Apple Watch 8のレビュー:性能やできること・購入メリットを解説!

2025年11月21日


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コンテンツクリエーター Sun

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BackMarket コンテンツクリエーター

2022年9月にリリースされたApple Watch Series 8モデルは、過去機種と比べて皮膚温センサーの搭載や改善されたS8チップ・プロセッサ性能などが評価されています。ただ、型落ちモデルということもあり、今から購入する価値があるかどうか気になる方も多いでしょう。Apple Watch 8でできることや性能などのレビューを一通り解説した上で、購入するメリットとデメリットを比較します。

Apple Watch 8のスペックレビュー概要・特徴について

Apple Watch 8のスペック概要やモデルとしての特徴に関して、最初にご紹介します。2025年にはApple Watch Series 11などの最新機種も登場しましたが、Back Market(バックマーケット)のリファービッシュ品ではApple Watch 8などの型落ちモデルが人気です。

Apple Watch 8モデルのスペック一覧

Apple Watch 8モデルの基本的な性能一覧について、以下でまとめました。Apple Watch 7からの改善点もいくつかありますが、個別で詳しく解説します。

特徴

Apple Watch Series 8

画面・ケースサイズ

41mmまたは45mm

ディスプレイ

OLED常時表示Retinaディスプレイ(素材:Ion-Xガラス・サファイアクリスタル)

ケース素材

アルミニウム・ステンレス

接続性などの機能

GPS・GPS + セルラーモデル 国際緊急通報 転倒検出・衝突事故検出 4G LTE/Wi-Fi/Bluetooth 5.3

プロセッサ

64ビットデュアルコア・S8プロセッサ搭載

センサー

皮膚温センサー・血中酸素濃度センサー・心拍センサー・異常検知時の通知

サウンド

内蔵スピーカーとマイク

稼働時間目安

18時間

ストレージ

32GB

急速充電

あり(45分で最大80%まで充電)

Apple Watch 7と比較してApple Watch 8で改善された点は?

2021年にリリースしたApple Watch 7モデルのレビューでは、ケースサイズの拡大や画面の表示領域が広がったことなどが評価されていますが、Apple Watch 8モデルでは以下の点で違いがあります。

  • プロセッサ性能(S8チップ搭載)

  • 皮膚温センサーの搭載

  • 衝突事故検出機能の対応

  • Bluetooth 5.3規格の対応

ヘルスケア関連では皮膚温センサーの搭載が大きなアップグレードで、スマートウォッチを使って健康管理を細かく行いたい方にもおすすめです。最新のApple Watch機種と比べても大きな性能差がなく、リファービッシュ品なら値下がりしていますのでコスパの良さでも好まれます。

Apple Watch 8でできること・主な用途に関するレビュー

Apple Watch 8で改善された点や、従来通り活用できることなどを改めてまとめました。Apple Watchでできること・おすすめの機能でも解説していますが、これまでスマートウォッチと縁がなかった方でも、Apple Watch 8の機能や用途を知ることで使いたくなるでしょう。

皮膚温センサーの搭載:女性向けの健康管理で役立つ

Apple Watch 8と同時期にリリースされたApple Watch Ultraモデルから、新たに皮膚温センサーが搭載されました。手首の皮膚温を測定することで、女性の月経周期や排卵日の予測ができるようになります。

皮膚温はApple Watch端末を装着して、5日以上計測をするとヘルスケアアプリより詳細を確認できます。生理周期の確認や、手首体温の変化から体調の異常に気づくといった用途でも役立ちます。

転倒検出・衝突事故検出機能:運転中の事故リスク対策に

Apple Watch 7までの機種は転倒機能が備わっており、緊急時の通報による安心感もありましたが、Apple Watch 8モデルでは衝突事故時の検出機能も追加されました。端末に搭載された高重力加速度センサーや気圧センサーによって、正面衝突や側面、追突などの強い衝撃について検知できます。

普段から車の運転する機会が多く、万が一の事故に備えた緊急SOS通報機能があるApple Watchが欲しい場合には、Apple Watch 8以降の機種がおすすめです。

