考ページ |
価格の安さ | 新品と比べて値下がりしており、人気のiPhone機種などを購入しやすい | |
高品質 | 長期保証やバッテリー容量保証、新品バッテリーオプションもあり安心 | |
環境保全 | 新品のスマホを選ぶよりも環境保全に大きく貢献 |
リファービッシュ品のスマホを選ぶメリットは上記の通りで、これまで新品しか選択肢がなかった方もリファービッシュ品を検討してみてはいかがでしょうか。
Back Marketでは動作保証や赤ロム永久保証などのサポートも手厚い
Back Marketではすべてのリファービッシュ品に対して1年間の動作保証を付けており、製品到着から30日以内は返品が可能です。加えて赤ロム永久保証もあり、万が一の故障だけでなくインターネット利用制限のリスクも対処できますので安心です。
白ロムと赤ロムの違いでも解説していますが、端末の分割払いを全て済まさず転売をした端末や、盗難品や犯罪グループによる使用が発覚したことなどが原因で、インターネット利用制限がかけられる赤ロムになる可能性があります。
赤ロムのスマホはモバイルデータ通信や電話・SMSが利用不可になりますが、Back Marketでは購入した端末が赤ロム化した場合、無料で交換できますので問題ありません。
iPhoneなどのスマホの対応バンド・周波数帯でよくある質問と回答
iPhoneなどのスマホの対応バンドや周波数帯に関して、よくある質問と回答もまとめました。格安SIMとの比較や、バンド・周波数帯で問題がなくても通信ができない理由などを確認しておくといいでしょう。格安SIMは大手キャリアの回線を借りており、基本的には対応しているバンド・周波数帯は同じです。楽天やドコモ、ソフトバンク、au、それぞれのバンドに対応していれば格安SIMを入れても問題なく通信ができます。
ただ、大手キャリアと比較して、格安SIMは混雑時に通信が重くなる傾向があります。また、格安SIM会社によってはeSIMに対応していないこともありますので、事前に確認しておくといいでしょう。関連記事より、eSIM対応機種のiPhone・Androidスマホも解説しています。
利用しているスマホでキャリアのバンド・周波数に対応していても、以下のような理由から通話やモバイルデータ通信ができないことが考えられます。
SIMカードが入っていない(eSIMの設定がされていない)
モバイルデータ通信がオフになっている
APN設定で失敗・エラーが起きている
SIM設定の確認やモバイルデータ通信のオン・オフ切り替え、端末の再起動などで解決されることもあります。APN設定は自動で済むことも多いですが、OSバージョンや機種によっては手動で設定する必要もあります。iPhone・AndroidのAPN設定方法も確認しておくといいでしょう。
キャリアで販売しているスマホ機種は、間違いなくバンド・周波数帯で対応している仕様なので問題なく通信できます。ただ、大手キャリアのスマホは以下のような特徴があり、デメリットも多いです。
販売機種が最近のモデルに限定される
各メーカーの販売価格よりも高くなる
2年後の返却を前提とする契約だと縛りがある
スマホの月額料金をおさえられる楽天モバイルや格安SIMで使いたい方にとって、大手キャリアでのスマホ購入は適していません。スマホ本体のみを安く買う場合や、コスパに優れたおすすめスマホを選ぶならリファービッシュ品(整備済製品)がおすすめです。



























































