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2025年7月7日に更新済み
2025年7月7日
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Sun
BackMarket コンテンツクリエーター
第9世代と第10世代のiPadでは、ホームボタン廃止や豊富なカラーラインナップなどデザインが比較的変更されているほか、プロセッサやカメラ、コネクタの種類などの違いもあります。幅広い用途を想定しているならiPad(第10世代)がおすすめですが、Back Market(バックマーケット)のリファービッシュ品ではiPad(第9世代)がより安く、コストパフォーマンスに優れています。各モデルの性能の違いや選び方について、一通り解説します。
iPadの4つの種類・シリーズの中で、無印モデルのiPadは比較的スペックは低めですが価格は安く、はじめてiPadを購入する方やライトユーザー向けのモデルとなっています。2025年には最新モデルのiPad(A16)も登場している一方で、第9世代や第10世代のiPadを安く買うといった選択肢もあります。
第9世代と第10世代のiPadについて、全体的なスペックの比較を以下表でまとめました。シリーズ全体については、iPadの歴代モデルの違い・比較もご参考ください。
iPadのスペック比較 | iPad(第9世代) | iPad(第10世代) |
リリース日 | 2021年9月 | 2022年10月 |
搭載チップ | A13 Bionic | A14 Bionic |
画面サイズ | 10.2インチ | 10.9インチ |
端末サイズ | 250.6mm x 174.1mm x 7.5mm | 248.6mm x 179.5mm x 7.0mm |
重量 | 487g(Wi-Fiモデル) 498g(セルラーモデル) | 477g(Wi-Fiモデル) 481g(セルラーモデル) |
CPU・GPU | 6コアCPU・4コアGPU 8コアNeural Engine | 6コアCPU・4コアGPU 16コアNeural Engine |
メモリ | 3GB | 4GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:800万画素 インカメラ:1,200万画素 | アウトカメラ:1,200万画素 インカメラ:1,200万画素 |
ストレージ容量 | 64GB・256GB | 64GB・256GB |
バッテリー持続時間(動画再生) | 最大10時間 | 最大10時間 |
通信 | 5G非対応(Wi-Fi 802.11ac) | 5G対応(Wi-Fi 6) |
生体認証 | 指紋認証 | 指紋認証 |
コネクタ | Lightningコネクタ | USB-Cコネクタ |
Apple Pencil対応 | Apple Pencil(第1世代) | Apple Pencil(第1世代・USB-C) |
キーボード対応 | Smart Keyboard | Magic Keyboard Folio |
リファービッシュ品価格(2025年7月9日現在) | ¥33,200〜 | ¥42,000〜 |
スペックの詳細について個別で解説しますが、iPad(第9世代・第10世代)について主な比較ポイントを以下でまとめました。性能面で共通する点もありますが、画面の大きさやデザイン、カメラなどのスペックで細かな違いがあります。
第7世代・第9世代のiPad比較 | 共通するポイント | 違いがあるポイント |
ディスプレイ | どちらもsRGBカラー・True Toneに対応 | 画面サイズは第10世代の方が大きく、液晶ディスプレイに変更 |
外観・カラー | 端末の大きさ、重量はあまり変わらず | カラーラインナップで大きな違い・第10世代でホームボタンを廃止 |
プロセッサ | - | A14 Bionic搭載の第10世代の方がより性能が高い |
カメラ | フロントカメラのスペックはほぼ同じ | 第10世代では4K動画撮影に対応・アウトカメラの画素数も改善 |
その他性能 | バッテリー持ちは同じ・どちらも指紋認証に対応 | 第10世代ではイヤホンジャック非搭載・5G通信に対応・USB-Cコネクタに変更・互換性のあるキーボードも異なる |
動画視聴やアプリゲームなど一般的な用途がメインの場合には、第9世代と第10世代のiPadなどあまりスペックの違いを感じないかもしれません。一方で、「Lightningコネクタが使いづらい」とか「5G通信に対応したiPadが欲しい」など、iPad(第10世代)でないとできないこともありますので、ユーザー個人の需要・利用目的にあわせて検討するといいでしょう。
第9世代と第10世代のiPadの違いについて、デザインやカラーでは変更点が多いです。第7世代のiPadモデルなど古い機種を使っているユーザーにとって、ホームボタンが廃止になったiPad(第10世代)は賛否あるかもしれません。
