歴代モデルのMacBook AirとProを解説!年代別の性能比較とおすすめモデルは?
人気のMacBook AirやMacBook Proではどのような機種が発売されてきたか、歴代モデルについて性能比較とあわせてご紹介します。どの年代のモデルを狙うべきか、またどんなユーザーに向いているかなどを確認するほか、比較的安く購入できる整備品の中で特におすすめのモデルや狙うべき機種など、歴代モデルの中から選びましたのでぜひご参考ください!
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MacBookシリーズに搭載されているM2チップは、2022年リリースのMacBook Airと13インチMacBook Proで使われており、14インチと16インチのMacBook ProにはM2 Pro・M2 Maxが搭載されています。アップルがIntelCPUから自社製シリコンチップに切り替えて以来、CPUやGPU、ニューラルエンジンの性能と効率の改善が高く評価されています。ですが疑問点も多く、M2世代とM1世代チップの性能差や違いなど比較しておきたいところです。M2とM1チップ、それぞれのMacBook Proでどちらを購入するべきか解説するほか、より高性能であるM3・M4世代チップのスペックも説明します。
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はじめに、M1チップとM2チップの両方で基本的な性能から比較をします。各チップには上位チップのM1 Pro(M1 Max)とM2 Pro(M2 Max)もあるので、あわせて紹介します。
CPUなどの基本性能について、2020年リリースのMacBook Pro(M1)と2022年リリースのMacBook Pro(M2)で以下表の通り比較しました。
スペック比較 | ||
ディスプレイサイズ | 13.3インチ | 13.3インチ |
CPUコア | 8コア | 8コア |
GPU | 8コア | 10コア |
トランジスタ | 160億個 | 200億個 |
最大メモリ容量 | 16GB | 24GB |
メモリ帯域 | 68.2GB/s | 100GB/s |
整備品価格(2024年8月現在) | 99,000円〜 | 142,500円〜 |
M1とM2チップで大きく異なる点として、GPUのコア数が上がっていることや最大メモリ容量が24GBまで向上していることが挙げられます。
Apple公式による発表を参考にすると、M1チップからM2チップのアップデートによって以下の性能が上がります。
CPUの処理速度(18%ほど向上)
GPUの処理速度(34%ほど向上)
MacBookに負担がかかる多くの作業を同時進行できる
ただ、以下でも詳しく紹介していますが、M2チップのMacBookが全ての性能において優れている訳ではなく、M1 Maxモデルと比較すると処理速度が遅いというレビューも見受けられます。
続いて、M1 Pro・MaxチップとM2 Pro・Maxチップでも性能比較をしてみました。同じ世代のチップでも、MacBook Proシリーズでは14インチ・16インチモデルの両方でPro・Maxの2種類があります。
<M1 Pro・M1 Max(またたM2 Pro・M2 Max)の特徴>
CPU・GPUの性能:同世代無印のチップと比べてコア数が高くなり、特にM1 Max・M2 Maxが高いスペックとなります
メモリ帯域幅:大きく増加し、高速な送受信が可能となります
メモリ(RAM)・ストレージの性能:メモリやストレージ容量がより大きくなります
バッテリー持続時間:14インチモデルの場合、無印(M1・M2)よりも持続時間が短くなります
より高性能なハードウェアを搭載していることもあり、14インチモデルのバッテリー持続時間が短いデメリットもありますが、プロセッサやメモリ帯域幅、メモリなど全体的なスペックではPro・Maxのチップがより優れています。
M1世代とM2世代でのスペック概要は以下表の通りで、M2世代ではCPU・GPUのほか最大メモリ(RAM)容量も上がっています。
スペック比較 | ||
ディスプレイサイズ | 14.2インチ/16.2インチ | 14.2インチ/16.2インチ |
CPUコア | 最大10コア | 最大12コア |
GPU | 最大16コア(M1 Pro) 最大32コア(M1 Max) | 最大19コア(M1 Pro) 最大38コア(M1 Max) |
トランジスタ | 337億個(M1 Pro) 570億個(M1 Max) | 400億個(M2 Pro) 670億個(M2 Max) |
最大メモリ容量 | 32GB(M1 Pro) 64GB(M1 Max) | 32GB(M2 Pro) 96GB(M2 Max) |
メモリ帯域 | 200GB/s(M1 Pro) 400GB/s(M1 Max) | 200GB/s(M2 Pro) 400GB/s(M2 Max) |
整備品価格(2024年8月現在) | 185,800円〜 | 254,300円〜 |
