
違いを一目で確認
2020年3月に登場したiPad Pro(A12シリーズ)と、その約1年後にあたる2021年5月に発売されたiPad Pro(M1シリーズ)は、Appleの高性能タブレットラインナップを代表するモデルです。両モデルはiPadOSを搭載し、クリエイティブな作業から日常使いまで幅広い用途に対応しますが、プロセッサの世代交代とそれに伴う機能強化が主な違いとして挙げられます。特に、処理性能、ディスプレイ技術、そして一部の接続オプションにおいて、後継モデルが進化を遂げています。
購入可能なモデル
カラー
容量 (GB)
スコア
耐久性
両モデルの耐久性と長期的な利用可能性を比較すると、リリース時期とOSサポート期間が重要な要素となります。
- リリース時期とOSサポート: iPad Pro 2020は2020年3月に、iPad Pro 2021は2021年5月に発売されました。AppleのiPadは通常、発売から6年から8年程度のiPadOSアップデートが提供される傾向にあります。そのため、iPad Pro 2021は、iPad Pro 2020よりも約1年長く最新のOSアップデートを受けられる可能性が高いです。
- ソフトウェアの寿命: M1チップを搭載したiPad Pro 2021は、より新しいプロセッサアーキテクチャを採用しているため、将来のiPadOSの高度な機能や要求の厳しいアプリケーションへの対応において、より長い期間にわたって快適な動作が期待されます。
- 修理のしやすさ: どちらのモデルもAppleの正規サービスプロバイダや認定修理業者を通じて修理が可能です。画面割れなどの一般的な修理は、非正規店でも対応している場合があります。
販売年
2020
2021
最新OSに対応
はい
はい
OS
iPadOS
iPadOS
最大対応OS
iPadOS 18
iPadOS 18
パフォーマンス
両モデルのパフォーマンスは、搭載されているプロセッサの世代によって大きく異なります。
- 処理能力: iPad Pro 2020は前世代のプロセッサを搭載しており、多くのタスクをスムーズに処理できます。一方、iPad Pro 2021は、より新しい世代のプロセッサを搭載しており、CPU性能が最大50%、グラフィック性能が最大40%向上しています。これにより、特に動画編集、3Dレンダリング、大規模なファイル操作など、高い処理能力を要求される作業において、より高速で効率的な体験を提供します。
- マルチタスクとメモリ: iPad Pro 2020は全モデルで6GBのRAMを搭載しています。 iPad Pro 2021は、ストレージ容量に応じて8GBまたは16GBのRAMを搭載しており、特に1TBまたは2TBモデルでは16GBのRAMが利用可能です。これにより、多数のアプリを同時に開いたり、メモリを大量に消費するプロフェッショナルなアプリケーションを使用する際に、より安定したパフォーマンスを発揮します。
- ストレージオプション: iPad Pro 2020は最大1TBのストレージを提供しますが、iPad Pro 2021は最大2TBのストレージオプションが追加され、より多くのデータやプロジェクトをデバイスに保存できます。
CPU
Apple A12Z Bionic
Apple M1
スクリーン品質
ディスプレイの品質は、特に12.9インチモデルにおいて顕著な違いがあります。
- ディスプレイ技術: 11インチモデルは両世代ともにLiquid Retina IPS LCDディスプレイを搭載しており、鮮やかな色彩と高い応答性を提供します。 しかし、12.9インチのiPad Pro 2021は、Mini-LEDバックライト技術を採用したLiquid Retina XDRディスプレイを搭載しています。これにより、非常に高いコントラスト比、深い黒、そして優れたHDRコンテンツ表示能力を実現し、プロフェッショナルな映像制作や写真編集に適しています。
- 明るさと視認性: 12.9インチのLiquid Retina XDRディスプレイは、ピーク輝度が大幅に向上しており、屋外での使用やHDRコンテンツの視聴時に優れた視認性を提供します。
- ProMotionテクノロジー: 両モデルともにProMotionテクノロジーを搭載しており、最大120Hzのアダプティブなリフレッシュレートにより、スクロールやゲーム、Apple Pencilでの描画が非常に滑らかです。
解像度
2388 x 1668
2388 x 1668
True Tone
はい
はい
ProMotion
はい
はい
画面の種類
Liquid Retinaディスプレイ
Liquid Retinaディスプレイ
