Apple Watch 6とApple Watch 8の違い

Apple Watch 6とApple Watch 8の違い・比較を解説【買うべきモデルは?】

2020年モデルのApple Watch Series 6と2022年モデルのApple Watch Series 8は性能差や価格差があるように思えますが、実際のところApple Watch 6もヘルスケア機能など充実しており、スペック面で評価されています。ただ、Back Market(バックマーケット)で販売しているリファービッシュ品はApple Watch 8も安くコスパに優れており、Apple Watch 6との違いや比較から、どちらを買うべきか検討してみるといいでしょう。

Apple Watch 6とApple Watch 8のスペック・性能概要

はじめに、Apple Watch 6とApple Watch 8の基本的なスペックから比較します。比較について、関連記事よりApple Watch Series 6と7の違いでも解説していますので、Apple Watch 7も気になる方はご参考ください。

Apple Watch 6とApple Watch 8のスペック一覧

Apple Watch 6とApple Watch 8は二世代離れているナンバリングモデルで、それぞれ2020年と2022年にリリースされています。基本的なスペックは以下表の通りです。

性能比較

Apple Watch Series 6

Apple Watch Series 8

リリース日

2020年9月18日

2022年9月16日

画面・ケースサイズ

40mmまたは44mm

41mmまたは45mm

プロセッサ

64ビットデュアルコア S6プロセッサ搭載

64ビットデュアルコア S8プロセッサ搭載

ストレージ

32 GB

32 GB

RAM

1GB

1GB

ディスプレイ

OLED常時表示Retinaディスプレイ

OLED常時表示Retinaディスプレイ

主な機能

コンパス・血中酸素濃度センサー・心拍センサー・異常検知時の通知・GPSなど

コンパス・血中酸素濃度センサー・心拍センサー・皮膚温センサー・異常検知や衝突事故時の通知・GPSなど

稼働時間目安

最大18時間

最大18時間(急速充電に対応)

ケース素材

アルミニウム ステンレススチール チタニウム

​​アルミニウム ステンレススチール

接続性

WiFi 2,4 GHz、Bluetooth 5.0

WiFi 2,4 GHz + 5 GHz、Bluetooth 5.3

Apple Watch 6とApple Watch 8の特徴

Apple Watch 6とApple Watch 8の違いについて後ほど詳しく解説しますが、比較で重要なポイントは以下の通りです。

  • ヘルスケア・ウェルネス機能はどこまで必要かで判断(女性向けの生理周期を管理するならApple Watch 8)

  • 皮膚温センサー・衝突事故検知以外の機能は基本的に同じ

  • 価格の安さはApple Watch 6の方が2万円ほど安い(リファービッシュ品価格参考)

Apple Watch 6でもスマートウォッチで求められる健康管理やワークアウトの記録、iPhoneとの連携による通知確認や通話、キャッシュレス決済など一通り活用できます。よりヘルスケアを徹底したいユーザーはApple Watch 8がおすすめですが、過去モデルのスペックも問題ない水準です。

Apple Watch 6とApple Watch 8の価格比較

アップルウォッチの購入判断で重要になる、価格の比較を見ていきます。2022年モデルのApple Watch 8は新品だと高額ですが、バックマーケットのリファービッシュ品(整備済製品)ならお得にご購入いただけます。

リリース当時の価格比較

Apple Watch 6とApple Watch 8のリリース当時価格は以下の通りで、後継機種であるApple Watch 8の方が高くなります。

リリース当時の価格

Apple Watch 6

Apple Watch 8

GPSモデル

42,800円〜

59,800円〜

GPS + セルラーモデル

53,800円〜

74,800円〜

アップルウォッチやiPhoneなどApple製品は円安の影響もあり、最近のモデルは高額の傾向にあります。

リファービッシュ品の価格比較

対してリファービッシュ品の価格について、バックマーケットの最安値目安(2024年4月時点)を参考に比べてみます。

リファービッシュ品の価格目安

Apple Watch 6(40mm)

Apple Watch 8(41mm)

GPSモデル

29,000円〜

46,000円〜

GPS + セルラーモデル

24,000円〜

62,000円〜

Apple Watch 6のリファービッシュ品が特に安く、コンディションやケース素材によって価格は変わりますが、3万円以下で買えるモデルもあります。初めてスマートウォッチを使うユーザー向けのエントリーモデルとして、Apple Watch 6が好まれる傾向にあります。

一方で、比較的新しい機種であるApple Watch 8も安いリファービッシュ品であれば5万円以下でご購入いただけます。新品だと高額に感じる価格帯でも、リファービッシュ品なら予算内におさまることが多いので、ぜひバックマーケットのリファービッシュ品から比較してみてはいかがでしょうか。

リファービッシュ品は中古品と異なり、専門家による検品やクリーニング、必要に応じた修理のほか部品交換を行った上で出荷されますので、品質面での信頼性が高いです。加えて、バックマーケットでは1年間の動作保証と30日間の返金保証もあり安心できます!

