1.中古iPhoneで確認するべきSIMフリーとSIMロックの注意点
中古iPhoneでの注意事項に関して、最も重要とも言えるポイントはSIMフリーの有無です。iPhoneに限らず、中古のスマートフォン端末はSIMフリーとSIMロックの2種類に分類されます。
SIMロックの目的は主に、通話やデータ通信をする際に必要なSIMカードについて、特定の通信事業者に限定して他の会社のSIMカードを使えないようにすることが考えられます。
例として大手キャリアのA社のSIMロックがかかっている場合、別の大手キャリアB社はもちろん、格安SIMも中古iPhoneに差し込んでも通信サービスは利用できません。SIMロックに関して、特に格安SIMとあわせて使おうと考えている方は要注意です。
SIMフリーの中古iPhoneと格安SIMがお得に使える組み合わせ
スマホ関連の用語集でも解説していますが、格安SIMは大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど)とは異なり、より安い通信料で契約できるメリットがあります。
また、安く購入できるSIMフリーの中古iPhoneと格安SIMを組み合わせることで、月額の通信料を抑えられます。大手キャリアなどで新品のiPhoneを購入・契約した場合には基本料金が高いほか、本体価格を分割で支払う際には月々のコストがより大きな負担になります。
そのため、中古iPhoneの購入を検討している方はで大手キャリアから格安SIMへの乗り換えを希望したり、iPhoneの本体代を分割にしたくなく一括で支払って、毎月の支払いを1,000~2,000円程度に安く抑えたいなど、iPhoneをお得に使いたい目的が多いです。古い機種であるiPhone11をSIMフリーで賢く使う方法も、別記事で解説しています。
中古iPhoneの購入時にはSIMフリーであることを確認
ただ、上記でも説明しました通りSIMロックがかかっているスマホ端末は、特定のキャリアの回線でないと使えません。ユーザーが現在利用している中古のiPhoneと偶然同じキャリアを使っていれば、所有しているSIMカードでそのまま使えますが、違うキャリアや格安SIMを使っているユーザーは通信サービスを利用できません。
なので、中古iPhoneを購入する際には対象の端末がSIMフリーかどうか、確認することが求められます。製品の仕様・スペックに通常記載されているほか、実際の端末で操作できる場合には以下の手順でSIMロックを解除されているかどうかチェックできます。
iPhoneの設定アプリを起動
項目より「一般」と「情報」の順に選択
「SIMロック」の項目を確認(SIMロックなし、またはSIMロックありと表示されます)
SIMロックの中古iPhoneを購入した際の対処法
仮に購入した中古iPhoneがSIMロックの状態であった場合、ご自身でSIMロックを解除する必要があります。以下の通り複数の方法があり、手数料が発生するデメリットはありますが自力では難しい場合には店舗へ持ち込むのが確実です。
店頭・ショップでSIMロック解除を依頼(3,300円の手数料が発生することもあります)
電話での窓口がある場合には通話から依頼(店頭と同様に手数料が発生)
通信事業者のWebサイトからSIMロック解除の申請
SIMロック解除を諦めてWi-Fi専用マシンとして使うしかない...とまで追い込まれるユーザーはあまりいませんが、SIMロック端末の中古iPhoneは一手間かかります。そのため、購入前にはSIMフリーかどうかの確認が必須です。
※以下でも詳しく解説していますが、整備済iPhoneを販売しているバックマーケットの商品は全てSIMフリーで、格安SIMも安心してお使いいただけます!