M2 Pro(M2 Max)モデルのMacBook ProではCPUやGPUの性能が改善されており、K5Kや8Kなどの高解像度で撮影した大きなデータの動画を編集したり、高画質のオンラインゲームで遊ぶなど、CPUやGPUへの負荷が大きい作業をする場合にはM2 Proが優れており、特に処理速度の速いM2 Maxがおすすめです。
ただ、動画編集などクリエイティブな作業を長時間行わず、基本的な用途を兼ねるような使い方であれば、M1 Proモデルのスペックで充分です。Adobeなどのデザイン制作ソフトも問題なく使える性能で、オンラインでの打ち合わせやプレゼンテーションなどの作業でもスムーズに対応できます。
MacBook Proの性能に関して、M2世代チップとM1世代チップとの比較もあわせて専門的なデータ・性能比較などを詳しく見ていきます。
MacBook Pro M2チップはCPUが18パーセント、GPUが35パーセント、Neural Engineが40パーセント高速化され、性能面ではMacBook Pro M1チップと比較して14パーセント速くなりました。また、同世代のチップでもMacBook ProはPro・Maxチップのプロセッサを選ぶことで、より高いパフォーマンスが期待できます。
MacBook Pro M2チップは、TSMCの強化された5ナノメートル技術であるN5Pプロセスを使用して製造されています。この先進的な製造プロセスにより、M2は200億個のトランジスタを組み込んでおり、M1チップの160億個から25%増加しています。
このトランジスタの構成数が大きいほど処理サイズが上がり、より高性能なM2 Maxチップでは670億個とM1の3倍以上もあることが分かります。
M2チップは、4つの高性能コアと4つの高効率コアを持つ8コアCPUを搭載しています。この構成により、M1チップと比較してマルチスレッド性能が18%向上しています。コア性能でもM2とM1チップで違いがあり、M2はA15バイオニックチップの優れたアバランチとブリザードコアを使用しています。一方でMacBook Pro M1はA14 BionicチップのFirestormとIcestormコアを採用しています。
高性能コアはパワーを要するタスクに対応し、高効率コアはバッテリー寿命を維持しながら、より軽い操作を処理します。M2 Pro・M2 Maxチップでは高性能コアが8つ(合計12コアのCPU)とよりスペックが上がり、高負荷な作業にも耐えられることが伺えます。
また、M1チップとM2チップの両方では、高性能のための命令キャッシュとデータキャッシュ(それぞれ192KB・128KB)、エネルギー効率に優れたコアのための命令キャッシュとデータキャッシュ(それぞれ128KB・64KB)が同じサイズのコアを搭載しているにもかかわらず、MacBook Pro M2の共有キャッシュは16MBと、MacBook Pro M1の12MBより大きくなっています。
M2チップのMacBook Proは、卓越したグラフィック性能を誇ります。M2チップは、2つのGPUコア(合計10コア)を追加したことにより、M1と同じ消費電力レベルで25%、最大消費電力で35%も優れたグラフィックス性能を発揮します。
強化されたGPUアーキテクチャとコア数の増加により、ゲームやビデオ編集などのグラフィックス集約型タスクで改善が見られます。動画編集のほか、オンラインゲーム向けのスペックを求めているMacBookユーザーにとっては、GPUは重要な指標となります。
また、同世代のチップでもProとMaxで最大コア数が異なり、ProよりMaxチップの方が2倍大きくなります。最大19コアのM2 Proに対して、M2 Maxでは最大38コアとかなり多く、以下でもご紹介していますがベンチマークテストにも影響しています。
速度が大幅に向上したため、バッテリー駆動時間はその分短くなるといった予測もリリース前にされました。しかし、M2チップではその考えは当てはまらずバッテリー効率は2倍になり、M2を搭載した13インチのMacBook Pro(2022年モデル)は、1回の充電で20時間のビデオ再生が可能で最もバッテリー駆動時間が長いです。
4つのエネルギー効率に優れたコアは、ブラウジングのような中程度の負荷のタスクに電力を供給することで、バッテリー駆動時間の維持にも役立ちます。
全体的にM1やM2などのAppleシリコンチップは、IntelCPUに比べてバッテリー性能が大きく向上しており、IntelベースのMacBook Proをこれまで利用していたユーザーは大幅な改善を感じるでしょう。詳しくはM1チップとIntelCPUの性能比較でも解説しています。
また、バッテリー性能などMacBook ProとMacBook Airのスペック比較がよくされますが、M1世代以降のMacBook Airモデル(13インチ)では18時間のバッテリー持続と長く、MacBook Proとそれほど変わらない点で評価されています。