従来の無印iPadモデルは指紋認証対応のホームボタンが搭載されており、iPad(第9世代)も対応していました。ただ、iPad(第10世代)では画面が大きくなった代わりにホームボタンが廃止となり、端末上部にある電源ボタンで指紋認証ができるようになっています。
これまで、端末の下にあったホームボタンでTouch IDのロック解除をするのが手間だと感じていたユーザーにとって、電源ボタンでのロック解除の方がしやすいメリットもありますが、ホームボタンがないことで操作面で不安に感じる方もいるでしょう。
カラーの種類について、iPad(第9世代)はスペースグレイとシルバーの2種類に限られていますが、iPad(第10世代)はシルバーに加えてブルーとピンク、イエローの4種類から選べます。
無印モデルのiPadはベーシックなカラーといった傾向もありましたが、第10世代では個性的なカラーも追加されました。外観も重視するなら、幅広いカラーラインナップがある第10世代がおすすめです。
端末のデザインに関して、コネクタの規格も変更されています。第9世代のiPadはLightningコネクタ対応でしたが、第10世代以降のiPadはUSB-Cコネクタとなっています。
最近のApple製品はUBC-Cコネクタが一般的で、iPhoneやMacBookなど他のデバイスも利用するユーザーにとって、汎用性の高いUSB-Cの方が便利に感じます。ただ、iPhone14シリーズなどLightningコネクタ対応の型落ちモデルを利用している場合には、第9世代のiPadでも特に不便だと感じないでしょう。
USB-CコネクタのiPad(第10世代)では、Apple Pencil(USB-C)も使えるようになっています。Apple Pencilの対応機種・使えない原因でもご紹介していますが、無印モデルのiPadは基本的に第1世代のApple Pencilのみの対応になっているものの、第10世代以降ではUSB-CタイプのApple Pencilも利用可能です。
各モデルのディスプレイ性能では、大きさだけでなく使われている技術や種類も異なります。動画視聴やアプリゲームで画質の良さを重視する場合には、iPad(第10世代)がよりおすすめです。
第7世代と第9世代のiPadの違いでも解説していますが、第7〜9世代のiPadはディスプレイサイズが10.2インチで統一されていました。ただ、第10世代ではホームボタンの廃止により、フルディスプレイのデザインになり画面が10.9インチと大きくなっています。
端末自体のサイズはそこまで変わっていませんが、ディスプレイ周りの縁(ベゼル)が狭くなったことで、画面の表示領域が拡大されています。キーボードアクセサリを使った作業など、様々な用途を想定しているユーザーにとって画面の大きい第10世代の方が使いやすいでしょう。各モデルのサイズについて、iPadのサイズ比較もご参考ください。
ディスプレイのスペックに関して、第9世代も解像度の高いRetinaディスプレイは充分な性能だと言えますが、第10世代のiPadはより改善されたLiquid Retinaディスプレイが搭載されています。
Liquid Retinaディスプレイは従来の画面と比べてより明るく、色域や色彩の表現が高精度となっています。色の再現性に優れているほか、周囲の光にあわせて色の温度を自動調整してくれるTrue Toneテクノロジーも対応していますので、長時間の動画視聴・ゲームの利用でも目が疲れにくいです。
各世代の違いについては、プロセッサ・CPUの性能も気になるポイントですが、iPad(第9世代)とiPad(第10世代)では搭載されているチップが異なります。
第9世代のiPadはA13 Bionic、第10世代のiPadはA14 Bionicのチップが使われているほか、第10世代ではメモリ(RAM)が4GBと大きく、Neural Engineのコア数も16コアに増えています。
browser.geekbench.comのベンチマークスコアを参考に、以下で第9世代と第10世代のiPadのスペックを比較しました。第10世代の方が15%前後ほど、ベンチマークスコアが高くなっています。
プロセッサ・CPUの比較 | iPad(第9世代) | iPad(第10世代) |
プロセッサ | A13 Bionic | A14 Bionic |
メモリ(RAM) | 3GB | 4GB |
Geekbench 6(シングルコア) | 1754 | 2072 |
Geekbench 6(マルチコア) | 3950 | 4689 |
iPadでできること・活用方法は幅広く、複数のアプリを立ち上げて利用したり動画編集や資料制作などビジネスシーンでも利用を考えている場合には、より処理速度の速いiPad(第10世代)がおすすめです。