Apple Watch 6とApple Watch 8でできること・共通点

Apple Watch 6とApple Watch 8の機能性について、同じポイントから解説します。基本的なワークアウトの計測や健康管理ができれば、Apple Watch 6のスペックでも問題ないでしょう。

ヘルスケア・ワークアウトに関する機能

身体活動を計測するスマートウォッチとして、以下の通り基本的な機能を活用できます。詳しくはApple Watch 6のレビュー・解説ページでも取り上げています。

  • ジムキット(トレーニングセッションの記録)

  • 心拍数・脈拍の計測

  • 血中酸素濃度の計測

  • 心電図アプリ

血中酸素濃度の計測や心電図アプリの利用はナンバリングモデルだとApple Watch 6以降で両方とも対応していますが、安価なSEシリーズでは非搭載です。詳しくはApple Watch SE(第2世代)のレビューでも解説していますが、ヘルスケア機能を重視するユーザーはApple Watch 6以降のモデルがおすすめです。

その他アウトドアに関する機能

Apple Watch 6やApple Watch 8はアウトドアにも便利で、以下の通りナビゲーションでやく圧コンパス・GPSやユーザーの転倒検知による緊急SOS通話、iPhoneとのペアリング・連携で通話やApple Payでの決済なども使えます。

  • コンパス・GPS

  • 高度計

  • 国際緊急電話

  • 転倒検知機能

  • iPhoneとの連携(通知確認・通話・キャッシュレス決済など)

ファッションアクセサリーとしてもApple Watch 6や8を活用できますが、ランニングや登山などのアクティビティに向いています。iPhoneがなくても音楽を視聴することが可能で、Apple Watch 6と8は同じ32GBのストレージ容量があります。

プロセッサ・バッテリー性能も大差なし

プロセッサ自体はS6チップとS8チップでスペックの差はありますが、実際のとこApple Watch 6と8で大きな処理速度の差は見られません。古いモデルだからと言って動作が遅いということはなく、バッテリー持続時間も同じで最大18時間使えます。

ただ、Apple Watch 8では高速充電に対応しており、USB-Cコネクタの利用により1時間強でフル充電が可能です。睡眠中も常にアップルウォッチを付けている場合には、短時間で充電ができるApple Watch 8の方が役立つでしょう。

Apple Watch 6とApple Watch 8の違い・アップデートされている点

一方で、Apple Watch 8の方が優れている点やアップデートされている機能・違いも見ていきます。Apple Watch 8では画面が大きくなったことで視認性の高さなどが評価されているほか、皮膚温センサーや衝突事故検知機能で需要があります。

画面サイズ・解像度の違い

2020年にリリースされたApple Watch 6は、最大1000ニトの常時表示ディスプレイを搭載し、40mmまたは44mmのケース、画面サイズはそれぞれ324 x 394または368 x 448ピクセルになっています。

対して2022年リリースのApple Watch 8は、41mmと45mmのケースサイズがあり、ベゼルも40%ほど幅が狭くなったことで画面表示の面積が広くなりました。解像度も41mmケースでは352 x 430ピクセル、45mmケースで396 x 484ピクセルと改善されています。

ケース素材の違い

ケースの素材に関して、Apple Watch 6では安価なアルミニウムとステンレススチール、チタニウムの3種類がありましたが、Apple Watch 8ではチタニウムがなくなりました。安いモデルを選ぶユーザーにとって影響はないものの、高価で軽量なチタン素材のアップルウォッチが欲しい方には不向きです。

また、コラボモデルも違いがあり、Apple Watch 8ではHermès(エルメス)だけですが、Apple Watch 6ではナイキモデルも選択できます。

Apple Watch 8では皮膚温センサー・衝突事故検知機能を搭載

機能性の大きな違いとして、Apple Watch 8で使える皮膚温センサーと衝突事故検知機能が注目されます。皮膚温センサーの用途では女性向けの健康管理(生理周期の計測)がメインになりますが、他にも睡眠時のパフォーマンスで役立ちます。

また、車などの運転中で衝突事故に遭遇した際、高重力加速度センサーと3軸ジャイロスコープによって事故を自動検出して、アップルウォッチより自動で緊急通報をしてくれる機能もあります。普段から運転する機会が多いユーザーは、Apple Watch 8以降の新しいモデルを選んでみるといいでしょう。

Apple Watch 6とApple Watch 8の比較まとめ

Apple Watch 6とApple Watch 8の違いについて一通り解説しましたが、それぞれのモデルを比較した上で購入のメリットやおすすめユーザーの特徴を確認するといいでしょう。

Apple Watch 6(またはApple Watch 7)がおすすめなユーザーの特徴

皮膚温センサーや衝突事故検知などの機能が不要という場合には、型落ちモデルであるApple Watch 6のスペックで充分です。バックマーケットで販売しているリファービッシュ品では、3万円以下で買える機種も多くコストパフォーマンスで優れています。

また、Apple Watch 7も比較的安く、Apple Watch 5より前の古いアップルウォッチモデルを使っていたユーザーにとって魅力的なアップデートです。詳しくは、Apple Watch 7とApple Watch 8の違いもご参考ください。Apple Watch 7もApple Watch 8と大きな性能差はなく、ケース素材ではチタニウムも選択できます。Apple Watch 6と比較して、ディスプレイの耐久性や視認性(画面の大きさ)が改善されています。

Apple Watch 8の購入メリット・おすすなユーザーの特徴

ヘルスケア機能が充実したアップルウォッチが欲しいユーザーは、Apple Watch 8がおすすめです。Apple Watch 6や7と比較して価格は高くなりますが、後継機種のApple Watch 9と比べて安く購入できるメリットがあります。

おすすめのアップルウォッチモデルでも解説していますが、2023年モデルのApple Watch 9はダブルタップなどのジェスチャー機能やディスプレイの明るさなど改善されてますが、ヘルスケア・健康管理に関するスペックは基本的にApple Watch 8と同じです。最新モデルでなくても魅力的な性能なので、ハイスペックなスマートウォッチを求めているユーザーに適しています。

記事監修者:Yu Mizuno, BackMarket サプライチームリーダー

サプライチームのリーダーで販売事業者との連携業務に従事しており、商品ラインアップの多様化や在庫の適正化がその役割の一環です。iPhoneなどのデバイスに関する専門知識があり、BackMarket社内では誰よりも精通しています。業務経験と専門知識を活かし、正確で役立つ情報を記事でご紹介できるように努めます。
Yu Mizuno
Sun

筆者:SunBackMarket コンテンツクリエーター

コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。

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