Back Marketは、このサイトの閲覧に必要な機能性Cookieを使用しています。弊社と弊社のパートナーは、トラフィックを計測し、お客様にパーソナライズされたコンテンツや広告を表示するためにもCookieを使用しています。
Cookieの設定は後から変更できます。各ページの下部にある「Cookie」をクリックしてください。クッキーの詳細をご確認ください
2025年6月5日に更新済み
2025年6月5日
2分で読めます
Sun
BackMarket コンテンツクリエーター
2019年モデルのiPad(第7世代)と2021年モデルのiPad(第9世代)は、型落ちモデルのリファービッシュ品で人気のモデルです。無印モデルのiPadは比較的安価で、気軽に購入したいユーザーにおすすめですが、第7世代と第9世代の違いについて気になる方も多いでしょう。そこで、各モデルの違いや比較情報・選び方について一通り解説します。
はじめに、iPadの第7世代と第9世代について全体的な比較からご紹介します。無印モデルのほかAirやProモデルなど、iPadシリーズの情報についてiPadの比較ページもご参考ください。
第7世代と第9世代のiPadについて、基本的な性能は以下表の通りです。無印モデルのiPadは第7〜9世代まで10.2インチの画面サイズで、タブレットの中で平均的な大きさとなります。
iPadのスペック比較 | iPad(第7世代) | iPad(第9世代) |
リリース日 | 2019年9月 | 2021年9月 |
搭載チップ | A10 Fusion | A13 Bionic |
画面サイズ | 10.2インチ | 10.2インチ |
端末サイズ | 250.6mm x 174.1mm x 7.5mm | 250.6mm x 174.1mm x 7.5mm |
重量 | 483g(Wi-Fiモデル) 493g(セルラーモデル) | 487g(Wi-Fiモデル) 498g(セルラーモデル) |
CPU・GPU | 6コアCPU・4コアGPU | 6コアCPU・4コアGPU 8コアNeural Engine |
メモリ | 3GB | 3GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:800万画素 インカメラ:120万画素 | アウトカメラ:800万画素 インカメラ:1,200万画素 |
ストレージ容量 | 32GB・128GB | 64GB・256GB |
バッテリー持続時間(動画再生) | 最大10時間 | 最大10時間 |
通信 | 5G非対応(Wi-Fi 802.11ac) | 5G非対応(Wi-Fi 802.11ac) |
生体認証 | 指紋認証 | 指紋認証 |
コネクタ | Lightningコネクタ | Lightningコネクタ |
Apple Pencil対応 | Apple Pencil(第1世代) | Apple Pencil(第1世代) |
キーボード対応 | Smart Keyboard | Smart Keyboard |
リファービッシュ品価格(2025年6月9日現在) | ¥20,500〜 | ¥32,834〜 |
第7世代と第9世代のiPadは類似しているスペックも多く、以下のような共通点がある一方で、違いも確認できます。
第7世代・第9世代のiPad比較 | 共通するポイント | 違いがあるポイント |
ディスプレイ | 画面サイズが同じ | 第9世代ではsRGBカラー・True Toneに対応 |
外観・カラー | 端末の寸法も同じ | 第7世代ではゴールドカラーもある |
プロセッサ | - | A13 Bionic搭載の第9世代の方がより性能が高い |
カメラ | アウトカメラの性能はほぼ同じ | インカメラでは第9世代でセンターフレームに対応 |
その他性能 | 指紋認証・第1世代のApple Pencil対応・イヤホンジャック搭載など | ストレージ容量は第9世代の方が大きい・iPadOSのアップデートサポート期間も異なる |
詳しくは個別で解説しますが第7世代のiPadはプロセッサ性能が古く、動画編集やオンラインゲームをする機会が多いユーザーはスペック不足を感じるかもしれません。ただ、同じモデルのApple Pencilを使えたり同じ生体認証なので、使い勝手自体はそこまで差がありません。
また、無印モデルのiPadでは2022年に第10世代、2025年にはA16モデルも登場しました。iPad(第10世代)はディスプレイサイズが10.9インチと大きくなり、5G対応やUSB-Cコネクタ対応なども評価されています。
A16モデルはiPhone15モデルと同じプロセッサが使われていることもあり、処理性能の高さでより改善されました。11インチのLiquid Retinaディスプレイに最大512GBのストレージなど、iPad Air・Proに近いスペックになっていますが、機能面では大きく変わっている訳ではありません。
