ストーリーとともに野菜を届ける〈青果ミコト屋〉、代表の鈴木鉄平さんに、地球を思いやる八百屋の日常について聞きました。

2026年4月22日


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Back Market Japan

【地球を想うには、今あるものを使うことから。】キャンペーンインタビュー。あるものをできる限り活用する取り組みに加え、リファービッシュ品を実際に使った感想を伺いました。規格外やキズによって畑から出荷されない野菜や、売れ残った野菜を使ってアイスクリームやランチにする。「旅する八百屋」として、楽しみながらピンチをチャンスに変えていった結果、〈青果ミコト屋〉は日常の一コマを彩るお店となっています。お店で使うデバイスとしてリファービッシュ品を試した結果、次の買い替え時に選択肢に入れることも検討中。

  • 2011年から、青果店として活動。全国の農家を巡り、野菜を仕入れる。2021年、横浜市・青葉区に実店舗〈Micotoya House〉をオープン。蔦が茂っている築45年以上のレンガ造りの建物が目印。アイスクリームは、玉ねぎや春菊といった新鮮なラインナップ。

旅する八百屋〈青果ミコト屋〉とは?

横浜・青葉区の実店舗〈Micotoya House〉では、野菜販売とあわせて、野菜のアイスクリーム〈KIKI NATURAL ICECREAM〉や野菜を使ったランチを提供しています。そのほか、個人宅配と飲食店への卸しもしますし、イベントにも出店します。様々な出会いから新しいプロジェクトが生まれることもあるので、自発的に外へ足を運び、お金に変えられない価値を得にいっています。

僕たちは、ただ野菜を売るのではなくて、その背景にある農家さんの思いや人となり、土地の雰囲気、収穫までのストーリーも届ける八百屋です。「このみかんは、80代のおじいちゃんが育てたんです。毎日険しい山を登り降りしながら、木に声をかけてるんだよ」とかね。

冷蔵庫の中で野菜を駄目にしてしまったこと、ありません? でも、農家さんを知って、野菜との距離が縮まると、「ちゃんと料理しよう!」「最後までおいしく食べよう!」という気持ちになると思うんです。そのためにも、野菜に宿っている「目に見えない価値」を伝え続けていきたいですね。

畑に直接足を運んで農家さんとコミュニケーションをとることも、畑と食卓の懸け橋になるために重要なことだと思っています。農家さんは、自分が育てた作物がどんな人にどんなふうに食べられているのかを、意外と知らないんですよね。でも、消費者の感想が耳に入ればやりがいも増すと思うので、リアルな声をフィードバックするのも僕たちの仕事だと思っています。

お店を構えながら、自然環境のためにしている細やかな試み

お店を運営するうえで、ゴミを減らすように心がけています。野菜は新聞紙に包んで持ち帰ってもらったり、ランチのテイクアウトも、タッパーを持参してもらったり。

プラスチックフリーも心がけていますね。野菜は乾燥に弱いので、スーパーではプラスチックに入れて販売することがほとんどですが、湿らせた布があれば乾燥は防げる。そして、プラスチックバッグも渡さずにすむよう、マイバッグを持ってきていただくようお声がけをしています。

イートインスペースも、産地を巡るために使っていたキャンピングカーでつくりました。実は、今は故障してしまって。それを活用できるのは嬉しいですね。

「今あるものを活用する」のは、最高にたのしいチャレンジ

僕たちは、あるものを捨てずに長く使うために、常に試行錯誤しています。冒頭で伝えた野菜のアイスクリーム〈KIKI NATURAL ICECREAM〉も、フードロスを防ぐために始めました。畑で出荷されずに転がっている規格外ものや傷もの野菜を目にしたことがあったのですが、まだまだおいしく食べられそうだったんですよ。ロスになるのは悔しいし、活かしたいと思ったんです。

アイスクリームなら、おいしく食べられる期限を延ばすことができる。しかも、丸くて可愛くて、大人も子どもも大好きなポップな存在なので、野菜を通じて伝えたい環境のことや農家さんの現状を間口広く伝えることができる。そういう意味で、アイスクリームってすごい懐が深い食べ物ですよね。

こんなふうに、「ピンチをチャンスに変える」という考え方が〈青果ミコト屋〉では定着しています。たとえば、「急に暖かくなって野菜が採れすぎちゃった」とか「台風が来る前に今すぐ収穫しなきゃいけない」とか。そういうイレギュラーが自然界には山ほどある。そういう時こそ率先して仕入れて、農家さんの状況を伝えながら販売するようにしています。

規格外やイレギュラーの野菜は、僕たちにとっては宝みたいなもの。誰かが「いらない」と言ったものが、見方を変えれば新しい価値に変わるってすごくワクワクすることだと思うんです。「儲かるかどうか」ではなく、一番大事なのは「楽しいかどうか」。そして、「その先に誰かの幸せがちゃんとあるか」。それを指針にして、「今あるものの活用」をしています。

古着を買うように、リファービッシュ品を選ぶ

お店でも毎日タブレットを使っています。開店前に掃除をしたあと、届いた野菜を検品、お店に並べるものと出荷するものに仕分けし、アイスクリームをショーケースに並べます。天気や気分によって店内のBGMを決めたら、タブレットを使って曲を設定しています。

出勤退勤や在庫の管理、レジとしても使っていますが、スペック以上に、「長く使える」ということを第一に選んでいますね。特に今回、キャンペーンにご一緒させていただいたことによって、新品のデバイスを作るための環境負荷を改めて知って。テック業界の環境問題は想像していたよりも深刻で、「今あるものを活かす」視点がより必要になるのだと思いました。

実際、リファービッシュ品は非常に使い勝手がよかったです。洋服などでも環境負荷を考えて古着を取り入れるようにしていたので、同じ感覚で、リファービッシュ品を選んでいきたい。ちょうど今、スタッフたちのノートパソコンを買い替えようと思っていたので、次はリファービッシュ品を選びますよ!

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筆者:Back Market Japan

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