ピクセル密度
264ppp
264ppp
輝度
最大輝度は600ニト
最大輝度は600ニト
音質
スピーカー
4スピーカー
4スピーカー
オーディオビジュアル
カメラシステムは両モデルともに高性能ですが、iPad Pro 2021ではフロントカメラにいくつかの改善が見られます。
- リアカメラシステム: 両モデルとも、広角レンズと超広角レンズからなるデュアルカメラシステムを搭載しており、LiDARスキャナも備えています。これにより、拡張現実(AR)アプリケーションの精度が向上し、暗い場所でのオートフォーカス性能も強化されています。
- フロントカメラ: iPad Pro 2020のフロントカメラは標準的な性能ですが、iPad Pro 2021は12MPの超広角フロントカメラを搭載し、「センターフレーム」機能に対応しています。この機能は、ビデオ通話中にユーザーが動き回っても、常に画面の中央に自動的にフレーミングを調整するため、オンライン会議やビデオチャットの体験が向上します。
- ビデオ録画とオーディオ: 両モデルともに高品質なビデオ録画が可能で、複数のマイクを搭載しているため、クリアなオーディオ録音と通話品質を提供します。
その他
その他の機能面では、接続性や物理的な仕様にいくつかの違いがあります。
- 接続性: iPad Pro 2020はWi-Fi 6に対応していますが、iPad Pro 2021のセルラーモデルは、次世代の高速通信規格である5G(Sub-6GHz帯)に対応しています。これにより、外出先でのデータ通信速度が大幅に向上します。
- ポートと拡張性: 両モデルともにUSB-Cポートを搭載していますが、iPad Pro 2021のポートはThunderbolt/USB4に対応しています。これにより、外部ストレージへのデータ転送速度が向上し、最大6Kの外部ディスプレイへの接続も可能になります。
- サイズと重量: 11インチモデルのサイズと重量は両世代でほぼ同じです。しかし、12.9インチのiPad Pro 2021は、Mini-LEDディスプレイの採用により、iPad Pro 2020の12.9インチモデルと比較して、厚さが0.5mm、重量が約41g増加しています。
- 生体認証: 両モデルともにFace IDによる顔認証システムを搭載しており、安全かつ迅速なロック解除と認証が可能です。
重量
471 g
466 g
幅
17.85 cm
17.85 cm
身長
24.76 cm
24.76 cm
深さ
0.59 cm
0.59 cm
画面サイズ(インチ)
11
11
ネットワーク
Wi-Fi
Wi-Fi
SIMカード
SIMポートなし
SIMポートなし
Wi-Fiテクノロジー
Wi-Fi 6 802.11ax
Wi-Fi 6 802.11ax
Bluetoothバージョン
Bluetooth 5.0
Bluetooth 5.0
Face ID
はい
はい
Touch ID
いいえ
いいえ
コネクタ
USB-C
USB-C
コミュニティの評価
iPad Pro 2020とiPad Pro 2021は、どちらも高性能なタブレットですが、ユーザーのニーズによって最適な選択が異なります。iPad Pro 2020は、その登場から数年が経過した現在でも、多くのユーザーから高いパフォーマンスとバッテリー持続時間について肯定的な評価を受けています。特に、日常的なタスク、クリエイティブな作業、エンターテイメント用途において、十分な能力を発揮します。
一方、iPad Pro 2021は、M1チップによる大幅な性能向上と、12.9インチモデルにおけるMini-LEDディスプレイの採用が大きな特徴です。ユーザーからは、その圧倒的な処理能力とディスプレイ品質が高く評価されていますが、一部ではiPadOSがハードウェアの性能を完全に引き出しきれていないという意見も見られます。
したがって、ウェブブラウジング、動画視聴、文書作成、軽い写真編集など、一般的な用途で高性能なタブレットを求めるユーザーには、iPad Pro 2020が引き続き優れた選択肢となるでしょう。しかし、4K動画編集、3Dモデリング、大規模なグラフィックデザインなど、最も要求の厳しいプロフェッショナルな作業を行うユーザーや、最高のディスプレイ体験を求めるユーザー(特に12.9インチモデルの場合)は、iPad Pro 2021の強化された性能と機能がより適しています。また、将来のOSアップデートや新機能への対応を重視するユーザーも、より新しいM1チップ搭載モデルが有利です。どちらのモデルも、品質が保証された整備済製品として、環境に配慮した選択肢となります。