関連記事で2024年モデルの新型iPad Air・Proもご紹介していますが、iPadシリーズの新型モデルはプロセッサを中心した改善が多い一方で、型落ちモデルでも充分なスペックです。デジタルノートや動画視聴など基本的な用途であれば、第7世代・第9世代のiPadでも問題なく使えるでしょう。
iPad(第7世代・第9世代)の違いについて、端末の外観やカラーラインナップから見ていきます。iPadシリーズ全体のサイズについては、iPadのサイズ比較で詳しく解説しています。
第7世代と第9世代(さらには第8世代)のiPadは、どれも同じ端末サイズで250.6mm x 174.1mm x 7.5mmといった寸法になっています。10.2インチの画面サイズで、同世代のminiモデルよりは重いですが一般的なサイズ・重量となっています。重量はiPad(第9世代)の方が5gほど重いだけで、ほとんど差はありません。
iPadは第9世代モデルまで、ホームボタン搭載の指紋認証に対応しています。第10世代以降は端末のトップボタンが指紋認証対応になり、ホームボタンが廃止になった代わりにディスプレイがより拡大されました。ホームボタンの評判は賛否ありますが、ライトユーザーや初心者向けでは物理ボタンがあった方が扱いやすいです。
端末サイズが同じであることで、第7世代と第9世代のiPadではケースや保護フィルムで同一のアイテムを使うことができます。ケースや保護フィルムでは、iPad(第7・8・9世代)などと記載されており、第8世代も同様です。
無印モデルのiPadは第10世代以降、ブルーやピンクなど個性的なカラーが増えていますが第9世代まではスペースグレイやシルバーなどベーシックな色がメインとなっています。
カラーの比較 | iPad(第7世代) | iPad(第9世代) |
選べる色の種類 | スペースグレイ・シルバー・ゴールド | スペースグレイ・シルバー |
第7世代のiPadはゴールドもカラーラインナップに入っており、明るいデザインが欲しいユーザーにとっておすすめです。カラーバリエーションの多さではiPad Airシリーズも好評で、過去モデルでは第4世代と第5世代のiPad Airの違いも解説しています。
ディスプレイ性能についても多少の違いがあり、第9世代のiPadの方が高いスペックになっています。
iPadのディスプレイでは解像度や最大輝度がよく注目されますが、第7世代と第9世代のiPadは同じスペックです。なお、第10世代以降の無印モデルは液晶(Liquid Retinaディスプレイ)に対応しました。
Retinaディスプレイ
解像度:2,160 x 1,620
最大輝度:500ニト
耐指紋性撥油コーティングに対応
ディスプレイの輝度に関してはiPad Airモデルも同等で、最新機種も最大500ニトです。一方で上位機種のiPad ProはUltra Retina XDRディスプレイを採用しており、1,000ニト以上の高い輝度で見やすくなっています。スペックについて、iPad AirとiPad Proの違いもご参考ください。
細かなディスプレイ性能の違いとして、iPad(第9世代)ではsRGBカラーに対応しました。より自然な色再現を実現するsRGBカラーによって、鮮やかで自然な色合いで映し出されます。
また、True Toneの機能も搭載されており、周囲の環境光にあわせてディスプレイの色や明度が自動的に調整されます。屋内や屋外など場所を問わず画面が見やすくなり、視覚的な疲れも軽減されるメリットがあります。
タブレットの性能ではプロセッサも重要なポイントで、型落ちモデルだとスペック不足が懸念されるところですがiPadは全体的に高性能ですので一般的な用途なら快適に使えます。
iPadのプロセッサ・CPUのスペックについて、browser.geekbench.comで掲載されているベンチマークスコアを基準に、以下の通り比較しました。
プロセッサ・CPUの比較 | iPad(第7世代) | iPad(第9世代) |
プロセッサ | A10 Fusion | A13 Bionic |
メモリ(RAM) | 3GB | 3GB |
Geekbench 6(シングルコア) | 875 | 1754 |
Geekbench 6(マルチコア) | 1453 | 3950 |
第9世代のiPadは比較的新しいプロセッサ世代で、処理速度やグラフィック性能の高さで評価されています。ただ、第7世代のiPadはプロセッサが古く、iPhone 7シリーズと同等のA10 Fusionチップ搭載であることから、高負荷がかかる作業には不向きです。
iPadでできること・活用方法は様々あり、動画編集や3Dオンラインゲームなど専門的な用途がメインの場合には最近のiPadモデルや、プロセッサが高性能なiPad Proシリーズがより適しています。詳しくは人気のiPad機種ランキングで、おすすめモデルをご紹介しています。
