Apple iPhone 14 vs iPhone 13 Pro

iPhone14とiPhone13 Proは発売時期こそ1年違いですが、価格帯やスペック、使い勝手に多くの共通点と明確な違いがあります。ここでは両モデルを多角的に比較し、どちらが自分に合うかを検討できるように詳しく解説します。バックマーケットのリファービッシュ品では前モデルのiPhone12シリーズも人気ですが、より広く比較したい場合にはiPhone12・13・14の違いも参考になります。

iPhone14とiPhone13 Proの比較に関する概要

iPhone14は2022年9月に登場したiPhone14シリーズの無印モデルで、高い基本性能を備えつつ価格と使いやすさのバランスが特徴です。一方、iPhone13 Proは2021年9月に発売されたiPhone13シリーズの上位機種で、ディスプレイの高リフレッシュレートやトリプルカメラ、Pro専用の撮影機能など、プロ志向のユーザーにも応える多機能モデルです。

両モデルは同じ6.1インチの有機ELディスプレイを搭載し、A15 Bionicチップも共通ですが、メモリ容量やカメラ構成、ディスプレイの滑らかさ、ボディ素材などに大きな違いがあります。iPhone14モデルは軽量でカラーバリエーションも豊富、iPhone13 Proは高級感と機能性を両立したモデルとなっています。

iPhone14とiPhone13 Proのサイズ・デザインなど外観を比較

両モデルはほぼ同じサイズ感ですが、細部の仕上げや重さに違いがあります。iPhone14は高さ146.7mm、幅71.5mm、厚さ7.8mm、重量173gのサイズで、iPhone13 Proは高さ146.7mm、幅71.5mm、厚さ7.65mm、重量203gです。

iPhone14はアルミニウムフレームとガラス背面で軽量に仕上げられており、手に持った時の軽快さが特徴です。対してiPhone13 Proはステンレススチールフレームとマットガラスを採用し、高級感と重厚感が際立ちます。iPhone14と比べて端末の高さと幅は同じですが、30gほど重くなっています。

iPhoneの防水・防塵性能は両モデル共通でIP68ですが、カメラモジュールの大きさやレンズ数が異なり、iPhone13 Proの方がカメラ部分の存在感が強調されています。デザイン面では、iPhone14はシンプルで親しみやすく、iPhone13 Proはプロフェッショナルな雰囲気です。

iPhone14とiPhone13 Proの色・カラーラインナップを比較

カラー展開は両モデルで大きく異なります。iPhone14のカラーラインナップはミッドナイトとスターライト、ブルー、パープル、(PRODUCT)RED、イエローです。対してiPhone13 Proのカラーラインナップは、シルバーとゴールド、グラファイト、シエラブルー、アルパイングリーンとなります。

iPhone14は明るくポップなカラーが多く、幅広い層に人気です。iPhone13 Proは落ち着いた高級感のある色合いが中心で、ビジネスシーンにもマッチします。特にシエラブルーやアルパイングリーンはProモデルならではの個性を演出します。

iPhone14とiPhone13 Proのプロセッサ・ディスプレイ性能を比較

両モデルともA15 Bionicチップを搭載していますが、iPhone13 Proは5コアGPU・6GBメモリ、iPhone14は5コアGPU・4GBメモリという違いがあります。これにより、グラフィック性能やマルチタスク処理ではiPhone13 Proがやや優れています。

ディスプレイに関しては以下の通り、最大輝度とリフレッシュレートの違いがあります。

• iPhone14：6.1インチ Super Retina XDR（有機EL）、解像度2532×1170、リフレッシュレート60Hz、最大輝度800ニト（ピーク1200ニト）
   
• iPhone13 Pro：6.1インチ Super Retina XDR（有機EL）、解像度2532×1170、ProMotion対応（可変式で最大120Hz）、最大輝度1000ニト（ピーク1200ニト）
   

iPhone13 Proの最大の特徴は「ProMotion」テクノロジーによる120Hzの高リフレッシュレートです。スクロールやアニメーションが非常に滑らかで、ゲームやSNS、ウェブ閲覧時の体験がワンランク上です。輝度もiPhone13 Proの方が高く、屋外での視認性にも優れます。