しかし、プロセッサ自体は一世代だけの差で正直なところ、そこまで大きな性能の違いはなく、ゲーム性能も大体同じといったところです。大学生が使うiPadモデルであれば、iPad(第9世代)も充分なスペックです。一方で、イラスト制作などクリエイター向けのiPadを求めている場合には、上位機種のiPad Air・Proが適しています。
iPadで使うカメラはアウトカメラだけでなく、ビデオ通話で使うフロントカメラの性能も重要なポイントです。iPad(第9世代)と比較して、iPad(第10世代)ではいくつか改善がされています。
第9世代のiPadは端末の上部にフロントカメラがあり、縦向きを前提としたレンズの位置であったため、横向きをした際には使いづらいといったデメリットがあります。
対してiPad(第10世代)のフロントカメラは端末の中央部分に変更されたことで、iPadを横向きにした際に顔の位置が合わせやすくなっています。普段から家族とのビデオ通話やビジネスシーンでのオンライン会議で顔出しをする方は、第10世代モデルの方が使いやすく感じるでしょう。
アウトカメラ(背面カメラ)の性能もiPad(第10世代)では改善されており、以下のような違いがあります。
アウトカメラの画素数が800万画素から1,200万画素に向上
4K動画撮影に対応
写真撮影でスマートHDR 3に対応
画素数や動画撮影の性能が向上しており、iPadで動画撮影をするユーザーにとって第10世代を選ぶメリットがあります。注意点として、長時間の4K動画はデータ容量が大きくなりますので、動画撮影をよくするユーザーは256GBのストレージが推奨されます。関連記事より、iPadのストレージ容量の選び方も解説しています。
ほかにもネットワーク通信やキーボードの互換性などで、第9世代と第10世代のiPadで違いがあります。
第9世代のiPadは4G(LTE)の通信規格で、5G通信が使えませんでした。リリース当時(2021年)は5G通信がまだそこまで普及していなかったこともあり、あまり気にならない仕様でしたが、最近では5G通信の対応エリアが拡大されていますので、5G対応のiPadの需要が上がっています。
iPad(第10世代)は5G通信に対応しており、アプリゲームなど大容量のデータをダウンロードする場合は動画データのアップロードなど、高速通信が必要なユーザーにとっておすすめです。また、セルラーモデルで外出先でも頻繁にモバイルデータ通信を行う場合には、第10世代モデルが適しています。
対応する純正キーボードについて、iPad(第9世代)はSmart KeyboardでしたがiPad(第10世代)はMagic Keyboard Folioに変更されています。
Smart Keyboardは軽量で持ち運びに適したキーボードですが、トラックパッドがないためMacBookと比べて利便性が下がります。対してMagic Keyboard Folioはトラックパッドが搭載されており、キーボードと端末側のカバーを取り外すこともできますのでタブレットとノートパソコン、両方の用途に適しています。
スピーカーにも違いがあり、第10世代のiPadは端末の上下にそれぞれ搭載されました。iPad(第9世代)スピーカーは端末の下部に1つだけでしたので、イヤホンを使わずに音楽や動画を視聴すると音に偏りがあるように聞こえます。
第10世代のスピーカーはバランスよく聞こえるメリットがあり、ステレオサウンドの音質において満足度が向上しています。
iPadの寿命や使える期間はiPadOSのアップデートや修理サポートの終了時期が大きく影響しますが、2021年モデルのiPad(第9世代)と2022年モデルiPad(第10世代)は今から購入しても長期的に使えるので安心です。
1年遅れてリリースされたiPad(第10世代)の方が、iPadOSのアップデートサポート期間は若干長めで2027〜2028年頃までなら問題なく使えます。ただ、2025年リリースのiPadOS 26についてはiPad(第8世代)以降がアップデート対象となるため、第9世代モデルもまだまだ現役です。
第9世代と第10世代のiPadでは、リリース価格が異なります。現在ではApple Storeで販売していないため、今から購入するならお得なリファービッシュ品(整備済製品)がおすすめです。
iPad(第9世代)とiPad(第10世代)はリリース後、iPad Air・Proなど他モデルの最新モデル登場とあわせて値下げがされており、Apple Storeの価格は以下の通りです。
Apple Storeの販売価格(値下げ後の価格) | iPad(第9世代) | iPad(第10世代) |
64GB | 39,800円 | 58,800円 |
256GB | 57,800円 | 84,800円 |
第10世代のiPadはプロセッサやディスプレイの改善など、全体的なスペック向上が見られるものの販売価格も高くなっています。
対して、Back Marketのリファービッシュ品では型落ちモデルを中心に値下げされており、購入しやすいです。2025年7月9日時点の最安値目安は以下の通りで、学生がiPadを安く購入する方法でもリファービッシュ品はおすすめです。