日本語キーボード:Apple Watch 7以降で対応

画面サイズが拡大されたApple Watch 7以降のモデルでは、日本語キーボードでの文字入力にも対応しています。キーボードが画面表示されない過去機種では、定型文や音声入力など限定されていましたが、Apple Watch 8ではiPhoneと同じようにLINEやメールでの返信ができるようになりました。

ビジネスシーンで早急な返信をしたい場合や、iPhoneを出さずスマートに連絡したいユーザーにとってApple Watch 8モデルが使いやすく感じます。文字入力など、画面操作をする機会が多い方は画面がより大きい45mmモデルを選ぶといいでしょう。

耐水性能・防塵性能:Apple Watch 7と同等のスペック

Apple Watch 8は50mの耐水性能と防塵性能もあり、浅水域における水上アクティビティでも安心してお使いいただけます。潜水やダイビングなどの用途ではより高性能なApple Watch Ultraモデルが推奨されますが、水泳や雨の日のランニングといったワークアウトであればApple Watch 8の性能で問題ないです。

Apple Watch 7と比べても耐水・防塵性能は同等で、詳しくはApple Watchの防水・耐水性能でご紹介しています。注意点として、水に濡れる状況では誤動作を防止するために、防水ロックの機能を利用するのが望ましいです。

キャッシュレス決済や基本的なヘルスケア機能も対応

そのほか過去モデルのApple Watchでも使える用途・できることでは、キャッシュレス決済が定番です。Apple WatchではSuicaなどの交通系カードやQRコード決済、QuickPayなど様々なウォレットに対応しています。

Apple Watch 8では需要のあるヘルスケア機能・アプリも一通り搭載しており、心電図や心拍数、血中酸素濃度の計測も可能です。睡眠時無呼吸の通知機能は対応していませんが、睡眠測定もできますので日々の健康状態やコンディションについて充分可視化されます。

GPS+Cellulaモデルでは単体での通信も可能

Apple WatchはGPSモデルとセルラーモデル(GPS+Cellulaモデル)の2種類があり、普段からiPhoneを持ち歩くユーザーであれば、GPSモデルでも不自由なく使えます。

一方で、ワークアウト時にiPhoneを携帯しない場合やiPhoneがなくてもメッセージの返信・通話対応をした場合にはセルラーモデルがおすすめです。その分、端末価格が上がるほかモバイル通信契約を別途行う必要があり、月額費用のコストも発生します。

Apple Watch 8の外観・サイズに関するレビュー

Apple Watch 8の購入検討では機能性やできることが重視されるほか、外観やデザインもよく比較されるポイントです。

Apple Watch 8の外観・素材

Apple Watch 8の外観はApple Watch 7とそれほど変わりないですが、Apple Watch 7ではケースサイズの拡大やベゼル幅が狭くなったことで、画面表示の領域が広くなっています。Apple Watch 5モデルなど古い機種を使っていたユーザーにとって、Apple Watch 8モデルは画面が大きく視認性の良さを感じるでしょう。

ケース素材について、Apple Watch 7はチタニウムも選べましたがApple Watch 8は廃止されて、アルミニウムとステンレスの2種類となります。カラーの選択肢は多く、ミッドライトやスターライトなどの定番色や(PRODUCT)RED、グラファイトなどのカラーもあります。

Apple Watch 8のサイズ・重量

Apple Watch 8のサイズはApple Watch 7と比べてほとんど差がなく、軽量の機種が良いなら41mmのアルミニウム(31.9g)がおすすめです。ステンレスも外観の良さなどで人気ですが、41mmケースでは42.3gと重くなります。

ファッション性や機能性からコンパクト・軽量を重視するなら、SE2モデルも比較するといいでしょう。40mmモデルでは26.4gとより軽く、手軽さや価格の安さといったメリットがあります。詳しくはApple Watch SE2モデルのレビューで解説しています。

