クリスマスとSDGsの意外な関係性とは?サステナブルなクリスマスプレゼントを考える

2025年12月3日


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Back Market Japan

クリスマスの時期が近くなると、街中のイルミネーションや店舗・オンラインショップでのクリスマスセールなど賑やかになる一方で、SDGsに関する警鐘や問題が提起されます。クリスマスプレゼントによる大量のゴミ・廃棄物は見逃せない事象で、今こそサステナブルな社会の実現が求められます。クリスマスとSDGsの関係性について、世界的なクリスマスプレゼントのトレンド・動きなども含めて解説します。

Back Marketがおすすめするクリスマスギフト

大きなクリスマスの市場規模と環境問題について

ヨーロッパを始めとする欧米諸国では古い頃からの風習として、クリスマスは大事な宗教儀式の一部として祝われていて、家族でクリスマスプレゼントを交換し合うのが一般的です。日本で言うならお歳暮のようなクリスマスギフトをお世話になった人に贈るようなイメージですが、日本でも現在ではクリスマスプレゼントを渡す習慣が根付いています。

しかし、クリスマスの行事が世界中に広まるにつれ、徐々にイベントとしての側面が強まり、商業的になってきているのも否定できない事実です。イベントや贈り物も多いこの季節、 北半球は主に寒い時期でもあり環境保全の観点ではエネルギー消費なども気になるところです。

👉おすすめのクリスマスプレゼントの選び方も解説!

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日本や海外のクリスマス市場規模

日本のクリスマスの市場規模は、2022年時点でも約9,800億円と言われています。クリスマスギフトは年々需要が伸びている傾向にありますので、2025年以降では1兆円を超える市場規模だと言えます。

・参考:「コロナ禍で過ごすクリスマス」意識と行動を調査

さらにアメリカでは、2019年時点で約18兆円のクリスマス市場規模といったデータもあり、桁が違います。日本でもバレンタインやハロウィンなども1,000億円台の市場規模はありますが、それと比べても圧倒的に大きいのがよく分かります。それだけ物が売れたり人が出かけたりするチャンスがあるということなのですが、裏を返すとそれだけ多くの製品が生産されて消費されるということでもあります。

SDGs(持続可能な開発目標)の概要・クリスマスの影響

SDGsは「Sustainable Development Goals」の略で、日本語では持続可能な開発目標といった内容です。具体的には17の目標があり、人間の尊重や豊かさ、地球環境の保全などが関連しています。

テレビなどのマスメディアや企業単位で最近、SDGsにおける活動が積極的に行われておりサステナブル(持続可能)な社会を目指す意識も徐々に高まっています。ただ、一方でクリスマスイベントにおいて、大きなビジネスチャンスに「チャンスロス」を出したくないというのも商売人の正直な気持ちもあります。

そのために用意する商品は必ずしも売れるとは限らず、日本の皆さんも様々な場所で大量のクリスマスケーキやチキンなどが並んでいるのを見かけたことがあると思います。また、12月25日になるとこれらが値引きされた状態で並んでいるのも、もはや定番とも言える風景でしょう。

クリスマス以外にもブラックフライデーなどのセールでも環境破壊が問題視されている

また、ブラックフライデーとグリーンフライデーの比較でも解説していますが、一年を通して大きなイベントになるブラックフライデーやサイバーマンデーなどのセールも同様に、不要な製品を購入しては短期間で廃棄されるといった悪循環が心配されます。

プレゼントやギフトなどの贈り物が多い時期では、お子さんがいるご家族の方などクリスマスプレゼントとしてスマートフォンやヘッドフォンといったガジェットが欲しいというリクエストも多いのではないでしょうか。Apple製品のクリスマスプレゼントは需要があり、iPhoneやiPadも人気製品です。

もちろん、Back Market(バックマーケット)が大きく関わるこれらのデバイスも環境破壊・大量消費に関する問題から目をそらすことはできません。

近年スマートフォンなどの生産段階での環境へ与える負荷が無視できない規模になっているというのは、ファストテックにおける問題点の記事でも触れていますが、プレゼントなどが増えるこの時期、サステナブルな社会への影響は少なくないものであるというのは容易に想像できます。

クリスマスプレゼントが環境保全・SDGsに反する理由とは?