iPad(第9世代)のリファービッシュ品:¥33,200〜
iPad(第10世代)のリファービッシュ品:¥42,000〜
関連記事よりリファービッシュ品でおすすめのiPad機種でもご紹介していますが、無印モデルのiPadはリファービッシュ品だと安価です。定価だと高いiPad(第10世代)もお得で、スペック重視のユーザーに適しています。
iPad(第9世代)とiPad(第10世代)の違いについて一通り比較しましたが、ビジネスシーンの利用やクリエイティブな用途など幅広くiPadを使いたいなら第10世代モデルがおすすめで、価格を下げたいなら第9世代だけでなく第8世代のiPadも比較してみるといいでしょう。
第10世代のiPadは10.9インチのディスプレイに高性能なカメラ、幅広いカラーラインナップが高評価で、iPadをノートパソコン代わりに活用したいユーザーにも最適です。スペックの高さなら同世代のiPad Air・Proもありますが、無印モデルのiPadは価格の安さも魅力的で、リファービッシュ品なら高コスパです。
第9世代モデルと比べて、汎用性の高いUSB-Cコネクタに対応しているほかUSB-CタイプのApple Pencilも利用できます。ブルーやイエローなど、これまでの無印iPadにはないカラーも好評です。
iPad(第9世代)もプロセッサ性能自体は第10世代モデルとそこまで変わらないほか、イヤホンジャックやホームボタンなど、最近のiPadにはない特徴もあります。
イヤホンジャックが使えるタブレットが良い
ホームボタン搭載のiPadがより使いやすく感じる
少しでも安く新規購入・買い替えをしたい
古いiPadモデルを長く使っているユーザーにとって、物理的なボタンがなくなったiPad(第10世代)では操作がしづらいと感じるかもしれません。また、有線イヤホンを普段から使っている場合には、イヤホンジャック搭載のiPadモデルがより便利です。
iPadを使う目的で、自宅での動画視聴やデジタルノートを使った勉強向けのデバイスなど、そこまで高いスペックが不要な場合には2020年モデルのiPad(第8世代)でも満足できます。
リファービッシュ品での最安値目安は¥22,800〜と安価で、フロントカメラの性能はiPad(第9世代)と比べて下がりますが、一般的な用途には問題なく対応します。
上位機種であるiPad AirとiPad Proシリーズは、プロセッサや対応しているApple Pencilの性能、ディスプレイなどのスペックが優れており、動画編集を本格的に行いたいユーザーや12.9インチ(または13インチ)の大画面タブレットを使いたい方におすすめです。
人気の機種について、iPadのおすすめランキングでも解説していますのでぜひご参考ください。iPad Air・ProはM1世代以降のモデルがスペックで評価されており、MacBookなどのノートパソコンと変わらないレベルの性能で幅広い活用が期待されます。
第9世代・第10世代のiPadは最新モデルではありませんが、スペックの高さやリファービッシュ品のコスパの良さから需要があります。新品のiPadだと価格が高く感じる方は、バックマーケットのリファービッシュ品を試してみるといいでしょう。
2025年にリリースされて無印モデルのiPad(A16)はプロセッサ性能の改善が大きく、最大で512GBのストレージ容量に対応したことからクリエイター向けのデバイスとしても使いやすくなりました。
ただ、第9世代から第10世代のアップグレードと比較して、A16モデルでは変わった点が少なく正直なところプロセッサ以外はiPad(第10世代)とほぼ同じです。大きな性能差がなく、あえて最新モデルを選ぶ必要性が薄いです。
リファービッシュ品は中古品とよく比較されますが、品質面での違いがあります。リファービッシュ品は検品やクリーニングのほか、状態に応じて修理や部品交換を行った上で販売されます。また、バッテリー容量保証もありますので、極端に消耗したバッテリーは交換されます。
中古iPadはやめた方がよい理由は多く、品質のほか安全性の問題もあります。バックマーケットのような企業が販売しているのではなく、フリマサイトで出回っている個人販売の中古iPadは信頼性が低く要注意です。
バックマーケットではリファービッシュ品の販売だけでなく、iPadやiPhoneなどの古いデバイスの売却も可能です。Back Market買取サービスはWeb上からすぐに査定価格を確認できて、宅配買取で対応しますので手続きが少なく簡単に売却できます。
iPadを売るならどこにするべきか検討している方は、ぜひ査定価格からチェックしてみてはいかがでしょうか。バックマーケットの買取サービスは画面割れや故障品、箱などの付属品がないといった場合でも売却が可能です。
コンテンツクリエーターとして7年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。