M2チップには、ハードウェアアクセラレーションされたH.264とHEVC、ProRes、およびProRes RAWビデオのエンコードとデコードをサポートするメディアエンジンが含まれています。
M2チップのビデオエンジンでは、4Kおよび8K解像度の複数のビデオをストリーミングできます。これらの機能はM1チップでは利用できないため、動画撮影や編集作業をするユーザーにとって重要な違いです。
M2チップは、帯域幅100GB/sの統合メモリアーキテクチャを使用しており、M1の68.3GB/sより高い数値となっています。このアーキテクチャによりCPUやGPU、およびその他のコンポーネントが同じデータプールにアクセスでき、性能と効率が向上します。また、M2は8GBと16GB、24GBの統合メモリ構成をサポートしています。
M2 Pro・M2 Maxではより高性能になり、M2 Maxでは帯域幅400GB/でRAMは最大96GBまで上げることができます。
M2チップのニューラルエンジンは1秒間に15.8兆回の演算を処理する能力を持ち、M1のニューラルエンジンと比較して40%の改善を実現しています。MacBook Pro M2は音声認識や機械学習タスク、画像処理など幅広いタスク処理で高いパフォーマンスを発揮します。
M2チップにはAppleの最新のSecure Enclaveが含まれており、先進的なセキュリティ機能を提供します。これには安全な起動と暗号化されたストレージが含まれ、データの保護とプライバシーを確保します。
M2のセキュリティアーキテクチャは、M1で提供されていたものの進化版であり、Appleのデバイスセキュリティへの注力を維持しています。
MacBookの歴代モデルでも解説していますが、2023年の最新MacBook ProモデルではM3世代チップが搭載されました。
M2 Pro・M2 Maxチップよりも処理速度やバッテリー性能など、より改善されたM3世代チップのMacBook Proは確かに魅力的ですが、オーバースペックになる可能性も高いので慎重な検討が必要です。
M3世代チップのMacBook Proが必要なユーザーはプロフェッショナルな業務・専門職などに限定されますが、ビジネスシーンで使うノートパソコンを検討していたり、動画編集やグラフィック関連の作業・スキルに携わる場合にはM3世代のスペックを見ておくといいでしょう。
2024年8月時点では、以下のM3世代のMacBook Proモデルが最新となり最も高いスペックです。M1・M2世代では下位モデルとして13.3インチが選べましたが、M3世代から14.2インチと16.2インチのラインナップになっています。
👉MacBook Proのサイズは13/14/15/16インチのどれがおすすめ?
スペック比較 | MacBook Pro M3チップ | MacBook Pro M3 Proチップ | MacBook Pro M3 Maxチップ |
ディスプレイサイズ | 14.2インチ | 14.2インチ/16.2インチ | 14.2インチ/16.2インチ |
CPUコア | 8コア | 最大12コア | 最大16コア |
GPU | 10コア | 最大18コア | 最大40コア |
トランジスタ | 250億個 | 370億個 | 920億個 |
最大メモリ容量 | 最大24GB | 最大36GB | 最大128GB |
メモリ帯域 | 100GB/s | 150GB/s | 400GB/s |
リリース価格(定価) | 248,800円〜 | 328,800円〜 | 398,800円〜 |
M3世代チップの登場により、M2・M1世代のMacBook Proと比較して以下のような改善・性能差があります。
トランジスタ数の増加:M3 Maxでは920億個まで増え、速度と効率性が向上
CPU性能の改善:M1チップとの比較で高性能コアで30%、高効率コアで50%高速になる
GPU性能の改善:ダイナミックキャッシングやハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングの追加
こちらも以下で紹介するベンチマークより数値比較していますが、トランジスタ数やGPUコア性能・数の改善により、M3世代チップのMacBook Proでは非常に高いグラフィックス性能を提供しています。動画編集や3Dレンダリングなどのグラフィックス集約型タスクにおいて、より効率的で強力な処理が可能です。
しかし価格面でのデメリットもあり、M3 Pro・M3 Maxチップでは30万円以上の価格帯と非常に高価です。ノートパソコンの購入予算に合わない場合には、中古・整備済製品のMacBookで狙い目のモデルから検討するといいでしょう。
Apple製のシステムオンチップ(SoC)では2024年5月、最新チップであるM4のスペックについて発表され、新シリーズのiPad Proモデルで実装されました。新型iPadモデルのレビュー(2024)でも解説していますが、M2など従来のチップと比べてより高いパフォーマンスを発揮します。
2024年8月現在、M4世代モデルのMacBook Proはまだ発売されていませんが、予測されるリリース時期は2024年後半〜2025年だとされています。