第7世代と第9世代のiPadはどちらもLightningコネクタが採用されており、第10世代以降のiPadでUSB-C対応となります。USB-Cコネクタでは汎用性の高さが評価されているほか、上位機種ではUSB 4対応によりデータ転送速度も改善されています。
LightningコネクタはUSB-Cと比較するとネガティブな評判も多いですが、同じLightningコネクタ対応であるiPhone14シリーズの機種など、型落ちモデルのApple製品を使っているユーザーであれば不便には感じないでしょう。
タブレットの基本的な性能に関しては、イヤホンジャックも各モデルで違いがあります。最近のタブレットやスマートフォンでは内蔵される部品の最適化や防水性能などを考慮して、イヤホンジャックを廃止している傾向にあります。イヤホンジャック対応のiPad機種では、無印モデルの場合には第9世代モデルまでが対象です。
有線イヤホンを普段から使うユーザーにとって、第7世代と第9世代のiPadはどちらも使いやすく感じるでしょう。一方でAirPodsなどのワイヤレスイヤホンユーザーであれば、イヤホンジャックの有無は特に影響しません。
iPadのカメラ性能はアウトカメラより、オンライン会議やビデオ通話で使うインカメラの方が重要とされています。iPad(第9世代)では、インカメラのセンターフレーム機能が大きな違いとなります。
第7世代と第9世代のiPadで、アウトカメラは800万画素でƒ/2.4の絞り値、5倍のデジタルズームに写真のHDR対応といったスペックになっています。
第9世代のiPadでは1080p HDビデオ撮影において、25fpsまたは30fpsの選択ができるといった違いはありますが、アウトカメラの性能は第7世代と基本的に同じです。写真や動画撮影において、iPhoneで撮影したものをAirDropを使ってiPadへ転送・編集する使い方も多いため、iPadのアウトカメラはそこまで需要がないかもしれません。
第9世代のiPadではインカメラの改善があり、2倍のズームアウトにセンターフレーム機能も使えます。FaceTimeなどのオンライン・ビデオ通話において、インカメラに映るユーザー自身が中心から外れないよう、自動的にフレーム調整がされます。
ビジネスシーンでのオンライン会議やウェビナーなど、ビデオ通話をiPadでよく使うユーザーにとってセンターフレーム機能は便利だと言えます。
型落ちモデルのiPadでは寿命やiPadOSのアップデートサポート期間も気になるポイントですが、一般的なiPadの寿命・使える期間は3〜5年が一つの目安になり、利用頻度にもよりますが端末の劣化やバッテリーの消耗などを理由に買い替えのタイミングが来ます。
また、iPadOSの更新サポートはリリースされてから5年前後が基準となり、第7世代のiPadはいつまで使える?でも紹介していますが、第7世代モデルは2025年に最新のiPadOSアップデートの対象外になる可能性があります。
最新のiPadOSバージョンにアップデートできなくても利用自体は可能ですが、最新のアプリが使えなくなったりセキュリティ面での脆弱性が目立つといったデメリットが今後増えます。そのため、同じ端末で長期的に利用したいのであれば第9世代のiPadがおすすめです。
2021年にリリースされたiPad(第9世代)では、iPadOSのアップデートサポートが2027年頃まで続くことが見込まれます。また、タブレットではバッテリー寿命も気になるところですが、iPadシリーズで最新モデル・過去機種問わずバッテリー持続時間が動画再生で最大10時間と同じなので、無印モデルでもバッテリー寿命は充分に長いです。
スペックについて一通り違いを確認しましたが、iPadの購入ではストレージ容量の選択や価格も重要です。第7世代と第9世代モデルではiPadのストレージ容量がそれぞれ異なりますので、用途に応じて検討するといいでしょう。
リリース当時の価格で比較をすると以下表の通りで、第7世代のiPadは32GBと128GB、第9世代では64GBと256GBから選択できます。
Apple Storeの販売価格(リリース当時) | iPad(第7世代) | iPad(第9世代) |
32GB | 34,800円 | - |
64GB | - | 39,800円 |
128GB | 44,800円 | - |
256GB | - | 57,800円 |
iPad(第7世代)の32GB価格は比較的安いですが、32GBの容量は正直なところ小さく、ゲームアプリや動画のダウンロードを少しするだけでストレージがいっぱいになります。オフラインでの動画視聴や複数のゲームアプリを利用する場合には、128GB以上の容量があると安心できます。