また、後継機種のiPhone15シリーズでは、下位モデルのダイナミックアイランド搭載やA16・A16 Proチップの搭載など、全体的にアップグレードされています。気になる方は、iPhone13・14・15の比較ページもご確認ください。

iPhone14とiPhone13 Proのカメラ性能を比較

カメラ性能は過去機種でも、望遠カメラ搭載のProモデルがより優れています。iPhone14のカメラスペックは、デュアルカメラ（広角・超広角とも12MP）にナイトモード、シネマティックモードなどを搭載しています。
 

iPhone13 Proはトリプルカメラ（広角・超広角・望遠すべて12MP）にLiDARスキャナ搭載、マクロ撮影、ナイトモード（すべてのレンズ対応）、ProRAW・ProRes動画撮影対応などの性能となっています。

iPhone13 Proは望遠レンズによる3倍光学ズームも使えますので、カメラ機能が大幅に強化されています。iPhone14も高画質な写真・動画が撮影できますが、ズームやマクロ、プロ向けの編集機能ではiPhone13 Proが優位です。詳しくは、カメラ性能でおすすめのiPhoneモデルでも解説しています。

iPhone14とiPhone13 Proのストレージ容量を比較

iPhoneのストレージ比較も注目されるポイントですが、iPhone14では128GBと256GB、512GBの3種類があり、iPhone13 Proは128GBと256GB、512GBに加えて1TBも選択可能です。

👉iPhone14でのおすすめストレージ容量は？

iPhone13 Proは最大1TBまであるので、動画や写真のほかアプリを大量に保存したいユーザーにとっては大容量ストレージが魅力です。ただ、512GBでも充分なストレージ容量なので、iPhone14を選んでも大半のユーザーは問題ないでしょう。

iPhone14とiPhone13 Proのバッテリー容量・持続時間を比較

バッテリー持続時間には違いがあり、iPhone14は動画再生で約20時間、iPhone13 Proは約22時間持続します。

バッテリー容量自体はiPhone14の方がやや大きいですが、iPhone13 Proはディスプレイのリフレッシュレートを自動調整することで消費電力を抑え、実使用でのバッテリー持ちはほぼ同等かやや上回る傾向です。どちらも急速充電・ワイヤレス充電・MagSafeに対応しています。

iPhone14とiPhone13 Proの寿命・使える期間は？

2025年5月時点で、両モデルとも最新のiOSバージョンに対応しており、今後も数年間は最新のiOSアップデートが期待できます。Appleは発売から5〜7年程度のサポートを継続するため、iPhone13 Pro（2021年発売）は2027年頃まで、iPhone14（2022年発売）は2028年頃までの長期利用が可能です。詳しくはiPhoneの寿命の目安や、iPhone13はいつまで使える？の関連記事でも解説しています。

ハードウェア性能も高く、日常用途や最新アプリの動作に不満を感じることはほとんどありません。中古市場やリファービッシュ市場でも人気が高く、長期的な資産価値も期待できます。

iPhone14とiPhone13 Proはどちらを購入するべき？おすすめするユーザーの傾向

性能について一通り比較した上で、iPhone14とiPhone13 Proでおすすめするユーザーの傾向をまとめました。

・iPhone14をおすすめするユーザー

• 軽量で扱いやすいiPhoneを求める方
   
• カラーバリエーションやデザインの柔らかさを重視する方
   
• 最新のiOSや基本性能を低価格で体感したい方
   
• 基本的なカメラ構成で十分な方
   
• リファービッシュ端末の価格重視派
   

・iPhone13 Proをおすすめするユーザー

• 120Hzの滑らかなディスプレイ体験を重視する方
   
• 望遠・マクロ・ProRAW/ProRes撮影などプロ仕様のカメラ機能を活用したい方
   
• 高級感あるステンレスフレームやマットガラスの質感を求める方
   
• 1TBの超大容量ストレージが必要な方
   
• ゲームや動画編集など高負荷作業でパフォーマンスを最大限活かしたい方
   

iPhone14とiPhone13 Proは同じA15 Bionicチップを搭載しつつ、ディスプレイやカメラ、デザイン、ストレージ、バッテリーなど多くの点で個性が異なります。軽量でカラフルな最新モデルを選ぶならiPhone14、ワンランク上の体験やプロ仕様の機能を求めるならiPhone13 Proがおすすめです。

どちらも長く快適に使える高品質なiPhoneであることに変わりありません。購入時は、ご自身の用途や重視するポイントを明確にして選ぶと満足度が高まります。詳しくは、iPhone14とiPhone13シリーズの比較もご参考ください。