Bloomberg(ブルームバーグ)の報道によれば、M4世代チップの搭載モデルはMacBook AirとMacBook Proだけでなく、Mac ProやMac miniなど他のシリーズも登場する予定です。MacBookよりも先にiPad ProシリーズでM4チップが登場したことに疑問を感じるレビューもありますが、MacBookシリーズも近々(M4世代のiPad Proがリリースされてから1年以内)リリースされそうです。
これまでのシステムオンチップと比べて、M4世代では以下のような改善が見られます。
処理速度の改善:M2チップと比べて最大4倍高速
ニュートラルエンジンの性能:1秒間に最大38兆回の演算が可能
AI処理能力の改善:初代のニュートラルエンジンと比較して最大60倍上がる
プロセッサとしての比較では処理速度の速さ、電力効率の改善などが注目されますが、M4世代では確実に進化しています。
これまで、M1とM2の比較からM3・M4世代チップの特徴まで解説しましたが、ハードウェアの具体的な性能差を読み取れるベンチマークテストの結果も参考になります。
なお、2024年8月時点ではM4世代チップのMacBookシリーズは登場していないため、代わりにM4チップを搭載したiPad Proで比較します。
海外サイトのlaptopmedia.comを参考に、Geekbench 6で計測されたCPUベンチマークスコアを以下表でまとめました。
CPUのベンチマーク | シングルコア | マルチコア |
Apple M4 | 3810 | 14541 |
Apple M3 Max (16コア) | 3270 | 21385 |
Apple M3 Max (14コア) | 3109 | 18490 |
Apple M3 Pro (12コア) | 3202 | 15831 |
Apple M3 Pro (11コア) | 3067 | 14453 |
Apple M3 (8コア) | 3135 | 12042 |
Apple M2 Max (12コア) | 2642 | 14621 |
Apple M2 Pro (12コア) | 2678 | 14511 |
Apple M2 Pro (10コア) | 2590 | 11455 |
Apple M2 (8コア) | 2613 | 10082 |
Apple M1 Max (10コア) | 2397 | 12631 |
Apple M1 Pro (8コア) | 2351 | 10307 |
Apple M1 (8コア) | 2386 | 8571 |
M4チップではシングルコアパフォーマンスでは最も高く、マルチコアでもM3 Proと同等のレベルであることが分かります。また、各世代ごとのマルチコア性能で比較すると、平均的に20%程度の性能向上率となり改善が期待できます。
GPUのベンチマークスコアも同様に、海外サイトの9to5mac.comを参考にするとM4世代での性能改善が見られます。メタルベンチマークを基準に比較したところ、M4チップのスコアが53,000であるのに対し、M3では46,571といった数値差があります。
そのほか、各世代からの平均的なメタルベンチマークスコアの向上率を確認すると、M1と比べて60%、M2より30%、さらにM3との比較でも15%ほど高くなっています。以下でも補足していますが、世代差があってもProやMaxチップの方が高くなる(例えばM3よりコア数の多いM2 Maxの方が高性能)こともありますが、スペックを重視するならM2・M3世代のMacBook Proを優先するのが望ましいでしょう。
また、マニアックな情報にはなりますが参考までにM2チップとM1 Pro・M1 Maxチップの性能比較についても紹介します。レビューユーザーで有名なMaxTechの動画より、要点を抜粋させていただきます。
M2チップはMacBookだけでなく、2022年にMacBook Airモデルにも搭載されました。M2チップのMacBook AirはM1 Pro/MaxチップのMacBook Proよりも安く、M2チップのMacBook Airに乗り換えるユーザーも多くいます。
ただ、プロセッサのバージョンが新しいとは言っても、M2モデルの方が全ての性能に優れている訳ではなく、以下の検証結果が報告されています。
SSDの読み書き速度がMacBook Pro M1に劣る
8K動画の編集など作業負荷が大きいとM2はより遅くなる
MacBook Pro M1はNAND型フラッシュメモリを2つ搭載していることに対して、MacBook Air M2は1つだけ
フラッシュメモリの数や、MacBook Proと比べて熱処理の性能が劣ることなど、様々な原因から負荷の大きい作業ではM2よりもM1 ProやM1 Maxの方が向いていることがわかります。
ただ、SSD以外の点においては全体的に、M1 ProよりもMacBook Air M2の方が高速なパフォーマンスを維持しています。テレワークでのテレビ通話や動画視聴程度の作業であれば、問題なく使えるレベルです。