Apple Watch 8のバッテリー性能に関するレビュー

一日中身に付けるApple Watchでは、バッテリー持ちも気になるポイントです。Apple Watch 7やApple Watch 9と比べてバッテリー性能は基本的に同じで、最大18時間持続します。

低電力モードに対応:最大36時間持続

充電回数を減らしたい方は、watchOS 9バージョンから対応した低電力モードがおすすめです。一部機能がオフになりますがバッテリー持ちが良くなり、Apple Watch 8では最大36時間持続します。

低電力モードでは常時表示ディスプレイが使えなくなり、心拍数・血中酸素のバックグラウンド測定も利用できませんが、手動での操作は可能です。従来の省電力モードと比較して、低電力モードは極力機能制限がないような仕様となっており、長時間の利用でもストレスなく感じます。

Bluetooth 5.3への対応でバッテリー持ちが多少良くなる

また、Apple Watch 7からの変更点ではBluetoothの規格もあります。従来のBluetooth 5.0からBluetooth 5.3に変わったことで、同じBluetooth 5.3対応のiPhone14モデルAirPods Pro(第2世代)などの接続で、消費電力が少なくなる効果があります。

お使いのiPhoneが古く、あわせて買い替えしたい場合にはiPhone14シリーズ以降の機種がおすすめです。バックマーケットのリファービッシュ品は値下がりしており、定価だと高額なモデルでもお得な価格でご購入いただけます。

Apple Watch 8のレビュー評価まとめ:購入するメリットとデメリット

Apple Watch 8モデルのスペック・特徴について一通り解説しましたが、今から購入するメリットとデメリットをまとめます。

ライトユーザーや女性向けのスマートウォッチとして充分な機能

Apple Watch 8は幅広い用途に対応しており、iPhoneの通知確認や日本語キーボードを使ったメッセージ返信、皮膚温センサーを使った女性向けの健康管理でも役立ちます。ワークアウトの記録も便利で、普段からウォーキングやランニングをする方にも利用価値があるでしょう。

画面の見やすさや皮膚温の自動計測など、Apple Watch 8で改善されている点が魅力的に感じるなら、リファービッシュ品から購入してみるといいですね。

Apple Watch 9以降と比べてジェスチャーやスピーカー機能などが劣る

より高機能なスマートウォッチが欲しい場合には、Apple Watch 9などの後継機種が適しており、Apple Watch 8ではスペック不足に感じるデメリットも伺えます。Apple Watch 9ではダブルタップのジェスチャー機能、Apple Watch 10では水深計やメディア再生機能を有するスピーカーもあります。

バッテリー持ちの良さを重視するなら、Ultraモデルや最新のApple Watch11モデルも比較対象になります。各世代ごとの性能差はそこまでありませんが、ハイスペックなスマートウォッチを重視するユーザーは後継機種がおすすめです。

用途が限られている場合にはApple Watch 6の型落ち機種でも充分に使える

対して、そこまでスマートウォッチを活用する予定はなく、iPhoneの通知や基本的なワークアウト・ヘルスケアの管理ができれば問題ない方は、より古いApple Watch 6モデルでも充分使えます。

Apple Watch 5とApple Watch 6モデルの比較では、血中酸素濃度の計測対応が大きなアップデートで、皮膚温センサー以外のヘルスケア機能はApple Watch 8とそれほど変わりません。初心者におすすめのApple Watchモデルでも、リファービッシュ品のApple Watch 6が人気です。性能の違いについては、Apple Watch 6とApple Watch 8の比較ページもご参考ください。

皮膚温センサーが不要ならApple Watch 7モデルもおすすめ

Apple Watch 8で対応した皮膚温センサーは女性ユーザー向けの健康管理になりますので、必要だと感じない方もいるでしょう。

性能面ではApple Watch 7モデルも評価されており、Apple Watch 6とApple Watch 7の違いでは、画面の表示領域の拡大や急速充電対応など利便性の高さが重要なポイントとなります。関連記事より、Apple Watch 7とApple Watch 8のスペック比較もご参考ください。

