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もう既に手元にある十分な機能を、なぜわたしたちは「新品」と引き換えに手放してしまうのでしょうか。
ファストテック。それはスマートフォンやPCなどの電子機器を、毎年あるいは数年おきに次々と買い替えていくような消費スタイルを意味しています。新しい機種が次々と登場し、本来まだ使えるはずの製品もすぐに古く感じられ、短期間で買い替えるのが当たり前の習慣として定着しつつあります。このような短命化するデバイスサイクルは、大量の電子廃棄物やCO₂排出の原因となっており、環境負荷への影響を大きくしています。
日本では、新品スマートフォンの出荷台数が年間約3000万台であり、中古スマートフォンは年間約300万台と10分の1程度の数字となっています。一方、欧州の国では3人に1人が中古またはリファービッシュ品のスマートフォンを持っていることから、世界基準で見ても日本は突出して新品信仰が進んでいる市場と言えます。
私たちはなぜ数年ごとに最新モデルを買おうとするのでしょうか。いざ買い替えてみても、思ったほどの進化は感じられないことも多くある中、大量生産や大量消費の裏で、環境への負荷は大きくなる一方です。
今必要なのは、「新品が当たり前」という常識を一度見つめ直すことかもしれません。
デジタル機器におけるガス排出量は、地球温暖化ガス排出量全体の4%を占めており、このままでは2040年には14%に達する可能性があります(2016年時点の排出量をもとにした予測)。
2022年時点で、世界中に流通していた携帯電話は約160億台。そのうち53億台が廃棄されると予測されています。
電子廃棄物の量は、リサイクルのスピードの5倍の速さで増えています。
デジタル機器におけるCO2排出量の約40%は、製造段階で発生しています。
リファービッシュ品は、新品に比べて最大92%もCO2排出量が少なくなります。(ADEME(フランス環境エネルギー管理庁)の 「リファービッシュ製品に関する環境影響評価」より)