クリスマスプレゼントから楽しさや喜びを感じる一方で、大量消費や資源の無駄、エネルギー使用の増大を通じて環境負荷やSDGsの目標と矛盾しやすい側面があります。

クリスマスセールによる大量消費・短期間のライフサイクル

イギリスにおける調査内容ではクリスマスの時期・ホリデーシーズンにおいて、通常より約30%家庭ごみが増えるとされ、数百万トン規模の廃棄物が発生します。その原因がクリスマスセールだからという理由で購入される大量のギフトやパーティーグッズで、短期間しか使われず早々に捨てられるノベルティ系のアイテムも含まれます。

・参考:Christmas Waste Facts: Reduce, Reuse, Recycle This Holiday Season

こうした消費行動の裏側では、製造や輸送、販売、廃棄の各段階でエネルギーと資源が費やされて、CO2排出や資源枯渇、埋立ごみの増加を招きます。また、不要なプレゼントやサイズ違いの商品が大量に返品されることも、追加の輸送や廃棄につながり、大量消費・短期間の消耗といった悪循環が懸念されます。

クリスマスプレゼントの過度な包装

クリスマスの時期はラッピングペーパーやリボン、ギフトバッグなどの包装資材の使用が年間でも突出して多い時期です。イギリスでは、ラッピングペーパーだけで数千〜数万トン単位が消費され、その多くが一度使われただけで廃棄されていると報告されています。​

特に、ラメ付きやフィルムコーティング、ホログラム印刷などの装飾が施された包装紙やプラスチック系リボンはリサイクルが難しく、そのまま埋立や焼却に回されることが多いです。「一度きりのラッピングを積み重ねることは、森林資源と気候への負荷という観点でSDGsに逆行しやすい行為と言えます。

街のイルミネーションやクリスマスツリーなどの装飾もサステナブルに反する

クリスマスシーズンの街全体のイルミネーションや大型ツリーディスプレイは、多くの人を楽しませる一方で、電力消費と資源使用を通じて環境に影響を与えます。

日本では造木のクリスマスツリーがほとんどで本物の木のクリスマスツリーを見かける機会はあまりないかもしれませんが、欧米では木を使うのが一般的な場所が多く、アメリカではクリスマスツリーの市場規模だけで数千億円にものぼるそうです。

これらの木は、一見、植物の再生産が盛んに行われているように見えますが、クリスマスが終わると捨てられて燃料として利用されてしまいます。切った状態で販売するので、また鉢植えや庭などに植えて挿し木にして再利用するということも中々難しいものです。

イルミネーションに関しても、近年はLED採用により従来型電球より最大90%近く省エネになるケースも増えているものの、大規模なライトアップが集中すればエネルギー需要は依然として増加します。日本でも環境庁より、光害対策のガイドラインが策定されています。

クリスマスプレゼントやギフトをサステナブルに考える

プレゼントやギフトというとやはり新品で、という観点はもちろん大事なのですが、こういった実用的なものを家族などにプレゼントするとき、そのバックグラウンドまで目を向けてみてあえて整備済製品をサステイナブルなギフトとして贈るというアイデアもいいのではないでしょうか?

環境のことなどについていろいろなことを話し合うきっかけにもなるかもしれません。 クリスマスだけに限定したことではないのですが、やはり大きな消費が動く時期でもあり一回目を向けてみる事により、小さな動きから少なくない影響を与えることができるかもしれません。

リファービッシュ品をクリスマスプレゼントに選ぶだけでも環境保全になる

バックマーケットで扱っている商品の中で、プレゼントやギフトとしてよくあがるのはAirPodsやApple Watch、安価なiPhoneなどがあります。子供向けのおすすめクリスマスプレゼントでもガジェットは人気があり、お子さん個人のスマホもおすすめです。

そんなリファービッシュ品は言わば再生されたデバイスで、新品と比較して二酸化炭素や電子廃棄物の大幅な削減が期待できます。具体的に削減できる環境負荷・数値のデータについて、2024年のインパクトレポートでも掲載しています。

👉リファービッシュ品における環境保全の調査結果も解説!

SDGsに沿った行動や環境保全の貢献について、手軽に始められる手段としてリファービッシュ品(整備済製品)はおすすめです。

サステナブルなリファービッシュ品は経済的なメリットもある!

リファービッシュ品について、ほとんど新品と言えるコンディションの物がある時もあり、もちろんそうでないものもきちんと専門家が検査、クリーニング、そして必要な部品交換などの修理が施されているので、新品と同様に安心して使うことができます。

また、1年間の動作保証や30日間の返金保証もあり、中古品と比較しても安定した品質です。それでいて中古品と同じような価格帯になりますので、中学生向けのおすすめクリスマスプレゼントを探している方や、iPadのクリスマスプレゼントを検討している場合にも、お手軽に購入できる良さがあります。

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クリスマスではSDGsやサステナブルな活動・できることが多い!