MacBook Proだけでなく、軽さや持ち運びのしやすさなどを理由にMacBook Airを検討するのもいいでしょう。そこまで高スペックなラップトップが必要なければ、価格も安く優位性のあるMacBook Airがおすすめです。16インチのMacBook Proで後悔する理由でも解説していますが、高性能な16インチMacBook Proは2kg以上の重量になるため、持ち運びには不向きです。
M2チップとM1チップのMacBook Proについて、価格差も気になるポイントです。Apple Storeで公表されている新品価格のほか、Back Market(バックマーケット)で販売しているリファービッシュ品でも比べてみましょう。
MacBook Pro M2とM1の価格差について、Apple Storeで公表されているリリース当時の値段で比較します。
MacBook価格 | M2世代 | M1世代 |
13インチモデル | 164,800円〜 | 149,800円〜 |
14インチ・16インチモデル(Pro・Maxチップ) | 288,800円~ | 239,800円~ |
M1 Pro/Max・M2 Pro/Maxチップの方が高額な傾向で、M2チップのMacBookよりもM1 Pro/MaxチップのMacBook価格の方が高いです。
一方でリファービッシュ品(整備済製品)のMacBook Proでは、以下表の通り定価よりお得にご購入いただけます。
MacBook価格(リファービッシュ品) | M2世代 | M1世代 |
13インチモデル | 142,500円〜 | 99,000円〜 |
14インチ・16インチモデル(Pro・Maxチップ) | 254,300円〜 | 185,800円〜 |
バックマーケットでは高額のMacBook Pro M2モデルでも、整備品価格で安く提供しています。学生向けのMacBook学割で安く買う方法もあり、大学での講義やレポートの作成、動画編集などクリエイティブなスキルを取得したい学生はぜひ学割も利用してみてはいかがでしょうか。
MacBook Pro M2とM1モデルの比較について一通り解説しましたが、基本的な性能・処理速度の速さなどはM2チップの方が優れています。
ただ、MacBook ProモデルではM2世代とM1世代の価格差があり、特にProやMaxチップといったCPU・GPUの性能に優れた機種は高額になります。そのため、オフィスワークがメインであったり、動画編集や大容量のデータを扱う機会が少ないユーザーはM1世代モデルを優先するといいでしょう。
とはいえ、M2チップのアップグレードに気づき、高く評価する人がいることは間違いないです。M2チップは、Intel製チップを搭載した旧型MacBookからの乗り換えなら、検討する価値があります。
M2の全体的なパフォーマンスはより速く、動画編集の専門家やクリエイターなどはMacBook Pro M2のアップグレードを他のユーザーよりも有意義に感じます。MacBook Pro M2のより広帯域幅のビデオデコーダーと、ProResおよびProRes RAWビデオ対応エンジンは、高品質の映像編集やネットゲームで特に役立ちます。
一方で動画編集やグラフィックに関する作業などはせず、動画閲覧やWeb会議など複数のタスクを同時にこなす使い方もしなければ、M1モデルのMacBook Proでも快適に使えます。
大学生が使うおすすめのMacBookモデルでも、M1世代のMacBookが人気です。スペックよりも持ち運びを重視したい場合には、リファービッシュ品でより安価なM1チップのMacBook Airもおすすめです。
本記事ではCPUのスペックなど専門的な観点からM2とM1の性能を比較しましたが、M2チップ以上の性能は一般的なユーザーにとってオーバースペックになる可能性が高く、高価な機種を無駄に買ってしまうリスクもあるので要注意です。
処理速度などのスペック以外にも、MacBook Proの画面サイズ・大きさで検討したり、そこまでノートパソコンを使う機会のない初心者であれば、MacとWindowsの比較をした上で、格安の機種も見てみるのも良いでしょう。MacBookはWindows PCより全体的に高くなりますが、低スペックな機種がなく安定した品質が評価されています。詳しくはMacBookの寿命年数もご参考ください。
また、バックマーケットで販売しているリファービッシュ品のMacBook Pro・MacBook Airは、新品と同等の品質で安く提供しています。M1チップなどの型落ちモデルであればより安価に販売しており、予算が限られているユーザーにおすすめです。
バックマーケットの整備品には、1年間の動作保証と30日間の返金保証も付いています。M2・M1チップだけでなく、もっと古く安いIntel製チップのMacBookモデルであれば10万円以下で購入できますので、ぜひご検討ください。
コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。