Back Market(バックマーケット)で販売しているリファービッシュ品を選ぶことで、定価よりもお得にご購入いただけます。2025年6月9日時点の最安値目安は以下の通りです。
iPad(第7世代)のリファービッシュ品:¥17,000〜
iPad(第9世代)のリファービッシュ品:¥32,834〜
3万円以下の安価な価格帯で購入できますので、予算が限られている大学生向けでもおすすめです。学生がiPadを安く購入する方法でも、お得なリファービッシュ品を推奨しています。
無印モデルはAir・Proモデルと比べるとディスプレイやプロセッサ性能などが下がりますが、型落ちモデルでは価格の安さが大きなメリットとなります。大学生におすすめのiPadで、ぜひ第7世代・第9世代のiPadをご検討ください。
第7世代と第9世代のiPadについて一通り比較した上で、適切な選び方やおすすめするユーザーの傾向をまとめます。第7世代のiPadではプロセッサ性能が低く不安という場合には、第8世代のiPadも比較してみるといいでしょう。
iPadの購入についてスペックの高さはあまり求めておらず、大学講義で使うデジタルノート用や外出先の動画視聴用など、基本的な用途を想定している場合にはiPad(第7世代)がおすすめです。
リファービッシュ品では3万円以下と安く、はじめてタブレットやiPadを購入するライトユーザーにもおすすめです。また、Wi-Fiモデルだけでなくセルラーモデルもリファービッシュ品なら安価で、iPad単体でモバイルデータ通信をする機会が多い方も購入しやすいです。詳しくは、iPadのWi-Fiモデルとセルラーモデルの違いもご参考ください。
プライベートのほかビジネスシーンでiPadを使う機会が多いユーザーには、プロセッサ性能やインカメラの機能が優れているiPad(第9世代)が適しています。資料制作やメール返信などのマルチタスクでも、A13 Bionicのプロセッサ性能が役立ちます。
第9世代のiPadは定価もそれほど高くないため、リファービッシュ品ではよりお手頃な価格になっています。第7世代のiPadとの価格差を確認した上で、購入する価値があるかどうか判断してみるといいでしょう。
無印のiPadでは、第8世代モデルもリファービッシュ品で人気です。iPad(第8世代)はiPad整備品のおすすめモデルでも紹介しており、基本的なスペックは第7世代とほぼ同じですが、SoC(プロセッサ)で比較的進化をしておりA12チップのアップグレードや8コアニューラルエンジンの搭載が異なる点です。
リファービッシュ品の最安値は¥22,400で、第7世代と第9世代の中間的な価格となっています。インカメラやディスプレイの性能にはあまりこだわりがないものの、iPadOSの寿命やプロセッサ性能が気になるなら第8世代モデルがおすすめです。
型落ちモデルのiPadは中古品でも購入できますが、品質も重視するならリファービッシュ品(整備済製品)がより高評価です。バックマーケットでは古いiPadの買取サービスも実施しており、買い替えでもおすすめです。
中古品のiPadは専門ショップのほかフリマサイトでも気軽に購入できるものの、中古iPadをやめておくべき理由は多く、端末やバッテリーの消耗に品質保証がないといったリスクが懸念されます。個人で販売している中古品のiPadは整備されていないほか、クリーニングも不十分なので使用感が気になるところです。
対してリファービッシュ品は、専門家による検品やクリーニングのほか必要に応じた修理や部品交換を行っています。リファービッシュ品と中古品の違いでも解説していますが、中古品よりも品質が安定しており、バックマーケットでは1年間の動作保証と30日間の返金保証もあり安心です。iPadを安く購入する方法として、ぜひリファービッシュ品をご利用ください。
iPadの種類・各モデルの比較では、コンパクトで無印モデルより高性能なminiモデルのほか、動画編集など専門的な作業に適しているAir・Proモデルも人気です。新品だと10〜20万円の高い価格帯になる機種でも、リファービッシュ品ではお得です。
リファービッシュ品での狙い目機種について、iPadのおすすめモデルランキングで詳しくご紹介しています。第7世代・第9世代のiPadより高性能なモデルが欲しい方は、ぜひご参考ください。
また、バックマーケットではリファービッシュ品の販売だけでなくBack Market買取サービスも実施しています。iPadなどのタブレットやスマートフォンなどのデバイスを、宅配買取によって売却することが可能です。
バックマーケットの買取サービスはWeb上ですぐに査定価格を確認できるほか、付属品や外箱がなくても売却価格が減額されないメリットがあります。iPadを売るならどこにするべきかお悩みの方は、いくらで売却できるかWebサイトより確認してみてはいかがでしょうか。
コンテンツクリエーターとして7年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。