もちろん、スマホメーカーサイドでもこういったエシカル消費やSDGsへの取り組みを傍観しているわけではありません。最近ではグリーンクリスマスという言葉が生まれていたり、これらの消費社会にいろいろな問題提起をする動きもでてきました。

バックマーケットでももちろん、リファービッシュ品からの環境保全について重要性をご紹介していますが、グリーンクリスマスに関連して、みなさんも手軽に自分から心がけられるアクションのアイデアをあげてみました。

食材廃棄・食べ残しを減らす:フードロスをやめる

クリスマスにはたくさんの料理を並べて盛大にパーティーをしたい、という人も多いでしょう。しかし、あまり多く作りすぎてしまって食べきれない、そして食材を廃棄してしまうのでは多くの無駄を出すことになります。食材も多くの環境資源が消費されているので、廃棄すると食材だけでなくそれらも無駄になってしまいます。

食べ残しなどがでないよう、なるべく無駄にしないように必要な分だけ買う、作りすぎないなどを心がけることも環境への負担を減らす一歩につながります。

自宅のイルミネーションを控え目にする

クリスマスの時期は冬至に近づき日が短くなるのもあり、イルミネーションが季節の定番となっています。

LEDが普及したおかげで消費電力は減ったのですが、かえってそれによりイベントや装飾などが増えて全体の消費電飾が増えているとも言われています。また、個人宅にもイルミネーションが飾られるようになるのも普及したことも関係しているようです。これらのエネルギー消費も、過剰にならないように考えてみるいいきっかけかもしれません。

グリーンなクリスマスツリーを用意

日本のクリスマスツリーは生木を使用するのはあまり一般的ではないですが、アメリカやヨーロッパなどでは生木を使うのが一般的です。

プラスチックのツリーと生木なら、どっちが環境にいいのかという比較では一概に言えませんが、意外なことにプラスチックのツリーは何年も使えるので比較的負荷が低いとも言われています。

生木を購入する場合はなるべく根がついたものなどを選び、翌年も使えるようにしてあるといいですね。また、使用後に農場などへ返還し、リユースできるようにするサービスなどもあるようです。また、レンタルやリサイクルなどもあるようですので、このようなサービスも検討して見るのはいかがでしょうか。

クリスマスプレゼント・ギフトの梱包も工夫

クリスマスにはプレゼントやギフトなどの贈り物は定番ですが、こちらでまず考えられるのは包装紙などの梱包材です。おしゃれな店の紙袋などを取っておいて、包装に再利用するのなどもいいアイデアですね。

もちろん、中身もひとアイデア考えると更にいいでしょう。エシカルギフトやサステナブルギフトと呼ばれている商品も良く、バックマーケットで販売されているリファービッシュ品であれば、環境への負担を減らしながら贈ることができますね。

SDGsの取り組み・クリスマスプレゼントでおすすめなリファービッシュ品でよくある質問と回答

SDGs・サステナブルな社会を目指す上で、クリスマスプレゼントをリファービッシュ品にする良さや重要性をこれまで解説しました。ただ、「まだリファービッシュ品がどんなものがイメージつかない」とか「バックマーケットは安全なサイトなのか?」など、気になるポイントもあると思いますので、参考までにQ&Aもまとめました。

🆀 バックマーケットのリファービッシュ品は本当に安心できる?

🅰 リファービッシュ品について中古品と混同されがちですが、バックマーケットで販売しているリファービッシュ品は専門家による検品やクリーニングだけでなく、必要に応じた修理も行い、新品と同等の動作が確認されています。リファービッシュ品と中古品の違いでも解説していますが、これまで中古品のデバイスを購入して失敗した方でも、リファービッシュ品なら安心できます。

iPhoneなどの人気リファービッシュ品では、基本的なバッテリー保証だけでなく新品バッテリー保証もあり、バッテリーの消耗が気になる方におすすめです。

🆀 バックマーケットはどんな会社?

🅰 Back Market(バックマーケット)はフランスのパリで設立した企業で、2021年に日本でもサービス開始しました。

サステナブルな社会を実現するミッションを掲げ、2025年4月時点では700人以上の従業員数、日本を含む17カ国でサービスを展開していて、全世界で1,000万人以上の顧客数まで増えています。バックマーケットの安全性・評判でご紹介しており、気になる方はご確認ください。

👉バックマーケットの整備済製品が安い理由は?

🆀 リファービッシュ品は長期的に利用できる?

🅰 SDGsの観点では短期的な故障や消耗もガジェットで気になりますが、リファービッシュ品は新品と変わりない品質でバッテリーの消耗もないので、安定して利用できます。

また、iPhoneやiPadなどのApple製品は型落ちモデルでも高性能で、OSのアップデートサポートも長いため、古い機種でも3年以上は問題なく使えます。型落ちモデルでコスパ、性能で優れた機種について、iPhoneのおすすめ機種ランキングiPadの人気モデルなどもご参考ください。

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筆者:Back Market Japan

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