Apple Watch 8と9・10・11など後継機種との性能も比較

Apple Watch Seriesで最新のモデルで何ができるのかといった情報や、新しい機種で必要な機能はあるのかといった比較も大事です。

Apple Watch 8とApple Watch 9の違い:ジェスチャー機能・最大輝度の向上

2023年モデルのApple Watch 9は、親指と人差し指によるダブルタップ操作が便利で、画面の最大輝度が1,000ニトから2,000ニトへ上がったことで見やすさも良くなりました。

また、Apple Watch 9以降では​​睡眠時無呼吸の通知機能もあり、睡眠時無呼吸症候群の兆候を検出することで、病院などの医療機関への受診・早期治療のきっかけとなります。普段から睡眠の質が気になる方は、Apple Watch 9以降のモデルで通知機能を活用すると安心できます。

Apple Watch 8とApple Watch 10の違い:水深計・スピーカー機能

2024年モデルのApple Watch 10はケースサイズが42mm・46mmに拡大しており、斜めから見た時の明るさも改善されています。機能面で、6メートルまで対応する水深計や、AirPodsなどのワイヤレスイヤホンを使わず、端末から音楽などのメディアを流せるスピーカーも備えています。

マイクには「声を分離」機能も追加されていて、Apple Watch本体の通話もクリアになります。iPhoneを使わず、Apple Watchで電話をする機会が多いユーザーにとってメリットを感じるでしょう。

Apple Watch 8とApple Watch 11の違い:バッテリー改善・高血圧通知

2025年モデルのApple Watch 11は、最大24時間持続するバッテリー性能や高血圧の通知機能が注目されています。充電スピードも向上しており、15分の充電で最大8時間の通常使用ができます。

高血圧の通知機能について、リリース当時は日本国内で対応していませんが今後需要が増えるツールとして期待されます。ただ、Apple Watch 11モデルはリリース価格で、安いGPSモデルでも64,800円〜と値上がりしており、コスパ面で微妙な評価も受けています。

Apple Watch 8などの人気モデルを安く買うならリファービッシュ品がおすすめ!

Apple Watchシリーズは最新機種にこだわらず、Apple Watch 8などの型落ちモデルでも充分なスペックなので大半のユーザーにとって問題なく使えます。また、ライトユーザー向けのSEモデルやアクティビティや耐久性に特化したUltraモデルも選べますが、安く購入するならリファービッシュ品がおすすめです。

👉おすすめのApple Watchモデルの選び方は?

中古品と比較したリファービッシュ品のメリットは?

過去機種のApple Watchは中古品も出回っているものの、中古デバイスの販売業者では保証期間が短かったり、故障やバッテリー消耗などのリスクもあります。外観も懸念されるポイントで、商品説明では良品だったものの実際は傷が目立つ端末で後悔することもあるでしょう。

一方でバックマーケットのリファービッシュ品は、専門家による検品やクリーニング、必要に応じた修理も行いますので、再生品でも新品と同等の動作が確認されます。使用感が気になる場合には、より状態の良いAグレードの製品を選ぶこともできます。

リファービッシュ品は日本国内でも徐々に普及しており、バックマーケットではiPhoneやiPadなどのApple製品を中心に幅広いモデルを販売しています。詳しくはリファービッシュ品と中古品の違いもご参考ください。

Apple Watchでは型落ちモデルやSEシリーズも安く手に入る

Apple Watchの購入予算が限られている方は、Apple Watch 8などの型落ちモデルやSEシリーズも比較してみるといいでしょう。Apple Watch SE2・SEは常時表示ディスプレイの非対応や血中酸素濃度の想定ができないなど、一部機能の制限はあるものの一般的な健康管理・ワークアウトの記録では問題なく活用できます。

SEシリーズの性能について、Apple Watch 5とApple Watch SEの比較など関連記事でも解説しています。求めるスペックと予算に応じて、お気に入りのモデルをリファービッシュ品で購入してみてはいかがでしょうか。

コンテンツクリエーター Sun

筆者:SunBackMarket コンテンツクリエーター

コンテンツクリエーターとして8年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。

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